本棚で本を選ぶ少女

【子供に読書習慣を】親がすべき事・できる事3

2020/03/01
  • 子育て・マインド分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー、ライフコーチもっと見る>>

主婦の身近な話題なら何でも書く、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。

「【子供に読書習慣を】親がすべき事・できる事」と題して、1回・2回と書いてきました。

今回は最終回「子供の読書が習慣化した、その後」について書きます。

あくまでも「わが家の話」ですが、よかったらお読みください。

毎日の読書で成績は上がったのか?

クローズアップ若いですアジアの学生女の子鉛筆を使用して計算するための紙のための論文のためのペーパーでの宿題のための図書館サイレントゾーン教科書付き, キャンパスライフスタイ�
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はっきりとは分かりません。

肝心の答えが出ず申し訳ないです。

通知表などの結果だけで言えば、読解力に関しては「上昇した」印象を受けます。

ただ、現在の学力を「本を読んでこなかった場合」と比較ができないので、一様に読書で成績が上がるとは言えません。

わが子にも、今後必ずアップダウンはあるでしょうし、「本を読めば右肩上がり」と思うのは安直ですよね。

ちなみに、子供に直接「読書の効果を感じる事があるか?」ヒアリングしたところ、

「分からない」

との事でした。

どこまでもすみません。

文章読解への苦手意識は減少

紙ピンクの背景にステップ階段として木製ブロックスタッキングを配置する手。ビジネスコンセプトの成長成功プロセス、コピースペース。
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とはいえ、国語の文章題への苦手意識は薄らいだように思います。

今は子供自身も、「不得手」ではなく「面倒」という感想のようです。

「嫌い・苦手」が「まぁ、好きじゃないけどさ……」になったなら、彼の気持ちにも少し余裕ができたという事ではないでしょうか。

読んだ物語がテストに出た

小学生が無料で受けられる全国テストがあります。

当然、初見の問題を解くのですが、一度「本で読んだ話が国語のテストで出た」事があります。

学校外のテストなので、通知表には反映されませんが、今後も同じことが起こる可能性を考えると、読書量が多い方が勉強面で有利だと思います。

学力面以外でいい事あった?

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学力面以外で、読書の効果を感じられた点を、いくつか挙げます。

以下も、必ずしも読書習慣のおかげと断言できるものではありせんが、ひとりの母親の、体感的な話としてお読みください。

語彙が増えた・話すのが上手になった

ここ1年くらいで、話す時に使う単語が急に増えたように思います。

順序だてて説明するのも上手になった。

実際、読書の効果を実感するのは、子供と話している時です。

読書体験を通して成長していく姿を見ていると、最初の「学力を向上させたい」野望は薄らいでいきます。

知識が増えた

若い女の子は、質問を持っています。
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子供は本からたくさんの知識を得ます。

戦争についてだったり、外国の文化だったり。

自分の学校にはないけど、「一般的に音楽室には作曲家の肖像画が貼ってある」事も本で知ったようです。

知識が視野を広げる

児童書には、ケンカやいじめ、家庭環境、貧困などのトピックが頻出します。

子供が、それらのエピソードと、自身の日常生活を重ねて考えているように見える時があります。

登場人物が自分の気持ちを代弁してくれる事もあれば、全く未知の立場から、自分とは違う考えを教えてくれる事も多々ある。

人間(あるいは擬人化された動物や物)は様々な環境で、多様な思考と感情を持って生きている。

その知識が、日常生活での視野や考え方を広げているように感じます。

大仰かもしれませんが、「読書体験は実生活の経験値を上げる」のではないでしょうか。

内省的になった

metamorworks/gettyimages

また「自分を省みる・分析する」事も出てきました。

自身の感情的な言動の根底に、どのような思いが内在しているのか。

少し時間はかかっても、ことばで説明できるケースが増えてきました。

先日はわたしに対する八つ当たりは、「話を聞いて欲しい」気持ちからくるものだと明言。

小学校高学年に見られる、いわゆる「甘え」の認識や表現は、本当に子供によってバラバラです。

もともと冷静に自分の気持ちを言える子もいると思います。

ただ、自分の子供の「気持ちを言語化・明文化するスキル」が上昇するスピードを考えると、読書習慣が大きく関係しているのではないかと、わたしは感じます。

「読書」の勘違いと注意点

ビジネスコンセプト、ポイント
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本を読んでも作文は上手にならない

読書量と文章作成能力は比例しません。

どれだけ本を読んでも、うちの子の読書感想文は一向に上達しない。

反対に、作文好きのわたしは、ほとんど本は読みません。

文字を読むことと、書くことは別。

本好きの作文下手がいるのは、音楽好きの音痴がいるのと同じです。

そこは、切り分けて考えるのがいいと思います。

他の楽しみを奪わない

筆者の子供は、少年漫画からもことばや知識を、たくさん得ています。

「読解力向上には児童書を」と1回目に書きましたが、子供が好きなら漫画も絵本も図鑑もウェルカム。

わたしは、ゲームも子供同士を繋ぐ大切なツールだと思っています。

本を読ませたいがために、他の娯楽を奪ったり過度に制限したりはしません。

最後に

フィニッシュラインチャンピオンスピリットを信じてフィニッシュラインチャンピオンスピリットに高いランニングをジャンプする可愛い小さな女性のフルレングスプロフィール写真は、カ�
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本を用意したり、チェックしたり褒めたり……。

あるいは読書を定着させようと導く事自体、わたしを「過保護な親」と感じる方もいるでしょう。

しかし、まだ小学生。

「強いる」形にならなければ、物事が軌道に乗るまでは背中を支え、多少押してあげてもいいと、わたしは思うのです。

ペースを掴めばひとりで走り出すから。


読書を習慣づけるためのお話を3回に渡って書きましたが、当然一例でしかありません。

誰に言われなくても、本が大好きな子もいるし、どうがんばっても、それほど本を好きにならない子もいるでしょう。

その辺りは、お子さんを一番近くで見ている保護者の方が見極めて、工夫してあげてください。

ただひとつ言えるのは、「本を読んで損はない」。

まず親がすべき・できる事は、本を身近な存在にする事ではないでしょうか。

「子供に読書習慣を」と考えるなら、ゲーム機を隠して引き離すより、児童書を近づけて仲良くさせる事の方が大切だと、わたしは思います。

【あわせて読みたい】

*記事の内容は筆者の個人的経験談と感想によるもので、お子様の読書習慣や学力向上を確約するものではありません。

■この記事を書いたのは…山名美穂
サンキュ!STYLEライター。主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆中。ウェブ記事執筆・掲載実績多数あり。ブログ・小説も書きます。文章大好き主婦。

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