スタミナ 疲れ 疲労

スタミナ食で疲れる!?意外な理由と対策

2024/11/13
  • 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>

看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。
すごく疲れたから、スタミナ補給に牛肉やうなぎを食べよう!という日はありませんか?実はスタミナをつけようと思って食べるスタミナ食のせいで、かえって疲れが増してしまうケースがあるんです。

食事に使うエネルギーがカギ

スタミナ 疲れ 疲労

人が1日に使うエネルギーをだいたい100とすると
生きているだけで使う心臓などを動かすエネルギーは「60~70」
身体活動に使うエネルギーは「20~30」
食事に関連するエネルギーは「10」
と言われています。

生きているだけで使うエネルギーは省エネできないので残りの30~40のエネルギーをやりくりするわけですが、食事に関連するエネルギーの割合ってかなり大きいですよね。

実は、脂がたっぷりのスタミナ食は消化に時間がかかります。つまり疲れが激しい時に食べるとかなり消化にエネルギーを使うことになってしまうんです。

それでも肉が食べたい時は

スタミナ 疲れ 疲労

それでも肉が食べたい時があると思います。

そんな時は、脂身が少なめの、鶏むね肉やささみ、豚のひれ肉などを選びましょう。
スープに入れたり蒸したり消化の負担になりにくい調理方法を選ぶと、さらに良いですね。

疲れない食べ方がある

スタミナ 疲れ 疲労

消化に使うエネルギーを省エネするコツがあります。

・消化のために働く臓器が動きやすいように、猫背ではなく背筋を伸ばして食べること
・できるだけひとくち30回噛む。または「飲み込もう」と思ってからあと10回噛む
・腹八分目の食事量にする

そして、疲れをリセットするために重要なのが睡眠ですが、消化のためにお腹が動いている状態では睡眠の質が低下することがわかっています。食事はできるだけ就寝の3時間前までに済ませましょう。

疲れている時に「どうにかしたい」「栄養とらなきゃ」という気持ちになった時は、エネルギー補給と共にエネルギーの省エネや睡眠を良くすることも視野に入れてケアをしていきたいですね。

◆この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
看護師・薬膳師・経絡ヨガ指導者・薬膳茶エバンジェリストなど人の心身のケアに関わって25年
東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使って「大人女子の体と心の生命力がUPする」健康習慣をお伝えしています
プライベートでは、令和元年生まれの男の子の子育てに奮闘中です

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