たんぱく質マニアの管理栄養士が「高たんぱく牛乳」を飲んでみた!一般的な牛乳との違いやおすすめの活用方法をご紹介
こんにちは。たんぱく質不足が気になる、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。
たんぱく質は、髪、肌、筋肉、内臓など全身のあらゆる細胞を健康に保つために必要な栄養素。
不足してしまうと免疫力の低下にも関わってくるとあれば、毎日しっかりと必要以上の量は摂りたいところです。
そんな筆者は、今までにも「高たんぱく商品」についての比較記事を書いてきましたが、今回は牛乳なのにさらに高たんぱくな商品を発見!
この記事では、管理栄養士である筆者が、初めて試してみた「高たんぱく牛乳」についてご紹介します。
飲んだ感想とともに、おすすめのアレンジ方法やぜひ飲んでほしい人についても触れていますので、参考にしてみてくださいね!
今回試したのはコチラ!
・PREMiL(プレミル)からだケアミルク Powerd byビヒダス/森永乳業/720ml
一般的な牛乳は1000mlサイズの紙パックで販売されていますが、こちらはやや小ぶりなサイズでした。
パックのキャップ部分はプラスティック、本体は紙素材となっており、角がなくて丸みがあるので持ちやすいという印象。
パッケージ中央には「高たんぱく35g と「ビフィズス菌BB536」いう表記があり、一般的な牛乳にはない特徴が強く打ち出されていました。
それに加え、「食物繊維」「低脂肪」という表記も、健康やダイエットを気づかう人への訴求力が高くなっていると感じました。
商品の分類としては、牛乳に乳製品、食物繊維、乳たんぱく質などを加えていることから「乳製品乳酸菌飲料」となっていました。
栄養成分は、コップ1杯(200ml)あたり、つぎの通りです。
・エネルギー …… 109kcal
・たんぱく質 …… 9.9g
・脂質 …… 1.9g
・炭水化物 …… 14.7g(糖質12.4g、食物繊維2.3g)
・カルシウム …… 350mg
一般的な低脂肪牛乳と比べると、たんぱく質とカルシウムは1.3倍も多く含まれています。(※)
また、本来牛乳には食物繊維や乳酸菌は含まれておらず、これらは「PREMiL からだケアミルク Powerd byビヒダス」の特徴的な成分となっているのです。
※……日本食品標準成分表2020年版(八訂)参照。
見た目、味の違いは?驚きの実感も!
画像左側は、筆者が自宅でよく飲んでいる低脂肪乳、右が今回試してみた「PREMiL からだケアミルク Powerd byビヒダス」です。
見た目の色には違いがなく、液体の状態にも違いはなく、見ただけではどちらも同じという印象。
飲んでみると、味の違いは歴然の差がありました。
左は、すっきりとした軽い飲み口なのに対し、右は、甘味とうま味を感じるような濃厚な味わいが!
牧場で飲むような絞って間もない牛乳とはまた違う、飲みごたえのある味で、飲んだ後に満足感すら感じるほどだったのです。
ちなみに、筆者はコップ1杯ほど飲んだあと、次第に空腹感が和らぎ間食をとらなくてもいいくらいお腹の虫が治まってしまったのには驚きました。
この理由として考えられることは、牛乳のたんぱく質に含まれているカゼインとホエイプロテイン(乳清たんぱく質)の影響です。これらのたんぱく質は、体内で食欲を促進するグレリンというホルモンの分泌を抑えるといわれ、それによって満腹感が得やすくなると考えられるのです。
原材料を見る限り「PREMiL からだケアミルク Powerd byビヒダス」には、一般的な牛乳よりもさらに多くこれらが含まれているといえるでしょう。
こんな使い方がおすすめ!
以上のことから、「PREMiL からだケアミルク Powerd byビヒダス」はいつものタイミングで牛乳に置き換えて飲むのはもちろん、小腹が空いたときや空腹を強く感じる食前に飲むことで間食や食事の食べ過ぎを抑えることも期待できますよ。
また、料理に加えることでうま味が強くなり、減塩にも役立つこと間違いなし!
ホワイトソースを手づくりしたり、ミルクスープや煮込みをつくるときなどにぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
とくに、バランスのよい食事がなかなか実践できない人、食事量が少ない人、筋肉や骨の衰えを予防したい人は、ぜひ栄養バランスを整えるためにも「高たんぱく牛乳」を食生活に生かしてみてくださいね。
★この記事を書いたのは・・・
管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
小学生女児のママ。食べること・料理をすること・喋ることが好き。講師、食材記事の執筆・監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、YouTubeチャンネルを運営しています。