停電を経験して体感!防災に本当に役立つアイテム5選
サンキュ!STYLEライターのワーママManaoです。
立て続けに台風が来るこの季節、防災への意識が高まります。
2年前に大阪を直撃した台風21号。我が家は33時間停電しました。
停電すると不便はもちろんですが、思いもよらない事が起こります。
実際に経験した体験談と本当に役立つアイテム4選をご紹介します!
台風21号
2018年9月に西日本に上陸した台風21号。
近畿地方に莫大な被害をもたらしました。私の住む地域でも家屋の被害、大規模停電が起こりました。
家屋の被害
私の住む大阪北部は、2ヶ月前に大きな地震があったばかりで建物に被害がでているお家もあり、ブルーシートが屋根に張られたまま台風が直撃しました。
台風上陸している中、窓から外の光景を見ましたが、瓦屋根がヒラヒラと飛んでいたり、ありとあらゆる物が飛んでいくのを目にしました。
台風通過後はというと、至るところで電柱や木が倒れていて、瓦や物が落ちていたり。
本当に恐ろしい光景でした。
停電
電柱が倒れた影響で停電が起こりました。
幸い、我が家は停電を免れたのですが、道一本挟むとあたり一面真っ黒。
車がたくさん行き交う道の信号機が倒れていて通行するのも怖かったですし、事故が起こらないか心配でした。
停電を免れたので友人が避難してきたところで突然の停電!
暗闇に襲われた時、絶望と不安が一気にこみ上げてきました。
そこから復旧まで33時間かかりました。
停電したらこうなる
停電すると、予想外のことが次々に起こります。
とにかく暗い!
暗いと何もできないことを改めて実感しました。
ガスコンロは使えるので、調理は出来るのですが、灯りがないとそもそも何も出来ません。
防災セットにあるような懐中電灯なんかじゃはっきり言って全然灯りが足りません!!
自動水洗のトイレは流れなくなる
自動水洗のトイレはたちまち流れなくなります。
2階のトイレは便器のサイドに引っ張る紐があり、それで流せましたが1階のトイレは全自動の為使用不可に。
ちなみに停電時、マンションの上の階に住んでいる友人宅は断水にあったそうです。
マンションは上の階に水が出るようにするのに電力を使っていることが理由だそうです。
断水になるとトイレの水は流れないしそれは悲惨なので、断水になる前にお風呂に水を溜めておくしかありません。
冷蔵庫の中身が腐る
我が家は停電直後に、冷蔵庫の中身を腐るものを優先してクーラボックスに避難させました。
当時はまだ日中外気温30°を超える暑さでしたので、エアコンが効かない部屋に放置するとたちまち腐ると判断しました。
実家は20時間で電気が復旧した為、冷蔵庫の中身そのまま保冷が効き無事だったそうです。
1日を超えて停電する可能性がある場合は、クーラーボックスに避難させた方が良いですが、短時間ならそのままでも問題はなさそうです。
通信難民になる
停電すると、たちまち通信難民になります。
テレビはつかないし、wifiも接続できない...携帯の充電の残りが気になり始めます。
携帯の充電さえ満足に出来れば、パケット代こそかかりますが周囲の状況をネットを通じて知ることが出来ます。
幸い、充電することができたので通信難民にはなりませんでしたが。
Twitterの地域に特化した情報の書き込みが一番役立ちました。
お風呂のお湯が使えない
断水していなければガスだからお風呂のお湯が出ると思ったら大間違い。
ガスのスイッチは電気で入るので停電したらたちまちお湯は使えません。
夫の機転で車のエンジンを動力にしてお湯を出すことが出来ましたが、そんなテクニック非常時には思いつきません。
しかも暗闇の中で入るお風呂は怖いんです。
停電しても日常生活は続く
我が家が停電しても、職場は停電していなかった為、いつも通り保育園に預けて私も夫も出社。
職場で携帯が充電出来たので有り難かったのですが、気分的に違和感がありました。
困ったのは、台風の影響で保育園の給食がなくなりお弁当持参になったこと。
炊飯器の電源が入らない為、お米が焚けず困りました。
お鍋でお米を焚けなくはないんですが、上手く焚ける自信と気力がなかったです。
停電した時に役立ったアイテム4選
33時間停電した我が家でしたが、本当に役に立ったアイテムをご紹介します。
LEDランタン
何より部屋中を明るく照らすランタンが役に立ちました。
懐中電灯では照らされる範囲が限られている為、不便です。
懐中電灯しかなかった実家は、キャンドルで灯りをともしていました。直火は怖いのでLEDランタンが絶対おすすめです!
ちなみにソーラーパネル付きで日中に充電出来て、携帯の充電もできるUSBケーブル付きがおすすめです。災害に備えて一家に一台は置いておきたいですね。
モバイルバッテリー
携帯電話の充電ができるモバイルバッテリーは必須アイテムです。
携帯電話さえ使うことができれば、災害時に周囲の状況がわかりますし、情報を得ることは家族を守る上で大切なことです。
家族や会社との連絡手段も携帯がなくては何も出来ません。
カセットコンロ
ガスコンロが利用できるので、必要ないと感じるかもしれませんが、停電中はなんせキッチンも暗いです。
リビングに置いたランタンの横でカセットコンロを使いお湯を沸かせると便利です。
カセットコンロがあればフライパンやお鍋で調理が出来ますし、お米も炊けますので食べることには困りません。
ポータブル扇風機
9月の台風シーズンは気温が高い頃です。
停電するとエアコンが使えないので、熱中症のリスクが上がります。
ポータブル扇風機を備えておけば暑さに対策することが出来ますし、モバイルバッテリー内蔵式のものなら携帯の充電もできます。
防災の心得
いかがでしたでしょうか。
防災リュック○点セットだけではとてもじゃありませんが実際の災害時に対応できません。
我が家は33時間の停電を経験して、電気の有り難みを実感した結果、モバイルバッテリーだけでは物足らず、大容量のポータブル電源を購入するに至りました。
我が家の経験が皆様のお役に立てれば何よりです。
ぜひ参考にして下さいね。
◆この記事を書いたのは・・・Manao
5歳と6歳の2児の女の子のママで、営業マンとして働くワーキングマザー。
お家を建てたことをきっかけに、財テクに目覚める。貯蓄、ポイ活、投資を駆使してお金を増やす事に奮闘中!
お家のコンセプトは「シンプルナチュラル」。自然素材にこだわっています。