「こだわりのないアイテム」を同じメーカーで買い続けるのは要注意です

2023/12/01
  • 時短研究家ママ。2歳・4歳の男の子を9割ワンオペで子育て中。ママのモヤっとを時短するアイデアを提案。 もっと見る>>

ママのモヤっとする時間を短縮!サンキュ!STYLEライターで時短研究家ママのあらきあゆみです。

「このメーカーのこの醤油じゃなきゃダメだ」というこだわりのアイテムはきっと誰しもありますよね。

その一方で、自分が重きを置いてないようなジャンルの商品では、正直どのメーカーでも大差ないなと感じるような「こだわりのないアイテム」もあるはず。

実は、この「こだわりのないアイテム」が要注意なんです。

その商品、同じメーカー・お店じゃなきゃダメですか?

こうした「こだわりのないアイテム」をいつも同じメーカー・同じお店で買っていると、結果として「そのお店やメーカー以外の商品が買えなくなる」状態、つまりは本人がこだわっていないのに「偽こだわりアイテム」を作り上げてしまう可能性があります。

こうして「偽こだわりアイテム」に昇格する

これは私の体験例なのですが、私がお掃除用に買っている「アルカリ電解水スプレー」は、正直どのメーカーの商品でも私には違いが分からず「こだわりのないアイテム」です。(お掃除のプロの人ごめんなさい)。

しかし、最初にお店AのPB商品を買って以降、いつの間にか「アルカリ電解水スプレーはお店Aでしか買わない」という選択をしていることに気づきました。

わざわざお店Bに行って買い物し、同様の商品が同価格であるにもかかわらずスルーしていたのです。「お店Aのアルカリ電解水スプレー」が欲しいわけじゃないのにです。

本来はお店Bで買ってしまえば、買い物が一度で済んで、買い物リストの中身を1つ減らせて時短になったはず。

皆さんもこうしたことを繰り返しているなら、それは既に「こだわりのないアイテム」が「偽こだわりアイテム」化している証拠。思い当たることはありませんか?

「偽こだわりアイテム」化はこうして防ぐ

1.ラベルを剥がしてみる

先ほど私が例に挙げたようなスプレーならラベルを剥がしてみるのも1つです。

同じメーカーのラベルを毎日みていれば、心理学で言うところの「単純接触効果」で、接触する回数が増えるほど親しみや親近感を感じるようになり、購入するときも中身よりもそのラベルを頭にイメージして探すように。

メーカーのラベルをはずして「アルカリ電解水スプレー」といった名前をテプラでつけるとより効果的に「偽こだわりアイテム」化を防げますよ。

ただし、剥がしたラベルは、使用時の注意があるものや問い合わせる可能性がある場合、捨てずに取っておきましょう。

2.年に1回は見直しをする

こだわりのないアイテムは購入するお店やメーカーを年に1回は見直しするのがおすすめです。

ここでの注意は、買い替えに失敗したときにすぐに元の商品に戻らないこと。

戻るときに確かな理由があるなら良いのですが、たまたま失敗したことを「いつもと違う商品を選んだから失敗した」と考えると、変化に対してネガティブになり、それこそ「偽こだわりアイテム」を増やしてしまいます。

5種類ほど試して「やっぱりこの商品が良い」と本当の意味で「こだわりアイテム」に昇格させるのとは、全く意味合いが異なるので注意してくださいね。

「偽こだわりアイテム」が増えると高齢になって困るかも

私は85歳の義母と同居しているのですが、高齢になればなるほど「こだわり」が強くなると感じています。

当然その人の性格にもよるのですが、「これでなくては」「こうじゃなければ」というこだわりがあればあるほど、新しいことや新しいモノを使うこと対して後ろ向きになりがちです。

本当にこだわっているものなら良いとして「偽こだわりアイテム」によって、行動や考えが縛られてしまうのはもったいない。しかも、そのこだわりは私たちの年齢からの積み重ねによって出来上がります。

同じメーカー・同じお店で買うと決めることが負担を減らす側面もありますが、なんとなくで購入している「こだわりのないアイテム」との向き合い方にはくれぐれもご注意くださいね!

◆この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ(あらきあゆみ)
2歳4歳やんちゃ男子の母で義母と同居中|ママのモヤっとする時間を短縮する暮らしのアイデアを提案。|プチプラ&デジタル活用・マルチタスクなど問題解決が得意です|FP2級&終活ライフコーディネーター。

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