【知っておきたい!病気とお金】ガンの治療費っていくらかかるの?
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するYOuです。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の国家資格を持っています。
病気や怪我と切り離せないのが医療費。特にガンと診断されたときは、気持ちだけではなく経済的にも不安になりますよね。
わたしも仕事をするなかで、たくさんのガンと診断された方の身体だけではなく気持ち、そしてお金についての相談を承ってきました。
今回は【知っておきたい!病気とお金】ガンの治療費っていくらかかるの?についてお話しさせて頂きます。
ガンと診断されたとき
ガンと診断されたとき、誰もが心に大きな衝撃を受けます。これは患者本人だけではなく、家族もです。
そして頭に浮かぶのは、これからの生活をどうしよう、どんな治療ができてどれだけ治療費がかかるのか、その他諸々、不安がたくさん溢れ出てくると思います。
ガンの治療方法とは
現在日本で実際に行われてるガンの主な治療方法は
●手術療法‥ガンの原因を手術で取り除く
●化学療法(抗がん剤治療)‥薬を用いてガンの進行を遅らせる
●放射線治療‥ガンの原因に直接放射線を当てて攻撃する
などが挙げられます。
その方のガンの進行状況によって行える治療は異なるので、必ず、治療方法については主治医へ確認してください。
ガンの治療費って高額なの?
ガンの治療費と聞くだけで、長年に渡って副作用とも付き合いながら高額な費用が掛かる、そう思う方もいらっしゃると思います。
実際のガンの治療費ですが、以前、【知っておきたい!病気とお金】どのくらい通院費ってかかるの?でもお話ししたように、月の医療費はその方の所得によって決まっています。
そのため、上記のようなガンの治療方法は保険適応のため、月収が30万円の人は区分ウとなり、概ねの月の医療費の上限は81,000円くらいとなります。
※70歳以上の方は医療費の上限額が異なるので、また改めて記事にさせていただきます。
先進医療の場合は全額自費対応
そしてここまでは公的制度の保険適応の場合のお話し。
世の中には厚生労働省から認められた【先進医療】というものもあります。
この先進医療はまだ保険適応にはなっていないため、先進医療の治療を受ける場合は全額自費対応となり、非常に高額な費用が発生してきます。
まずは専門家に相談を
これからの治療費だけではなく、気持ちの不安や生活の不安など、まずは医療機関にいる主治医や看護師、そしてわたしのような医療ソーシャルワーカーなど、専門家に相談してくださいね。
この記事を書いたのは・・YOu
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するフルタイムワーママ。4歳と2歳の子育て中。
延べ1,000人以上の医療福祉相談実績あり。
医療や介護に加え、マイホーム購入や時短からフルタイムへ転職、日々の節約や作り置きなど、幅広く情報発信しています☺︎