アジア子供女の子が退屈を感じて自宅で退屈な宿題します。女性のかわいい子供の集中力は、紙に書きます。アジア学生実践数学テスト対象学生の研究家で

新学年・新学期はどの子も不安 そんな時に親ができること【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】

2020/06/16
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>

こんにちは。生活・美容・子育て・人間関係などについて、40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。現在【23歳】と【19歳】になった娘たちの子育て経験と、心の勉強から学んだこと、お客様とのお話を通して、新しい生活が始まる、お子さんたちへの向き合い方について書いてみようと思います。

はじめは誰でも 成長しても不安

 さいたま市では、少しずつ学校が再開始しているようです。日々変わる登校時間や生活に、親御さん、お子さんの中には、戸惑う方がいらっしゃることでしょう。
 TVを見ていたら、たまたま二人の新一年生が泣いているシーンをみかけました。何度も「がんばりたくない」と言う男の子。自宅学習をしながら「やってもわからない……」としょげる女の子。『そうだよね』と、私自身も画面に向かって話しかけておりました。

 わが家の娘たちも、入学時や新学年に上がる時には、いくつになっても不安を口にしていました。仲がいい子と離れてしまった、担任の先生が自分に合っている or ちょっと苦手。部活の先輩、後輩、担当の先生。高校生からは勉強や通学のこと。大学生は体育会、サークル、バイト、就職活動など、様々です。

まずは言うだけ言わせてあげよう

 高校生以降は、自信を持って欲しくて、彼らの体験談を引き合いに出して伝えました。「小学生や中学生の時にもそう言っていたけれど、結果としてお友だちもできたし、何とかなっているみたいだよ。今回も大丈夫なんじゃない?」と。

 二人とも「うん、まぁ」「そっか、そうだよね」と言っていました。ただ、口ではそう返事をしたとしても、実際、話を聴いてみると、不安は不安。イヤなものはイヤ。困ったことは困った、なのです。親である私でも、それを簡単に、瞬時に取り除いてやることはできません。だからこそ、吐き出すことだけは許してあげたいし、許してあげて欲しいなと思います。

 私たち大人でも同じようなことがありますよね。その後どうするかは別にして、今は聴いて欲しい!『イヤだ~~~~』「腹立つ」『もう無理』って言いたい。言うだけ言わせて欲しいのです。一年生たちも、学校へ行けば、それなりに周囲に合わせていたとしても、「もう頑張りたくない」「やってもわからない」と、家族にだから言いたいのかもしれません。

愛とサポートを示す小さな息子と思いやりのあるお父さんが話す
fizkes/gettyimages

今の気持ちを聴くだけでいい

 不安な彼らに、私たち親ができることは「そっか、そっか」と『聴く』こと、だと私は思います。今はそう思っているのね。泣きたいのね。不安なのね。困っているのね……と。自分を信じてくれる人、安心して一緒に居られる人、守ってくれる人にだからこそ言えることがあります。吐き出すだけで、楽になることがあるものです。

 

親である自分の不安にも目を向けて

場合によっては、お子さんよりも親御さんの方が不安という場合もあります。初めてのお子さんの時には、そうなりがちですよね。私も同じでした。だから、つい怒ってしまったり、自分の方が泣きたくなることだって……。そんな時には、頼っていいのです。スクールカウンセラー、先輩ママ、電話相談などを活用し、まずは保護者の皆さんが、ご自分を安心させることを優先することが大切だと感じています。

この記事を書いたのは……若松美穂
心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイストとして活動。心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・「お茶会」という名のおしゃべり会を全国各地で開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てに一段落した今だからこそ発信できる家事・育児に役立つ情報を発信しています。

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