音楽の能力だけじゃない!ピアノを習うと身につく3つの力
音大卒で音楽の教員免許も持っているサンキュ!STYLEライターマミです。
子どもの習い事の候補にあがることの多いピアノ。指先を使うことは脳にいいなんてことも聞きますよね。実際ピアノを習うとどんなメリットがあるのでしょうか?今日は、ピアノを習うと身につく3つの力をお伝えいたします。
先読みの力が身につく
譜面を見ながら楽器を演奏する場合、「今弾く部分」を見ながら弾いていると思いますよね?でもそれは違います。実は、常に今演奏している部分よりもちょっと先を見ています。今演奏するところを見ていてはもう遅いのです。
たとえばカラオケでも、歌うと同時に歌詞を出されてもうまく歌えませんよね?歌うよりもちょっと先に歌詞が出てくると思います。そして、先の歌詞を確認しながら歌っているはずです。
ピアノを弾く際は、「少し先の譜面を読み、それを一瞬パッと覚えて弾いていく。弾きながらまた先を読む」このような作業を繰り返しながら演奏しています。ですので、ピアノを習うと「いつでも少し先を読む」という力が自然と身につくようになってきます。
集中力が身につく
ピアノを弾いている時、ただ譜面を見ながら指を動かしているだけのように見えますが、実は色々なことを同時に行っています。
譜面で音やリズムの確認をしながら鍵盤の位置も確認し、右手と左手の両方を動かして弾く。さらに、演奏しながら自分が出している音も聴き、弾いている音が正しいかどうかの判断もしているのです。
集中しなければ、同時進行でこれらのことを行うことはできません。よって、ピアノを習うと自然と「集中力」も身につくようになりますよ。
暗記をする力が身につく
譜面を見ながら演奏するということは、「少しずつ先の譜面を一瞬覚えて弾くことの繰り返し」と先ほど書きました。そういった短期の記憶力を常に使いながら、一曲全部を丸ごと覚えて弾くという記憶力も使うのがピアノの演奏です。
普段の練習では譜面を見ながら弾きますが、発表会などの本番では曲を暗記して弾くのが普通です。これを暗譜(あんぷ)と言います。ピアニストも、ソロ演奏ではみなさん暗譜で演奏していますよね?
ピアノを習うと、曲を暗記して弾くという練習もたくさんします。よって、暗記をする力も身についてきますよ。
ピアノで身につく力は音楽だけに限らない
ピアノを習って身につくことは音楽のことだけで、普段の生活にはそれほど役には立たないのでは?と思いますよね。でも、ピアノを習うと思っているよりも多くのことが身につきます。他にも、曲を弾けるようになることで達成感を味わうことができたり、練習を続けることで自分に自信がつくなどのメリットも。ピアノで身につく力は音楽の能力だけとは限りませんよ。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターマミ
音大卒で元家政婦の異色の経歴の主婦。専攻はサックスで音楽教室の講師経験やコンクール受賞歴もあり。幼稚園児と高校生の10歳年の差兄妹の母でもあります。