【多肉植物】常識の感覚がバグってる!ズボラさんも安心の「衝撃の生命力」エピソード3選
こんにちは。多肉植物とともに暮らして10年、サンキュ!STYLEライターのhikari(ひかり)です。
お花や野菜、観葉植物など、何かしらの植物を育てた経験のある方は多いと思います。
中にはうっかりお世話を忘れて、植物を弱らせたり枯らしたりしてしまった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときには、残念だけれど処分を考えますよね。
実は、多肉植物はそんな園芸の常識の斜め上をいくほどの生命力の持ち主。
ズボラな私はまめにお手入れできずよく放置してしまうのですが、多肉植物の強さに助けられてあまり枯らすことなく育てられています。
そこで今回は、多肉植物の「驚きの生命力」を感じるエピソードを3つご紹介します。
読み終わった後には、多肉を育ててみたくなっているかもしれませんよ!
しわしわになっちゃった…と思ったら!
多肉植物を増やすときには、茎をカットする方法があります。
カットした後は、数日間茎の断面を乾かしたら土に挿すのがベストなのですが、忙しさにかまけて4ヶ月ほど放置してしまいました。
さすがに外葉からシワシワに。触ってみるとふにゃふにゃとしてハリがありません。
普通の感覚だと「これはもうダメだな」と思う状態です。
でも、ここからが多肉植物のすごいところ。
カットした断面のあたりから、生命力たっぷりなピンク色の根っこが出ています!
自身の葉っぱに蓄えた水分や栄養分を使って、発根させているんですね。
だから、エネルギーを使い切った外葉はシワシワになっているというわけです。
しかも、よく見るとカットしたときにはなかった子株までつけています。
これから土に植え付ければ、またふっくらとした元気な姿を見せてくれますよ。
ひょろっとした棒みたいな茎だけど…
ひょろひょろと伸びて、茶色くなっている茎。
頭の部分はかろうじて元気そうだけれど、全体的にカサカサとしていて枯れる寸前の株に見えます。
元気なところだけカットして、その他は捨ててしまおうかな…と思う方も少なくないのではないでしょうか。
普通の植物だったら、多分もうあきらめていると思います。
こんなときは、株元あたりにご注目。
よく見ると、根元に近いあたりに小さな子株がついています。
親によく似た、プチプチとした姿が愛らしい!
このまま育てればこの子株たちが成長して、枯れ果てた印象だった株元あたりが充実してきます。
子株がもう少し大きくなってから頭部分をカットすれば、土からの栄養がすべて子株へ回るので成長が早くなりますよ。
えっ!葉っぱから何か出てる…
多肉植物の中には、触っただけで葉っぱがポロッと取れてしまう品種が数多くあります。
先日も、服をちょっと引っ掛けてしまって葉っぱをいくつか落としてしまいました。
後で片付けようと思いつつそのまま放置すること、おそらく1ヶ月半ほど。
しばらく見ない間に、葉っぱの先から新芽が出ていました!
多肉本体からではなく、葉っぱから赤ちゃんが生まれる姿が愛おしいですね。
この現象は「葉挿し(はざし)」といって、多肉植物の増やし方のひとつ。
葉っぱ一枚から増えていくところに、生命力の強さを感じます。
葉挿しから多肉植物に興味を持たれる方も多いんですよ。
多肉のびっくり生命力、自分の目で確認してみない?
強い生命力をもつ多肉植物。これらのエピソードはズボラな方ほど遭遇しやすくなります。
「私は植物をすぐ枯らしてしまうから…」という方も安心して、さらに驚きながら育てられるのが多肉植物の魅力。
これから多肉植物の成長期に入る季節です。
まずはひと鉢からはじめて、多肉の生命力を実感してみませんか?
◎記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターhikari
多肉植物に魅せられて10年目、築古賃貸の狭いベランダで栽培を楽しむ「タニラー」。所有数は最大で300種類。転勤族のため引越しのたびに少しずつ減らし、現在はおよそ150種類の多肉植物と共に暮らしている。
メディア出演:「ヒルナンデス!」(日本テレビ)
書籍掲載:「ナチュラルガーデニング2019」(学研プラス)、「GreenSnap 多肉植物&グリーンのDIY」(主婦の友社)、「RoomClipのGREENインテリア」(学研プラス)他