厳しい今年だからこそ、冬に毎日食べてほしいフルーツ。
サンキュ!STYLEライター 食品保健指導士のmaikoです。
寒さと共にニュースでは連日厳しい数値の報道があり、緊急事態宣言発令等で大変な思いをされている方も多くいらっしゃると思います。
こんな時だからこそ、体の健康を維持することが大事ですよね。
今回は、厳しい冬を元気に乗り切るために摂取してほしいフルーツについてご紹介します。
毎日食べて元気に!健康パワーの源はコタツのお供。
コタツのお供・・・と聞いてピンッ!とくる方もいらっしゃると思います。
冬を元気に乗り切るためのフルーツ。それは・・・・、
温州みかん(みかん)です。
温州みかんの栄養素
日本生まれの温州みかん。
小さな1個に含まれる栄養素は、以下のようになっています。
温州みかん1個のカロリーは、約34キロカロリー。(※みかん1個を75gとした場合)
温州みかんの栄養素といえば、ビタミンCのイメージがありますが、実はビタミンCよりもすごい成分があります。
その成分は「β‐クリプトキサンチン」。
みかん色の色素成分です。この色素が、実は健康に良いと近年の研究で明らかになりました。
β‐クリプトキサンチンは、柑橘系の中でも特に温州みかんに多く含まれる成分です。
グラフを見て分かるように、柑橘系の中で温州みかんがトップです。
β‐クリプトキサンチンとは?
温州みかんに多く含まれる色素成分で、温州みかんを食べる日本人の血中に多く含まれていると言われています。しかし、最近では温州みかんを食べる人が減ったため、その量も減少傾向にあるようです。
農研機構果樹研究所の研究結果によると、血中のβ‐クリプトキサンチン量が高い人ほど、生活習慣病のリスク(肝機能障害、動脈硬化、インスリン抵抗性、骨密度低下およびメタボリックシンドローム等)が低くなる、という情報があります。
また、β‐クリプトキサンチンは抗酸化力があり、体を元気にする効果があると言われています。
冬に温州みかんを多く食べた人は、体内にβ‐クリプトキサンチンが蓄積され、その効果は夏までもつというデータもあります。
温州みかんを毎日食べる人は、健康と元気を維持できるという事です。
温州みかんの推奨量は1日3個程度と言われていますが、1日1個でも毎日続けることが大事です。
健康や元気のサポートに、毎日の温州みかん。おすすめですよ。
温州みかんの効果的な食べ方
β‐クリプトキサンチンを効果的に摂りたい方は、温州みかんそのまま食べる事をおすすめします。
寒い冬に温州みかんを食べると体が冷える。。という方は、市販の温州みかん100%ジュース(ストレート or 濃縮還元)を少しだけレンジでチンして、ホットみかんジュースはいかがでしょうか?(※レンジでチンする時は、温め過ぎないようにしましょう)
私は、少し温めた温州みかんジュースに生姜パウダーを入れて飲んでます。
おいしくて、体も温まりますよ。
記事を書いたのは...maiko
食品保健指導士としてメディア等で活躍中。
毎日を笑顔で過ごせるよう、食品や機能性食品の商品開発で培った知識と経験を基に、食と健康について情報を発信していきます。