青空と洗濯物

【花粉シーズン】最大の侵入経路は洗濯物じゃない!家族ぐるみで花粉対策すべき理由とは

2024/02/13
  • 気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を代行する出張料理人としても活動中。野菜ソムリエ、食育インストラクター、薬膳マイスターなどの資格や、東北~関西まで各地に住んだ経験から、健康や美容にうれしい食材や、いざという時に備える災害食にも詳しい。 もっと見る>>

花粉症の人にとってはつらい季節がやってきました。
この時期は花粉を家の中に持ち込まないよう、洗濯物を部屋干しにしたり、外に干すなら取り込むときにしっかり払ったりと、洗濯物に気をつかう人が多いと思います。

でも、花粉が家の中へと入ってくる際の"最大の経路"は、洗濯物じゃないって知っていますか?
今回は、気象予報士・防災士の資格を持つライター・植松愛実が、注意すべき侵入経路と対策を解説します!

洗濯物を上回る侵入経路は…?

ベランダに干された洗濯物

家の中に入ってくる花粉は、じつは外出から帰宅した人の体や服に付着したものがもっとも多いのです。
というのも、花粉は平らな面よりも凹凸のある場所のほうがくっつきやすいから。

たしかに考えてみると、洗濯物は(当たり前ですが)人が着ていないのでペラペラで平らな状態ですよね。
そのため、もちろん花粉が付着することは付着するので外に干したら払う必要がありますが、人が服を着て外を歩いてくっつけてきた花粉の量に比べれば少ないのです。

花粉症でない家族も協力を

玄関に入る女性

人の体や服にくっついて入ってきた花粉は、帰宅後の生活のなかで床に落ちたり空気中に舞ったりします。
そして家族が寝静まる夜の間に舞い落ちて床に溜まり、朝に目を覚ましたときには床付近の花粉を大量に吸い込んでしまうし、そのあと家族が活動をし始めると再び空気中を舞ってやっぱり吸い込んでしまう、という悪循環です。

こうなってくると、とにかく帰宅時に花粉を持ち込まないことが重要ですから、自身が花粉症でなくとも、外から帰ってきたらできるかぎりしっかり花粉を払ってから中に入りましょう。
玄関に粘着ローラーを用意しておくと、短時間で楽に花粉を除去することができるのでおすすめです。

玄関の開閉も要注意

玄関の扉

洗濯物を外に干す場合、干すときと取り込むときの1日計2回しかベランダの扉を開け閉めしませんが、玄関の扉に関しては外出する家族の人数×2回の開閉がされることになります。

ベランダの開閉時は花粉を気をつける人が多いと思いますが、玄関の扉はどうでしょうか。
家族に花粉症の人とそうでない人がいる場合、自身が花粉症でないならあまり気にせず思い切り開けて出入りしているかもしれませんね。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、家族に1人でも花粉症の人がいたら、扉の開閉は最小限にするよう気をつけましょう。

■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター植松愛実
本業の気象予報士と副業の料理人、2足のわらじを履く主婦。サンキュ!STYLEでは、誰かに教えたくなるお天気の豆知識や災害に備えるコツ、「食」に関する情報を中心に発信中。

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