【目指せ貯め上手!】家計の予算立ての基本4ステップ

2020/02/13
  • ライター。転勤族の夫、3歳0歳の姉妹と暮らす。「わたしが楽する暮らし方」をモットーに記事を執筆。 もっと見る>>

元銀行員の知識を生かして家計管理に奮闘中、お金とうまく付き合いたい!ライターのしばです。

「家計簿はつけているが予算を立てたことがない」「いつも予算通りにいかずに赤字…」という方は少なくないですよね。
安心してください、私も最初はそうでした!

正しい予算の立て方が分かれば貯金ができるだけでなく、自分のやりたいことにお金を使えるように変わっていきますよ。

今回は、家計の予算立ての基本を4つのステップに分けてご紹介します。

貯金上手には『予算立て』が必須です!

長年家計管理をしている主婦でも、意外と予算立てしないって方が多いんです。
「収入と支出を常に把握していて、赤字になることは絶対ない!」と断言できる貯金上手さんは、この記事をスルーしてくださいね。

そうでない方は、予算立ては必須。
なぜって、お金を使いすぎてしまう理由は「どこまで使っていいか上限が分からない」か、「立てた予算が自分に合っていない」からです。

正しく予算を立てることで、「自分がやりたいことにお金を集中できる」「貯金しながら好きなことができる」ようになっていきます。

予算立ては「年間→月次」の順で

正しい予算立てのポイントは、予算を1ヶ月単位で考えるのではなく、【年間予算を立てる→月割りする】の順で考えることです。

1年で予算を立てることで、児童手当等の特別な収入も把握しやすくなりますよね。
支出管理も月次で赤字になって落ち込むより、「1年で黒字になればいいか」と思った方が気が楽!

より実現可能な予算を組むために、昨年の実績に近い予算を組むように意識してみてください。

家計簿もつけてないし、通帳やカード履歴を見ても何に使ったかわからない!という方は、1ヶ月でいいのでまずは支出記録から。
実績がないと無理な予算を立てがちなので、ここは頑張って一手間。
ざっくりでいいので日々の生活費をつかむところから始めましょう!

予算立てステップ①:収入の予算を立てる

まずは収入の予算を立てましょう!
紙かノートを用意して、以下の4点を書き出してください。
昇進や転職などで昨年と状況が変わっている方は、収入の増減を反映させたものを記入してくださいね。

①給与額:年間の手取り額。源泉徴収票「給与」欄からボーナスを引いた額
②ボーナス:手取り額
③臨時収入:パート代の予想額や児童手当、保険の割戻金など
④合計額

年間予算が書けたら、今度はボーナスを抜いた固定収入を月割り《(①+③)÷12》。
これを月次の予算立てに使っていきます。

予算立てステップ②:先に貯金額を決める

収入予算を立てたら、「先取り貯金」の額を先に決めてしまいましょう!

ここでポイントは、【毎月必ず貯金できる金額にする】こと。
「年100万貯める!」と金額で目標を立てるのもいいですが、そのせいで日々の生活を切り詰めたり、せっかく貯金できているのに「目標に足りなかった…」と落胆したりと、ストレスになってしまう原因に。

まずは、貯金を習慣化するところから始めましょう!
千円でも1万円でもいいので毎月貯金して、「自分も貯金ができるんだ!」と自信をつけていくことが大切ですよ。

予算立てステップ③:固定費の予算を立てる

ここまできたら、いよいよ支出予算!
支出は「固定費」「変動費」「特別費」と3つにわけて予算立てをしていきます。

まずは、「固定費」の予算立てから。
家賃や住宅ローンなど「毎月必ず支払いが強制されているお金」を書き出してください。
ただし、テレビの受信料や保険の年払いなど「予測できる不規則な大型出費」は「固定費」に含まず、「特別費」として管理します。
(「特別費」については別記事で!最下部にリンクがあります)

我が家では毎月大体同じ額が出ていくものを「固定費」と位置付けているので、光熱費や夫婦のお小遣いも「固定費」として予算立てしています。

予算立てステップ④:変動費の予算を立てる

最後にやっと計画をたてるのが、「変動費」!
【収入額ー(先取り貯金+固定費)】が「変動費」の上限です。
固定費や貯金額が少ないほど変動費にゆとりがでますよね。

雑誌のお金特集では「食費」「日用品」など品目がズラーっと並んでいたり、「30代夫婦の平均的な食費は?」と予算の目安がありますが、一度全て忘れてください。

なぜなら、人によって価値観が全然違うから!
お金って、自分や家族がやりたいことを実現させるために使うものですよね?
他人の決めたものではしっくりこないのは当たり前。
費目や予算配分は、自分で自由にカスタマイズしてOK!

ここでポイントは、【やりたいことを考える→予算配分】の順で予算を立てること。
例えば我が家の場合、「将来のために勉強したい」と「娘のもの」は価値が高いので予算を立てし、後は全部「生活費」として一括!
月8万円に収まればOK(来年の予算立てのために家計簿アプリでは細かく項目分け)としています。

変動費はルール作りも自由でOK。
どの支出がどの費目になるのか、家族で話し合ってルール化してみてくださいね。

自分や家族の価値観に沿った予算立てをしていこう!

家計管理に予算は必須!
とはいうものの、なかなか自分の行動と予算が合わなかったり、予算自体が最初から赤字になってしまったりすることも…。
貯め上手さんになるためには、ある程度の時間が必要です。
「収入〉予算」になるように、自分や家族の価値観に合わせて取捨選択しながら、費目や予算配分を調整していきましょう。

◆記事を書いたのは…しば
1歳娘を子育て中の専業主婦。元銀行員で預金と運用相談を担当。ズボラで飽き性だけどお金だけはきっちりしたいと結婚直後から家計のやりくりに奮闘中。

計算中

関連するキーワード