カレーとひじきの煮物と春雨サラダと野菜スープ

もう、煮崩れなんて怖くない!「じゃがいも」を上手に煮込む「意外なコツ」とは

2025/02/17
  • 自炊ガチって資産爆増した専業主婦。食費4万円!食費のやりくりや低コストな暮らしの工夫が得意です。 もっと見る>>

肉じゃがのじゃがいもを全て溶かしたことのある、サンキュ!STYLEライターのはらすです。

カレーや肉じゃがなどに入っているホクホクの「じゃがいも」っておいしいですよね。しかし、難しいのが「形を崩さず」に煮込むこと。強火すぎると煮崩れるし、弱火すぎると中まで火が通らず、せっかくのお料理が台無しに!

そこで今回は、筆者が試行錯誤してたどり着いた「じゃがいもを煮崩れさせない意外なコツ」をご紹介します。

テクニック不要!「じゃがいも」の下準備はこれに決まり!

お湯に浸けられた一口大の一口大のジャガイモ

やり方

1、じゃがいもをお好みの大きさに切る。
2、切ったじゃがいもをボウルに入れる。
3、沸かしたお湯を2のボウルに入れ、20分程浸ける。

これで「煮崩れないじゃがいも」の下準備が完了です。あとは、おいしく調理して食べるだけ!

煮込んでも崩れないじゃがいも

このように、グツグツ煮込んでも大丈夫!全く煮崩れしませんよ。

大事なのは「温度」と「時間」

ポイントは、「60度以上のお湯に20分浸けること」です。これさえ守れば、自分のやりやすい方法でOK!

筆者はズボラなので、「ポットで沸かしたお湯に浸けて、20分間放置」しているだけ。他の調理をしている間にあっという間に20分程度なら過ぎてしまうので、調理の最初にやっておくのがおすすめです。

今までじゃがいもを「水」に浸けていた方は、それを「お湯」に変えるだけなので、取り入れやすい方法だと思います。

煮崩れには原因があった!

ペクチンが硬化したジャガイモ

じゃがいもには「ペクチン」という成分が含まれています。ペクチンは細胞同士をくっつける役割があるのですが、「高温」にさらされると分解され、「溶け出しやすくなる性質」があります。

これが「煮崩れの原因」です。

しかし、これを60度のお湯に浸けると、この温度帯で活発になる「酵素(ペクチンエステラーぜ)」が働き、ペクチンが逆に固くなります。

その結果、「煮崩れしない」じゃがいもが出来上がるのです。

要約すると、【じゃがいもの表面の「ペクチン」が「60度のお湯に浸けると」、細胞と細胞をくっつける「セメント」のような役割をしてくれる。】ということですね。

よって、一度固くなったじゃがいもは、いくらグツグツ煮込んでも崩れなくなるということになります。

レタスもシャキッとパリパリに!

多くの野菜は、50〜80度、特に60〜70度に加熱すると、ペクチンが変化して固くなります。

これは、葉物野菜にも共通することです。

例えば、「レタス」をシャキッとさせたい時は、「50度くらいのお湯に1〜2分」浸けてみてください。冷水で冷やしてから水をよく切って食べると、シャキッとした採れたてのようなレタスになりますよ。

給湯器の温度を50度に設定して、レタスとお湯をボウルに浸けるだけなので、こちらも簡単にできますよ。

「鉄壁じゃがいも」爆誕!もう、煮崩れなんて怖くない!

煮込まれたカレーのジャガイモ

いかがだったでしょうか。お湯の温度ひとつで固さが変化する「じゃがいも」。コツをおさえておくことで、料理が楽しくなりますよね。

「じゃがいもは茹でる前に、20分お湯に浸けておく!」

気になった方はぜひやってみてくださいね!

■記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターはらす
自炊ガチって資産爆増した専業主婦。食費4万円!食費のやりくりや少ないお金でも楽しく暮らすための工夫が得意技。最近は資産運用について勉強中です。

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