後ろめたくなんかない!専業主婦が一時保育に子どもを預けるメリット

2021/09/13
  • ライター。転勤族の夫、3歳0歳の姉妹と暮らす。「わたしが楽する暮らし方」をモットーに記事を執筆。 もっと見る>>

「わたしは専業主婦だから・・・」と、家事も育児も1人で頑張っていませんか?
実は共働き家庭でなくても、保護者のリフレッシュ目的で保育園に子どもを預けることができるんです!
今回は0歳3歳の姉妹を育児中のわたしが、一時保育を使うまでの流れや専業主婦が子どもを預けるメリットをお伝えします。

一時保育ってなに?

「一時保育」とは、パート勤務や冠婚葬祭、傷病、そのほかの私的な理由などによって一時的に保育ができないときに、保育所等で子どもを預かってもらえる制度のこと(保育所等の入所の対象とならない、健康な就学前の子どもが利用の対象)。

実は、「日頃の育児疲れを解消したい」「1人の時間がほしい」等の保護者のリフレッシュが目的でも、子どもを預けることができるんです!
私的利用の場合、一時保育を利用できる日数に制限があるので、役所等で確認してみるのがおすすめ。

子どもと離れたいなんて、母親失格・・・。悩んでいたわたしの背中を押した、保健師さんの言葉

専業主婦のわたしがはじめて一時保育を利用しようと思ったのは、長女が生後11ヶ月の頃。
動きが活発になった娘は目が離せず、一日中彼女につきっきり。
夫は仕事で忙しく、転勤で地元を離れているため身近に頼れる人もいない・・・。
2人きりの生活がどんどん息苦しくなっていきました。

子どもの成長を間近で見られる幸せを分かってはいるけど、1人の時間も欲しい。そんな風に考えるわたしは、母親としてダメなんじゃないだろうか・・・。
そうやって悩んでいた時に、市が主催する検診で保健師さんにすすめられたのが、「一時保育を利用する」という方法でした。

働いていないのに子どもを預けるなんて・・・と後ろめたさを感じて、考えてもいなかった一時保育。
「専業主婦が保育園を使ってもいいんですか?」と思い切って聞いてみると、保健師さんは「もちろん!」とうなづいた後に、こう言ってくれました。
「ママが笑顔でいてくれた方が、子どもだって嬉しい。子どもと離れてお母さんの気持ちがちょっとでも軽くなるなら、どんどん一時保育を使ってください!」

ママが笑顔でいるためには、自分を優先したっていい。
保健師さんの言葉に背中をおされ、一時保育を使ってみよう!と決めたのでした。

専業主婦が一時保育を利用するまでの手続きって?

一時保育を利用するには、希望日までに利用登録をする必要があります。
役所等で一時保育を実施している保育所を確認し、まずは利用する保育園を決めましょう。
近所であれば実際に行ってみて、通いやすさや園の様子を確認しておくのもおすすめです。

園が決まれば直接保育所に電話をかけ、面談の予約をします。
面談といってもかしこまったものではなく、普段の服装で子どもと一緒に保育園に行き、事前に書いた書類をもとに、先生と30分程度話をするだけ。
面談時に特に問題なければ、すぐに一時保育を利用できるようになります。

地域によっては予約が取れないところも・・・。一時保育を利用するときに注意することは?

一時保育を利用したいママは案外多いもの。
そのため地域によっては「登録はしたけど、予約が取れなくて子どもを預けられない!」と悩むママは少なくありません。

わたしが住んでいた地域も予約が取りにくく、常に1ヶ月先まで満員。
先生に相談すると「予約が取れるのは予約開始日かつ受付開始から30分以内に電話が繋がった時だけ」とのことで、毎月必死で電話をかけていました。毎回100回以上掛け直しますが、それでも予約が取れるかどうか・・・。
登録の園を増やし、予約が取れた園を利用するようにしていました。

予約ができない時は保育園に相談する、園の登録を増やしてかけもちする、駅や市街地から少し離れた園を利用するなど、工夫してみるのがおすすめです。

専業主婦が一時保育を利用するメリットは?

予約に苦労しつつも一時保育を使ってよかったと思うのは、自分の気持ちに余裕が生まれたことです。
1人の時間をもつことで自分について考える余裕ができ、執筆活動や勉強など以前からやりたかったことに挑戦できるように。
お迎えに行くと「ママ!」と嬉しそうに駆け寄ってきてくれる娘の顔を見たら、彼女と一緒に過ごす時間を大事にしようと前向きに考えられるようになりました。

子連れでは行きにくいカフェに行ってみる、一日中ダラダラする、自分のための勉強をするなど、リフレッシュの方法は人それぞれ。
自分が楽になる過ごし方を見つけてみてくださいね!

一時保育を活用して、機嫌よく子育てを乗り切ろう!

いつも家族のために頑張る専業ママ。休みたいと思いつつ、「でも自分は働いていないから・・・」と引け目に感じる気持ち、よく分かります。
でも、ママの人生だって一度きり。家族との時間を楽しむためにも、一時保育を上手に活用して、ママでも妻でもない「わたし」としての時間を大切にしていきましょう!


◆記事を書いたのは…しば
転勤族の夫と3歳0歳の姉妹と暮らす専業主婦。元銀行員。「転勤族でもママでもイキイキと働けるようになりたい!」と執筆活動を開始。お金や時間のやりくりが得意。

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