【家事】「日本の食文化や行事」と「モノの量」は関係している!?
ストレスフリーなリノベマンション暮らしの整理収納アドバイザー たなべしほです。
\空間×心×身体/をテーマにヨガインストラクター、セラピスト、マインドフルネス講師としても活動しています。
2023年の年が明けました。
先月12月のクリスマスからお正月までの一連の行事が終わり、少しずつ平常に戻りつつある今日この頃。
クリスマスから年末年始の食事を振り返り、改めて思うことがありました。
日本人は他の国々に比べると、本当にグルメであるということ。
クリスマスといえば、洋風のメニューが多いイメージ。
打って変わって、お正月は、代表されるおせちのように、和食のイメージ。
そして、おせちに飽きたら、また洋や中華、多国籍と気分転換。
日本人ほど、食に対する好奇心やこだわりが強い民族はいないのではないでしょうか?
普段の1日の食事をみても想像できますよね。
例えば、朝はパンだとしたら、昼は麺、夜はお米のように、主食や味つけがなるべく、かぶらないように食事をされる方、多いと思いませんか?
「これは、〇〇専用」という考えを手放す
実は、この食への好奇心や行事を楽しむ日本人の心は「モノの量」と大きく関わっています。
キッチンを想像してみましょう。
例えば、和食の代表メニューのだし巻き卵。
専用の卵焼きフライパンであれば、端もきれいなよいカタチに仕上がるかもしれません。
しかし、大事なことは、そのフライパンの出番!
一度、想像してみてください。
どのくらいの頻度でそのフライパンを使いますか?
実は、カタチを気にしなければ、丸いフライパンでも美味しい卵焼きができます。
次に、多国籍料理。
我が家は、パエリアを作る時は、中華鍋を使います。
パエリア鍋だと、雰囲気も出て素敵かもしれませんが、年間の出番を考えると、保管するスペースのほうがもったいないと感じます。
それから、蒸し器で有名なせいろやタジン鍋。
どちらも調理後、そのまま食卓に並べられるので、素敵なキッチン道具だと思います。
しかし、サイズが大きいので、スペースをとりますよね。
実は、専用の道具がなくても、ステンレス仕様のメッシュな蒸し器を使って、鍋やフライパンで蒸したり、手軽に電子レンジで蒸すこともできます。
その他、出番の少ない重箱。
そして、料理や行事によって使い分けるランチョンマットなどの小物。
さらには、「これはクリスマス用」「これはお正月用」などと決めている飾りやグッズ。
演出を楽しむのは、もちろん素敵なこと。
しかし、シチュエーションごとに違うモノを使用していては、モノで溢れかえってしまいます。
なので、持つモノを厳選してみて、いろんなシチュエーションで使える優れモノをチョイスすると、シンプルな暮らしにつながります。
モノを迎え入れる前のチェックポイント
☆モノを迎え入れる前に大切なこと
✓使う頻度や出番を考えてみる。
✓他の道具で代用できないかよく考えてみる。
✓本当に必要かどうか、シチュエーションなども想像しながら検討してみる。
✓保管するスペースがちゃんとあるかチェックしてから購入する。
そして、一番大事なこと。
もし、購入したら、眠らせておかないで、美味しい料理を作るために是非生かしてあげましょう。
モノは、使ってこそ価値があります。
気に入って購入したけれど、もしも、不要になってしまった場合。
その時は、どなたかに譲るのもよいでしょうし、「今までありがとう」と感謝の気持ちを込めて手放すのでもよいと思います。
「暮らしやすさ」と「モノの量」
食文化が豊かであり、行事を愛する日本ならではのモノ事情。
しかし、スペースは限られています。
そして、すっきりとしたお部屋に憧れるのであれば、モノを迎え入れる前に、じっくりと検討することは大事です。
モノが少なければ少ないほど、管理もしやすく、見た目もすっきりすることは間違いありません。
おまけに、ストレスも減って、気持ちも軽やかになります。
「モノの量」と「心の状態」はつながっています。
2023年、改めて、モノとの向き合い方を見直していきましょう。
■記事を書いたのは・・・たなべしほ
リノベマンション暮らしの整理収納アドバイザー
\空間×心×身体/をキーワードに暮らしを整える情報を発信しています。
たくさんの方に笑顔を届けたいと思い、暮らしコンディショニングアドバイザーとしても活動中。
空間を整えて、心と時間に余白を。
モノを通して、自分を知り、より健やかに。