【レシピ】夏休みのお留守番はお弁当が楽ちん!一品ワンパン弁当のススメ
- 証券会社、編プロ・出版社、惣菜店経営、料理教室講師を経て、ライター。食べたいものはなんでも手作りがモットー。Instagramでは基本調味料で野菜の美味しさを引き出すわっぱ弁当&おうちごはんを投稿。もっと見る>>
夏休みの子どものお昼ごはん、どうしていますか?
カップラーメンを置いていくけれど、一人でお湯を沸かすのが怖くて…なんていう声も聞きます。
実は、お弁当を置いていくと、洗い物が簡単で楽ちんなんです! 簡単なお弁当でも、市販の菓子パンやレトルト食品より栄養バランスもとれて、一石二鳥。
今回は、一品完結のお弁当と、夏のお弁当の衛生管理の注意をご紹介します。
お弁当のおかずは一品でOK!
お弁当、と聞くとおっくうな気持ちになるでしょうか?
お弁当は主菜1品、副菜2品、赤・黄色・緑の3食の色を加えて…。そんな理想のお弁当は一旦忘れましょう。
夏休みのお弁当は、1品おかずで大丈夫!
例えば、ショートパスタのワンパンミートソース弁当。
ひき肉とズッキーニとなすとを炒め、トマト缶とショートパスタを加えたら、あとはフライパンにお任せ。
うちの娘は、麺だけだとお腹がすいてしまうらしく、麺のお弁当にご飯も入れることが多いです。
ミートソースに、隠し味として醤油を少し加えると、ご飯のお供になります。
余裕がある時は、漬物や佃煮などの副菜を添えると、さらにご飯が進みますよ。
ご飯を早くしっかり冷ます!
気温や湿度が高く、お弁当がいたみやすい季節。30〜40℃くらいの温度が一番いたみやすいので、早くしっかり冷ましてから詰めるのが大切です。
ご飯をよそったら、ケーキクーラーの上に置いて冷ますのがオススメ。
また、ご飯が炊き上がった時、米酢を小さじ1程度まぶすことが多いです。
ご飯もいたみにくく、気にならない程度に酸味が加わって、さっぱりと食べやすいですよ。
米酢の代わりに、梅干しをご飯に混ぜても!
また、おかずの汁気がご飯や他のおかずにうつると、いたみやすくなります。
おかず用のカップの底に、とろろ昆布やかつおぶしなどを入れると、汁気を吸ってくれるので、オススメです。
おかずに米酢を使う
暑い時期はおかずにも、隠し味程度に米酢を使うことが多いです。
例えば、ほぼフライパンにお任せで、忙しい朝にオススメの、夏野菜とカジキマグロのワンパンおかず。
【材料】2人前
カジキマグロ 2切れ
玉ねぎ 1/2個
なす 1本
ズッキーニ 1本
ミニトマト 5個
オリーブオイル 大さじ1
塩 ひとつまみ
米酢 大さじ1
醤油 大さじ1/2
こしょう 少々
【作り方】
1.玉ねぎはくし切り、なすとズッキーニは乱切り、ミニトマトは半分に切る。カジキマグロは1切れを4等分にする。
2.フライパンを中火に熱してオリーブオイルを入れ、温まったら1を入れ、塩をまんべんなくふる。
3.フタをして3分ほどしたら裏返し、3分ほど焼く。
4.フタを開け、米酢、醤油、こしょうを加えてさらに3分ほどおく。
5.木べらなどで混ぜながら煮詰める。
※カジキマグロと玉ねぎは火が通りにくいので、フライパンの真ん中に置くのがコツです。
米酢を加えることで魚の臭みがやわらぎ、さっぱりといただけます。
おかずができたら、大きめのお皿に広げて冷ますか、カップに入れて小分けにして冷ますと、早く温度が下がります。
夏は、頑張らないワンパン1品弁当を作って子どもに置いていくと、洗い物も少なく、栄養バランスも心配ないですよ。
朝も、お弁当の残りのおかずを食べればよく、便利です。
お弁当はお昼まで、冷房のきいた部屋に置くか、室内が暑い場合は冷蔵庫に入れましょう。
夏休みも、楽ちんでおいしいお弁当を作ってみませんか?
記事を書いたのは…越野美樹。野菜のおいしい食べ方を伝授する、調理師。ワンオペ・フルタイムでも作れる簡単・時短の野菜料理が得意。講談社コクリコ、ケノコト、ポラン宅配、Nadiaなどでレシピ提供やコラム執筆をしています。
※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。
※気温の高い時期はおべんとうが傷みやすいので注意してください。気温25度以上の日には生野菜を避け、卵や練り物、肉・魚類にきちんと火を通すことをお勧めします。