【発達障がいの次男】コロナショック!衝撃の電話がかかってきた!

2020/06/21
  • ガッチリやりくり!ライター 家族のためにガッチリ!やりくりライター“そらんぽりん。”です。7年で1000万円貯めました! もっと見る>>

新型コロナ感染症の流行期間中はやっぱり
脱水中の中の洗濯物のように。ブンブンブン。
振り回されましたね。
臨時休校、分散登校。感染拡大を受けての休校、
出校日。再度分散登校。給食開始時期のお知らせ、
まだまだ終わらない!
ここからの、近隣での感染者確認により休校。また分散登登校。
長男と次男の小学校あわせて84件ものメールを受信していました。
スクロールするのも大変。
さらに大半は市教育委員会からのコピペ。長い!
まさに、大量でした。
さて、我が家の次男はどこに出しても恥ずかしくないほど
ハチャメチャにかわいいのですが
発達障がいがあります。
殆んど言葉が出ず、学校も特別支援学校に通っています。
診断名は『知的な遅れを伴う自閉症』です。
(ちなみに長男は定型発達。)
そんな、2人の子育てですが、皆さんの想像通り まぁたいへんです。
ただ、ぜんぜんまったく不幸ではないのです。
実生活は大いに楽しいし、幸せです。
大抵は夏の日の青空のようにハッピーな我が家ですが
ただやはり、新型コロナ感染症の流行は激辛案件。一筋縄では行きませんでした。

コロナ騒動に思う存分振り回される。(現在進行形)

母とこどもの非日常な日常

特に次男の方は言葉がうまく通じないこともあり、
学校がお休みというのがいまいち理解ができない様子でした。
カレンダーに丸をつけて、この日は行くよ
この日は行かないよ、と理解をうながします。
が、本人は全く納得いっていない様子 。
登校時間になると学校に行く準備を始めてしまいます 。
『だよね!』
と思いながら長期戦を覚悟する私。
慣れてくれるまでの行程は 険しく長かったです。

さらに私はパートで医療機関に勤めております。
今まで働いてきた一般企業と病院が根本的に違うなと感じるのは、
病院の存在理由に『社会に対しての責任』があること。
我々は何のために存在する機関なのか?当然こんな時の為だ。
さあ、今こそ真価を試される、各自働くべし!
という使命感が職員に根付いています。
パンで言うなら、イースト菌。
建物で言うなら、定礎。
どうも切っても切り離せなさそうです。
かくいう私はパートなので薄情です。
イースト菌も居ないし、定礎もないのでフニャフニャです。
『この時給で!?犠牲なき献身こそ真の奉仕じゃないの?ねぇ!ナイチンゲール!』
という『至極まっとう(と思っている)論』が煮詰まったコーヒーのように
薄れることはありませんでした。イッツドライなのです。
心中荒ぶり 没後の偉人へ ぶうぶう言いながらも 
しかし、ドクターをはじめ病院職員一同の根底の高い倫理観には
背筋が伸びる思いでした。
のみたくないほど煮詰まったコーヒーを飲み干したことを軽く韜晦しつつ
結局のところ
『私も絶対休めない』ことを
遅れて自覚したのです。

※フローレンス・ナイチンゲールの言葉
『犠牲なき献身こそ真の奉仕です。』
=私は、自己犠牲のみに頼る活動は長続きしないよ。と解釈します。

衝撃の電話が……!

通常であれば次男は 小学校に行き
放課後デイサービスに行くという流れができていましたが、この騒動です。
通常なんて、3月半ばで 
博多どんたくの遥か後方にぶっ飛んで山笠に轢かれて
消えています。
結果ずっと放課後デイサービスに朝から夕方まで預ける という、
次男にとっては、細かい理解が及ばず
退屈で窮屈で鬱屈した状況になってしまいました。
次男の通う
放課後デイサービスは、感染症対策で
常に窓が開いて小寒く
野外活動は禁止なので最低限の散歩のみ
嫌いな手洗いは必須になっていました。
本人的には色々言いたい事もあったでしょう
思いどおりに行かないことばかりだったのかもしれません。
腹いせに
貴重な使い捨てマスクのゴムを、
着けて0.2秒で引きちぎるぐらいのことはしましたが(しかも3個連続)
彼はやっぱり うまく感情をこちらに表すことができません。
そして
ある日、放課後等デイサービスから衝撃の電話が入ります。

『 お母さん。次男くんがデイサービスのお部屋の壁を蹴って穴をあけました。』

え?え?
あまりのショックにその後何をしゃべったか
まったく覚えてえていません。
平謝りしたことと
やるせなく渦巻くいいしれぬ感情
これしか当時の記憶はありません。
きゃー。

次男のストレスのゆくえ

ストレスが MAX に達した次男は、上手く言葉に出せず
結果、思いが行動に直結したのでしょう。
そりゃもう、イライラしていたのだろうね。
今までモノに当たったことはなかった、次男。
そして
無惨にも蹴破られた壁……!
とりあえずその対象が物だったことにひたすら感謝です。
人だったり、自分自身だったりすることも
十分考えられたわけですから。
しかし、今回のことで
これきっかけで対人の他害や自害に興味が移ったらどうしよう……!
というひやりとする恐れが
心の裏にシミのように広がっていったことも事実です。
ううっ怖い……!
さらに堪えたのは
こんなご時世に、リスクしかない『預かり』をしてくれている
放課後等デイサービスに 迷惑を掛けてしまった、という事実。
あぁ、申し訳ない……!

しかし、どうして気づいてあげられなかったのか……!
と自分を責めまくる お決まりのパターンは
敢えて一切しませんでした。

今までの経験上 過剰に自身を責めても、何の解決にも結びつかない上に
メンタルにガンガンに響いて 
そのメンタルをてっとりばやく立て直すために
やたらにローソンのスイーツを食べて体を痛め付け(?)たり
特に必用でないブランドバックを買って財布を痛め付けたりと
マジでろくなことにならないことを体験で知ってるからです。
二次災害までひどい。
何度も通った道です。足跡つきすぎて舗装されそうなぐらい。

無駄に自分を責めない。 これ大事。

さぁ、我に返ったら
謝罪と原因追求と再発防止です!

自責をやめて、現実的に役に立つことをする。

自責代わりに 事前に話を通しておいた、小学校と放課後等デイサービスの職員さんに
マッハで電話。
新型コロナウイルスによる感染症が流行り出した頃3月頭に
何かあったら相談にのって下さい。と
事前にヘルプの要請連絡しておいたからです。

電話で話してるうちに、客観的な事実と思い込みを整理して、
原因にアタリを付け、今後の再発防止など具体的な対応を粛々と決めました。
こんなご時世です。家族を含め誰かを責めるのは一切やめました。
起きたことは仕方ないのです。
今こんな時に力を尽くしてくれる人に
もっとこうしてくれれば良かったのに!
と更なる非情な献身を求めるなんて、こちらの人間の底が知れます。

そして
壁を蹴破った放課後等デイサービスに再度
重々のお詫びと壁の修理のことや
各方面の話し合いの結果を踏まえた今後の対応
などを伝え、
最期に『本当に、いつもありがとうございます。』と
心からの感謝を伝えました。

原因はミルフィーユ。

当時テレビのニュースでは日々各県の感染者数が流され、
世間がピリピリし始めている頃でした 。
喋れない彼はそういった世間のムードを
鋭敏に感じ取ったこともあったのでしょう。
小学校が休校になりペースがつかめないということも
もちろん大きかったと思います。
私も「絶対に体調は崩せない。絶対に仕事を休めない。」
という大きなストレスの下で働いており
それが態度で伝わっていたのかもしれません。
それを踏まえて次男には 1日のうち
どこかでフォローしてたほうが良かったんだろうな。
私も忙しくて、思うように構ってあげられなかったなぁという
今後に向けての反省もあります。

『壁に穴事件』の真相は
これ!という明確なものではなくて
これら全てのことが
ミルフィーユのように
折り重なっての
総合結果での合わせ技一本はないかと考えています。
しゃべれないだけで、次男は繊細な心を持っているからね。

これは、やっておいて良かった!

ただ ひたすら落ち込むとか、
誰が悪かったとか もうそういうのは、
本当にしませんでした。
まあ、あえて言うなら『新型コロナ感染症による流行』が悪い!

そういうわけで こういうことが起こったらここに相談して
こういう風にしよう
と事前に決めておいたことは
とても良かったと思います。
なぜなら実際そういう状態になった時に
もう心がへとへとに疲れてしまっていても
事前に決めておいたその通りに行動することができるからです。
やはりあらかじめ自分たちができるベストの
道筋を決めておく
最悪を想定をする
というのはすごく大事だな
としみじみ考えさせられた 今回の出来事でした。

因みに対策としては 生活に変化を付ける。でした。
ひとつのデイに連日、朝から晩まで行きっぱなしだったのを
他の放課後等ディサービスも利用する。に変更。
ラッキーなことに、小学校の登校が開始したので午前中は小学校。
午後はディ。という流れが出来たことも良かったようで
そられからは、壁に穴を開けるような事もなく
騒動はそれっきりでした。
これには、心の底から安心しました。

さいごに

この記事を書いたのは
家族のためにガッチリ!やりくりお金ライターのそらんぽりん。
今回も、お金って感じじゃないけどね。
九州の端っこに家族四人で住んでいます!
賃貸物件在住の転勤族。
旦那と私と長男、次男。
発達障がいの次男に心を砕いております。
定型発達の長男も注意深く見守り中。
子育てしながら自分もじわじわ成長中です!
たいへんだけど、実は毎日わりと幸せです!

計算中

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