【レシピ】夏休みのお留守番はお弁当が楽ちん!一品ワンパン弁当のススメ

2024/07/14
  • 証券会社、編プロ・出版社、惣菜店経営、料理教室講師を経て、ライター。食べたいものはなんでも手作りがモットー。Instagramでは基本調味料で野菜の美味しさを引き出すわっぱ弁当&おうちごはんを投稿。もっと見る>>

夏休みの子どものお昼ごはん、どうしていますか?

カップラーメンを置いていくけれど、一人でお湯を沸かすのが怖くて…なんていう声も聞きます。

実は、お弁当を置いていくと、洗い物が簡単で楽ちんなんです! 簡単なお弁当でも、市販の菓子パンやレトルト食品より栄養バランスもとれて、一石二鳥。

今回は、一品完結のお弁当と、夏のお弁当の衛生管理の注意をご紹介します。

お弁当のおかずは一品でOK!

お弁当、と聞くとおっくうな気持ちになるでしょうか?

お弁当は主菜1品、副菜2品、赤・黄色・緑の3食の色を加えて…。そんな理想のお弁当は一旦忘れましょう。

夏休みのお弁当は、1品おかずで大丈夫! 

例えば、ショートパスタのワンパンミートソース弁当。

ひき肉とズッキーニとなすとを炒め、トマト缶とショートパスタを加えたら、あとはフライパンにお任せ。

うちの娘は、麺だけだとお腹がすいてしまうらしく、麺のお弁当にご飯も入れることが多いです。

ミートソースに、隠し味として醤油を少し加えると、ご飯のお供になります。

余裕がある時は、漬物や佃煮などの副菜を添えると、さらにご飯が進みますよ。

ご飯を早くしっかり冷ます!

気温や湿度が高く、お弁当がいたみやすい季節。30〜40℃くらいの温度が一番いたみやすいので、早くしっかり冷ましてから詰めるのが大切です。

ご飯をよそったら、ケーキクーラーの上に置いて冷ますのがオススメ。

また、ご飯が炊き上がった時、米酢を小さじ1程度まぶすことが多いです。

ご飯もいたみにくく、気にならない程度に酸味が加わって、さっぱりと食べやすいですよ。

米酢の代わりに、梅干しをご飯に混ぜても!

また、おかずの汁気がご飯や他のおかずにうつると、いたみやすくなります。

おかず用のカップの底に、とろろ昆布やかつおぶしなどを入れると、汁気を吸ってくれるので、オススメです。

おかずに米酢を使う

暑い時期はおかずにも、隠し味程度に米酢を使うことが多いです。

例えば、ほぼフライパンにお任せで、忙しい朝にオススメの、夏野菜とカジキマグロのワンパンおかず。

【材料】2人前
カジキマグロ 2切れ
玉ねぎ 1/2個
なす 1本
ズッキーニ 1本
ミニトマト 5個
オリーブオイル 大さじ1
塩 ひとつまみ
米酢 大さじ1
醤油 大さじ1/2
こしょう 少々

【作り方】
1.玉ねぎはくし切り、なすとズッキーニは乱切り、ミニトマトは半分に切る。カジキマグロは1切れを4等分にする。
2.フライパンを中火に熱してオリーブオイルを入れ、温まったら1を入れ、塩をまんべんなくふる。
3.フタをして3分ほどしたら裏返し、3分ほど焼く。
4.フタを開け、米酢、醤油、こしょうを加えてさらに3分ほどおく。
5.木べらなどで混ぜながら煮詰める。

※カジキマグロと玉ねぎは火が通りにくいので、フライパンの真ん中に置くのがコツです。

米酢を加えることで魚の臭みがやわらぎ、さっぱりといただけます。

おかずができたら、大きめのお皿に広げて冷ますか、カップに入れて小分けにして冷ますと、早く温度が下がります。

夏は、頑張らないワンパン1品弁当を作って子どもに置いていくと、洗い物も少なく、栄養バランスも心配ないですよ。

朝も、お弁当の残りのおかずを食べればよく、便利です。

お弁当はお昼まで、冷房のきいた部屋に置くか、室内が暑い場合は冷蔵庫に入れましょう。

夏休みも、楽ちんでおいしいお弁当を作ってみませんか?

記事を書いたのは…越野美樹。野菜のおいしい食べ方を伝授する、調理師。ワンオペ・フルタイムでも作れる簡単・時短の野菜料理が得意。講談社コクリコ、ケノコト、ポラン宅配、Nadiaなどでレシピ提供やコラム執筆をしています。

※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。

※気温の高い時期はおべんとうが傷みやすいので注意してください。気温25度以上の日には生野菜を避け、卵や練り物、肉・魚類にきちんと火を通すことをお勧めします。

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