空の背景とパステルカラー。ベクトルイラストレーション

気軽に夢を持つことでアガる⤴気持ち【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】

2020/08/22
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>

こんにちは。40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。24歳と19歳、二人の娘の子育て経験と、心の勉強から学んだこと、お客様とのお話を通じて感じたことを書いております。今回は『夢』や『したいことを持つ』ことで、変わることです。

「夢」ありますか?

『夢』がありますか?と訊かれたら、皆さんはどう答えるでしょう。夢ほどではないけれど、日々、「これができたらいいな」「〇〇をしたいな」というのはありますよね。私は旅行が好きです。昨年、子育てにひと息ついた友人と“母卒旅行”に北陸へ行こう!!と宿も取ったのに、2度の台風とコロナの影響で未だ行くことができずにおります。今となっては、彼女と旅行に行き、楽しい時間をと思い出を作ることが、私の夢のひとつです。

子どもたちにもあったけれど……

 わが家の娘たちにもそれぞれありました。小さい時には、学校の先生になりたい!カメラマンもいいな~。シャラポワになる(テニス選手という職業をしらず、当時有名だったシャラポワ=テニス選手だと思っていたらしいです)、たくさんの楽しい夢があり、年齢があがるにつれ、その都度変わっていきました。現実は、長女はいたって普通の会社員。二女も周りとなんらかわらない大学生。今後も、何か特別な職業に就くという雰囲気でもありません。

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HAKINMHAN/gettyimages

夢と現実はいつも一緒じゃない

 今思うのは、自分も含め、『夢』や『こうしたい!』は持っているだけでも充分なのかもしれないということです。もちろん、何かを成し遂げることができたら素晴らしい。でも、したいことを、“語ること”と“実現する”ことを、常に一緒にする必要はないと思うのです。
どちらかと言えば大きな夢をかなえることができるのは、ひと握りの人。時に、挫折やあきらめが必要な場合もありますし、現実を見ることも大切なことです。

「今」夢があることに意義がある

 何より、『夢』や『やりたいこと』があるだけでも楽しい気持ちが生まれ、その時々、向かうもの、つまり目標や目的があるということに意味があると思うのです。ですから、子どもたちに「あなたはそんな風にはなれない」とか「今のままでは無理」なんていう必要はなくて、「そっか、今はそうなりたいのね」「まずはできることをやってみよう」で、いいのではないでしょうか。

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気軽に夢を見て 気持ちをアゲる

 あくまでも私の経験ですが、したいことは「こうしたい」と口に出した方が良いと思うのです。その言葉が、自然と自分に暗示をかけ、向かいたい方向・なりたい方向に、目も足も向いていくからです。夢はいつでも、いくつになってもみればいい。語ればいい。でも、叶えられなくてもいい。叶えられないこともある。気持ちをあげて過ごす、今を充実させるためのひとつの支えくらいに思って、気軽に夢をみたら、生活が楽しくなると感じています。

この記事を書いたのは……若松美穂

心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイストとして活動。
心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・お茶会という名のおしゃべり会を全国各地で開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てに一段落した今だからこそ発信できる家事・育児に役立つ情報を発信しています。

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