「自分はダメなやつ」から卒業できちゃうたった2つのステップ
自分で自分を応援中のサンキュ!STYLEライターで、理学療法士のみかんです。
家事がうまく回せない、子どもとうまく関係が作れない、仕事と家事・育児のバランスがうまくとれない、母親としてダメダメな自分をつい責めてしまう、そんなことってありませんか?
私はこれ、全部でした!
何やってもうまくいかなくて、そんな自分をダメ出ししてしまい、落ち込んでしまうんです。
そして、そんな状態だと更にうまくいかない、という負のループ。
そこから抜け出すために有効だったのは、
「自分で自分を応援する」
ことでした。
どんなふうに応援したのか、具体的にお伝えしますね!
負のループから向けられなかった日々
私は割とやらかしちゃうタイプで。
その場で感じたこと、思ったことをそのまま口にしたり、思いついたまま行動して失敗する、なんてことをよくやっては、1人反省会をする日々でした。
そのうちに、自分の中に「監視役」が出来上がり、自分がやることにいちいち文句を言うようになったんです。
「今このタイミングで、それは言うべきじゃないでしょ!」
「もっと計画的に動かないから、そうやって失敗したんだよね。」
毎日コツコツが必要な「家事」も、正解のない「育児」も、程よいバランスが必要な「仕事と家事・育児の両立」も、私には苦手なことで、うまくできない日々でした。
頑張っているのに、できない自分を責めては結果に落ち込む毎日。
今は情報社会なので、「〇〇がうまくいく方法」なんて、ネットで検索したらいっぱい出てきます。
だけど、簡単そうに書かれているその方法でさえ、自分ではうまくやれなくて「ダメなやつだ」と更に追い込んでいきました。
そして、こんな自分は生きている意味がないとまで追い詰められていったんです。
【1】もう1人の自分をうまく活用しよう
そんな自分を変えたキッカケは、自分の気持ちを言葉にしてノートに書いたことでした。
事実を言葉にしていくと、監視役の私がささやきます。
「だからダメなんだよ。」
「もっと〇〇を頑張らないとできるようにならないよ!」
どれだけスパルタなんでしょう。
そこで、「自分で自分を応援する」と決めた私は、そこからもう1人の自分「応援者」を設定することにしました。
そして「応援者」に、事実に対して自分をいたわり、応援するような言葉を考えさせました。
「こうやったらこんなふうにうまくいくんじゃないかって考えて、頑張ったんだよね。その気持ちは認めてあげたいよね。」
「私って〇〇が苦手なんだよね。自分が頑張らなくても何とかなる方法はないか、考えてみようか。」
「いいと思ってやったことが裏目に出ちゃったね。悲しいね。でも自分なりに考えて実行できたのはえらかったよね。」
今までこんな言葉を自分にかけたことなんてありませんでした。
やってみると、たったこれだけのことなのに、ものすごく心が軽くなったんです。
ああ、私は自分自身にかける言葉を間違えていたのかもしれない、と思いました。
誰も認めてくれなくても、自分だけは自分だけは自分の味方でいてあげたい、そう思いました。
【2】全部「マル」ってことにする
次のステップは思い込みを外して、考え方を変えてみましょう。
知らずうちに、自分がすることはダメなんじゃないか、と思い込んでませんか?
そうすると、よくない結果になったとき、他の要因を考えるより先に
「やっぱり自分はダメなやつだった」
と、自信をどんどん無くす方向に誘導されてしまうんですよね。
そういうことってないですか?
そこからの打開は、実はカンタン!
自分が感じたこと、考えたこと、やったことは全て無条件で「マル」をつけてしまうんです。
結果はうまくいかなかったけど、自分で考えて行動したんだから「マル」。
言わなきゃいいことをつい言っちゃった、でもそこには相手のためを考えた気持ちがあったんだから「マル」。
子どもについ「もっと〇〇しなさい」って言っちゃって、「命令なんかされたくない!」って返ってきた、私って何がしたいんだろうと落ち込んだ私も、母親らしくて「マル」。
掃除する時間が持てずに、ハッと振り返ると散らかったリビング、そんな中で毎日頑張っている自分に「マル」。
もうね、何でも「マル」なんです。
生きているだけで「マル」だし、私が私でいるだけで「マル」。
失敗したって「マル」。
人とのコミュニケーションが苦手でも「マル」。
家事が苦手なママでも「マル」。
やらなきゃいけないことができなくったって「マル」です!
自分はそのままでいい理由
「マル」はしたけど、現実は何にも変わらないし、できないことはできないままだから、どうしたらいいの?と思いますよね。
実は、できない自分を「マル」したその先にあるのは、
「自分以外を変えることで何とかする」
という思考の転換です。
できない自分を何とかするのではなくて、仕組みを変えたり、やり方を変えたり、人に頼ったり。
実は自分以外の環境を変えることで、何とかなってしまうことって世の中にはいっぱいあるんです。
ついついうまくいかない結果を自分のせいにして、「自分はダメなやつ」と落ち込んでしまいやすい人は、「自分じゃなくて環境を変える」ことに目を向けてみませんか?
自分はそのままでいいんです。
自分以外をうまく活用する方法も考えていけるといいですよね!
◆ この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターのみかん。姿勢やバランスなど動作の専門家である理学療法士で、3人の男の子のママです。心地よいからだづくりをサポートします。自身が苦手だった「管理」の仕組みづくりや「手放す」コツも発信中です。