【SDGs】割れた食器も直して使う 金継ぎという楽しみ
こんにちは。整理収納アドバイザー兼防災士でサンキュ!STYLEライターのみぞてんです。
私は古道具が好きで、前の世代が使っていた食器や日常雑貨を引き継いで大切にしています。古いものですから、どうしても補修が必要なこともあります。そこでチャレンジし、結果的に夫婦共通の趣味になったのが金継ぎ(きんつぎ)です。
金継ぎとは
金継ぎ(=金繕い)とはヒビや欠けた陶磁器などを補修する技法の一つ。漆で破損部分を補い、金属粉で仕上げます。
金継ぎとは言いますが、金に限らず銀やプラチナなどいくつかの金属粉から好みのものを選んで使用します。
難易度
伝統的な技法ということで、難しい印象を抱きがちではないでしょうか?
しかし最近では初心者向けキットも多く発売され、HOWTO動画も配信されていますから、丁寧に工程を踏めば作業自体は難しくありません。不安な方はワークショップで学ぶこともできます。
漆を使った場合、一工程ごとに乾燥期間を挟むので、完成までに時間はかかります。漆の代用に樹脂を使うキットもあるようです。この待つ時間も込みで楽しめる人に向いています。なお暖かな気温が適している漆の乾燥。今からちょうど良い季節ですね。
魅力
個人的に金継ぎの魅力は、手間がかかることと、直した食器に対する愛着が高まる所だと思っています。
一度にできる作業に限りがあるからこそ、集中して無心で作業に取り組めること。そして量販品でも自分の手入れることで唯一無二になること。
また、わが家は夫婦で作業しているので今まで以上に会話が増えましたし、子どもがお皿を欠けさせても「金継ぎの材料が増えた」と思えば心も穏やかです。
まとめ
思い入れのある食器や陶器の雑貨など、欠けてしまったその時に、手放す以外の選択肢として「金継ぎ」の事を思い出してみてください。
心が豊かになり、物も大切にできる、いい所たくさんの趣味としていかがでしょう。
◆この記事を書いたのは…みぞてん
子育て経験と専門知識を基とし、子育て家庭に寄り添った防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。特技は料理。