麹パワーで夏を乗り切れ!かんたん「たまねぎ麹」「トマト麹」

2022/07/14
  • 発酵食品ソムリエ&フリーアナウンサー、野球のスタジアムMC。酒粕をはじめとする発酵食品が大好きです。 もっと見る>>

こんにちは!サンキュ!STYLEライターで発酵食品ソムリエ&フリーアナウンサーの松本亜希子です。
発酵食品を食事に簡単に取り入れるレシピをご紹介しています。
今回レシピに使う調味料は「米麹」麹を使ってかんたんに作る「たまねぎ麹」「トマト麹」の作り方を紹介します。

夏バテ対策に! 麹を使って発酵パワーを食事に取り入れて!

夏本番! 猛暑日が続いたと思ったら、急に雨の日が続いて知らず知らずのうちに疲れがたまることありますよね。
なんだか食欲が出ない、と夏バテする人もそろそろ出てくる頃ではないでしょうか。
そんな時は発酵パワー!

発酵食品は人間の体に有益な乳酸菌などの菌が多く含まれていて、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。腸内環境が整うことで食べ物の消化や吸収を助けられたり、自律神経を整える助けができるといわれています。
家族の夏バテ対策や予防に、ぜひ発酵食品を取り入れましょう。

かんたん麹調味料を作って料理にプラスしよう!

発酵食品が夏バテにもいいのはわかっても、頻繁に食事に取り入れるとなると難しいもの。
果実酢を飲んだり、お酢を使ったピクルスを食べるといっても毎日では飽きてしまうことも。
そんな時は麹を使った調味料を料理に使いましょう。腸内環境を整えて、味に深みを加えてくれる麹調味料は
手軽に日々の食事に発酵食品を加えることができます。
麹調味料では「塩麹」や「醤油麹」が比較的有名ですが、今回は「トマト麹」と「たまねぎ麹」の作り方を紹介します。
「トマト麹」は塩麹の効果に更にトマトのリコピンやビタミンCなどの栄養素が加わります。
「たまねぎ麹は」たまねぎに含まれる血行を良くする硫化アリルやポリフェノール、ケルセチンが加わり、旨味もアップ!コンソメ代わりに使うこともできます。

トマト麹の作り方

<材料>

トマト缶 1缶
※トマトジュースなら250ml、トマトなら200gほどをペースト状にしておく
乾燥麹 200g
塩 70g
消毒した容器

<作り方>
板麹なら手でほぐしながら容器に入れる。
塩を入れまんべんなく混ぜたら、トマト缶を加えよくなじませます。
1日常温に置いたら冷蔵庫で一週間ほど。水分が足りない場合は水を足してもOKです。
毎日中身をかき混ぜて空気を含ませます。麹の形が潰れてとろっとしたらできあがり。

たまねぎ麹の作り方

<材料>
玉ねぎ 200g〜300g(中玉1個程)
乾燥麹 100g
塩 30g
消毒した容器

<作り方>
玉ねぎはすりおろす。
麹をほぐして容器に入れたら塩とすりおろした玉ねぎを加え良く混ぜる。
常温に一日置いたら冷蔵庫で一週間。一日一回はかき混ぜて空気を含ませる。
水分が足りない場合は水を加える。麹の形が潰れてとろっとしたらできあがり。

麹調味料でかんたんにうま味アップ!

できた「トマト麹」と「たまねぎ麹」はどんな料理にも使えます。
野菜炒めや肉炒めに塩の代わりに加えてもOK!
厚めの肉や魚は麹をつけて寝かせれば麹に含まれる酵素のプロテアーゼがたんぱく質を分解して肉を柔らかくしてくれます。
また、リゾットのような洋風の料理に入れるのもおすすめ。麹に含まれる酵素のアミラーゼがでんぷんを分解するので粘りが出そうなリゾットもさらっとした仕上がりに!チャーハンに加えればパラッとした仕上がりになります。
おいしい要素たくさんの「トマト麹」「たまねぎ麹」を手軽に取り入れて夏の疲れに備えましょう!

【記事を書いたのは】
松本亜希子
発酵食品ソムリエ&フリーアナウンサー。
野球場の場内アナウンスなどスポーツを中心にフリーアナウンサーとして活動。
冬場はほぼ毎日甘酒を飲んでいて、日々発酵食品を使った簡単レシピを考案中。
趣味は旅行で47都道府県制覇済み。

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