いつものおでんを「薬膳おでん」にする超カンタンな方法

2021/09/28
  • 2人の男の子の母。働くアラフォー。ズボラなりの食・健康・美容・子育てを模索中です。 もっと見る>>

保健師&薬膳スープインストラクターで、サンキュ!STYLEライターのTokieです。

おでんの美味しい季節になってきました。
今回は、いつものおでんの薬膳効果をアップさせるカンタンなアイディアをご紹介します。

大根はたっぷり使う

大根は胃もたれ、嘔吐、お腹のはり、便通などによい食材です。また、粘膜を丈夫にし、免疫力を高めるはたらきがあるので、のどの不快感、咳、口内炎、風邪の予防にも効果的です。
栄養学的にも、大根はビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富で、体にうれしい野菜です。
おでんを作るときには、大根をたっぷり使うのがおススメ。練り物やお肉と一緒に、大根をたっぷり摂ることで、消化促進が期待できます。

美味しい大根の選び方

大根を選ぶときは、次のようなことをチェックしてみてください。
・葉が鮮やかな緑色で、ハリがある
・皮はキメが細かくツヤがある
・ひげ根が少ない
・持ってみて重量感のあるもの(水分をたくさん含んでいて新鮮な証拠!)

また、おでんに向いているのは、よく味の染みる大根の「中間の部分」です。甘味があって、煮込むと柔らかく美味しくなりますよ。

昆布でさらに薬膳効果アップ

昆布は、水分代謝を良くしてむくみの改善が期待できる食材です。また、きれいな黒髪を維持するために必要なヨウ素やカルシウム、鉄分も豊富です。血圧を下げて血行を促進するとも言われており、嬉しい薬膳効果が盛りだくさんです。
大根たっぷりのおでんに、昆布も加えることで、さらに薬膳効果アップが期待できます。

【まとめ】おでんも「薬膳ごはん」です

「薬膳」と言うと難しそうな印象を持たれるかもしれませんが、普段のおでんに大根をたっぷり入れる、昆布で出汁をとる、などカンタンなことから「薬膳ごはん」を始めることができます。ぜひ、おでんを作る機会がありましたら、ご参考にしていただけると嬉しいです。

ちなみに、おでんは毎回こちらの鍋で作っています。ほったらかしで、美味しく味が染みます。

◆この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライターTokie
NICU看護師として2年勤務後、保健師として地域や病院で12年勤務。赤ちゃんから高齢者まで、あらゆる世代の健康を支援する現役保健師。
「健康や美容に良い食事・ライフスタイル」への関心から、薬膳スープインストラクターの資格を取得。学びや実践例についてInstagramで発信中。
小3、小5の母。

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