辛~い酸っぱ~い【キムチ】を美味しく変身させる!管理栄養士おすすめの食べ方3選

2021/01/07
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。
体にいいもの&おいしいものが大好きな、管理栄養士でサンキュ!STYLEライターのゆかりです。

白菜が安くておいしいシーズン=それを漬け込んで作られた「キムチ」も出回るシーズンでもあります!


乳酸菌と野菜が摂れる健康食品として、スーパーや宅配で無添加キムチなる市販品を買い続けてきた筆者ですが、最近、しっかりと発酵させた辛くて酸っぱい本格手作りキムチを口にする機会が増え、すっかりその味にハマってしまいました。

そうはいっても、食べ慣れていない人には食べにくかったり、口の中が悲鳴を上げてしまい、なかなか箸が進まないことも…


この記事では、そんな一癖も二癖もあるキムチをペロッと食べやすく変身させる食べ方を紹介します!

1:定番「〇〇キムチ」

キムチ豚
stockstudioX/gettyimages

キムチとは、野菜に付着している乳酸菌が、温度や時間と共に糖分をエサに発酵し、乳酸という酸味の元を増やしていく食品。そのお陰で、腐敗菌などの繁殖が抑えられる保存食なのです。

ところが、あまりに発酵が進むと、徐々に食用するにはつらくなるほど酸っぱさが増していきます…
(そこら辺を基準に賞味期限が設定されているのだとか)


うっかり食べ忘れていた時など、酸味をとにかくどうにかしたい時は、
● 豚肉の薄切り
● ごま油
を使って、「豚キムチ」炒めに!

熱や油を加えることによって、酸味を抑えることができますよ。
人によっては、マヨネーズで炒めたり、砂糖や蜂蜜を少し加えるという方法も。
(甘味も酸味をカバーしてくれる効果あり◎)

2:汁もスープへIN

キムチ自体は、そのままでも食べられますが、場合によっては漬け汁が余ることもありますよね?

汁にも、キムチの栄養素が含まれているので、そのまま捨ててしまうには惜しい…

そんな時には、ぜひ汁物や雑炊に使っちゃいましょう!
● 水
● お好きな野菜、きのこ など
● 鶏がらスープの素/中華だし など

水は、キムチの容器をすすいで中身を残さず鍋に入れると効率的◎
火にかけて沸いてきたら、食べやすく切ったりちぎった具材を入れてやわらかく煮(雑炊はこの後、洗ったお米を加えて)、適量の調味料で味を調えれば完成!


辛味や酸味が薄まるので、キムチの漬け汁で作ったとは思えない仕上がりですよ。
(実際に、水キムチの汁を使った酸辣湯風の雑炊が大ヒットの出来でした◎)
お好みで、溶き卵を落としたり、ちぎった海苔をのせてもGood!

3:イチオシ「クリーム〇〇〇」をプラス

ここまでは、加熱する方法のご紹介でしたが、そのままキムチの生きた乳酸菌を取り入れる方法もご提案します!

筆者が個人的に一番好きな組み合わせは、【キムチ+クリームチーズ】。

パンにクリームチーズを塗ってキムチをのせるのみならず、サラダにも活用できますよ。
● わかめ(水に戻して絞って切る)
● ツナ(漬け汁を切る)
● しょうゆ
これらをクリームチーズ、キムチと和えるだけ。
しょうゆは好みの加減で加え、ツナがノンオイルタイプであれば、少々ごま油を追加しても◎

キムチの味が濃い場合は、量を少なめに細かく刻むとマイルドに。
辛味が強くないものは、子どもたちも喜んで食べること間違いなし!
(我が家では、4歳と3歳児にも好評でした)

キムチをもっと食べよう!

本場韓国では、発酵させたものがキムチの定義ともいわれていますが、国内のキムチは発酵させずに和えただけのものもあるようです。

そうであっても、やはり時間が経つと辛味や酸味に変化が出やすいもの。

ぜひ、ちょっと食べにくくなったキムチが手元にある場合は、これらの方法を試してみてくださいね!



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

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