![元家政婦が解説!どの汚れに何の洗剤を使えば正解なの?](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/623e4e38-d5b9-451b-a3ae-f4a535e5fa48.jpg?w=720&h=540&resize_type=cover&resize_mode=force)
元家政婦が解説!どの汚れに何の洗剤を使えば正解なの?
元家政婦で主婦歴20年以上のサンキュ!STYLEライターマミです。
年末は、掃除が気になる季節ですよね。「今年の汚れは今年のうちに」なんて言葉が頭をよぎります。でも、いざ掃除をするとなると、「どこに何の洗剤を使ったら汚れがよく落ちるの?」とわからなくなることも。
そこで、今回は、「どの汚れに何を使えばいいのか」を解説します。
家の中で多い汚れは「油汚れ」
![家の中で多い汚れは油汚れ](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/e80adeea-b0f3-4052-a5f0-51664f532f97.jpg?w=720&h=480&resize_type=cover&resize_mode=force)
家の中で多い汚れは、じつは油汚れです。油汚れというと、キッチンが思いつくと思います。でも、キッチンだけではないんですよ。
たとえば、床の黒ずみや、スイッチまわりなどについた手アカの黒ずみ。これらは、足の裏や手の皮脂などによる汚れですから、やはり油汚れなんです。また、テーブルについた食べ物の汚れなども、油を含んでいますよね。
ですから、油汚れを落とせる洗剤は、家じゅうで使える洗剤になりますよ。
軽い油汚れを安全に落とせるのは食器用洗剤
![食器用洗剤](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/f3f1a1c2-8068-46e6-8e93-e2b28c64d0d0.jpg?w=720&h=540&resize_type=cover&resize_mode=force)
軽い油汚れを安全に落とせるのは、台所で使う食器用洗剤です。口をつける食器を洗えるほど安全性が高く中性ですから、薄めてつかえば、家じゅうの掃除ができますよ。
おすすめなのは、床拭き。バケツの水に、食器用洗剤を数滴たらし、それで拭き掃除をすれば、床のべたつきなどが取れてさっぱりします。
中性洗剤で落ちにくい油汚れにはアルカリ性洗剤を
![中性洗剤で落ちにくい油汚れにはアルカリ性洗剤を](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/8a860d92-5cc6-4caf-a35e-12eccb33d35c.jpg?w=720&h=540&resize_type=cover&resize_mode=force)
薄めた台所洗剤では、落ちない油汚れもありますよね。油汚れは、酸性の性質を持っています。ですから、反対のアルカリ性の洗剤を使えば、酸を中和して落としてくれますよ。
おすすめなのは、アルカリ電解水です。アルカリ電解水は、水を電気分解して、アルカリ度を高めたもの。元が水ですから、界面活性剤を含んでおらず泡立つことがありません。ですから、二度拭きがいらないんです。赤ちゃんやペットが使うものなどにも使えますよ。また、除菌や消臭の効果もあります。
こちらも、家じゅうで使える便利な洗剤です。100均でも買えますから、とっても手軽ですよね。
※アルミ、ニス塗りの家具、漆器などには使えません。
水アカや尿石にはクエン酸を
![水アカや尿石にはクエン酸を](https://img.benesse-cms.jp/39writer/item/image/normal/a0dd8428-eb4a-48fa-80c5-846ea17e64ee.jpg?w=720&h=540&resize_type=cover&resize_mode=force)
どこにでも使えて便利なアルカリ電解水ですが、同じアルカリ性の汚れには効果を発揮できません。アルカリ性の汚れがどんなものかというと、お風呂やシンクの水アカや、トイレの尿石です。これらには、酸性の洗剤が効果的ですよ。
おすすめなのは、クエン酸。クエン酸スプレーも、100均で入手できます。白くこびりついた水アカには、クエン酸をキッチンペーパーに含ませ、上からラップをしたクエン酸ラップが効果的。ラップをして30分ほど放置したあと拭き取れば、水アカがキレイになります。
※クエン酸と塩素系漂白剤など塩素系の洗剤を混ぜると有毒ガス発生の恐れがあります。絶対に混ぜないようにしてください。
汚れの性質に合わせた洗剤を使い分けよう!
なんとなくで洗剤を使っていると、「洗剤を使ったのに汚れがおちない…」なんてこともありますよね。汚れの性質に合わせた洗剤を使えば、ラクにキレイにできますよ。ぜひためしてみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターマミ
主婦歴23年の元家政婦。主婦力で稼ぐ「プロ主婦」を自称。保有資格は家事クリエイター(料理科目・掃除科目)、家庭料理スペシャリスト。小学生と高校生の10歳年の差兄妹の母でもあります。
※ご紹介した内容は個人の感想です。使用上の注意をよく読んだうえでご利用ください。
※塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜると有毒ガス発生の危険があります。