【子供に読書習慣を】親がすべき事・できる事2
主婦の身近な話題なら何でも書く、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
「子供に読書習慣をつけるために、親がすべき事・できる事」の第2回目。
本好きな子供になってもらいたい、そんなお話の続きです。
第2回 子供に読書習慣をつけるために親が「できる事」
前回、子供に毎日の読書を習慣づけるために「親がすべき事」として、「いつでも本を読める環境を作る」を書きました。
家に本を揃えたら、それで終わりでしょうか。
目の前に本を積んだら、その日から読書が子供の日課になるとは限りません。
ならない場合のほうが、多いんじゃないかな?
今回は、子供の読書が習慣化するまで、わたしが行ったサポートを、「親にできる事」として書かせてください。
「読書」のハードルは低く設定
「読書」の定義を「本を手に取り、開いて、少しでも目を通す」と、かなり低く設定しました。
一分でもいい
一行でもいい
つまらなかったら、本を変えていい
今、ちょっとだけでいい
と、声をかけて読んでもらう。
とりあえず「本を開いて中を見る」ができれば、その日の目標は達成。
読み始めると止まらなくなる事もあれば、すぐに本を閉じる事もあります。
何をどれだけ読むかは、その日の本人が決める事。
数行でやめてしまっても、それ以上は求めません。
可視化する
同時に、本を読んだ事実を可視化することに。
わが家には、頑張った事・できた事などを記す「がんばりノート」が存在したので、そこに毎日「読書をした」と書きました。
可視化の目的は、本を読んだら○、読まなかったら×、という良し悪しのジャッジではありません。
ノートに書く事で、子供が「読書した事実」を「親が見てくれた、認めてくれた」と感じてくれればいいわけです。
そして、日々の継続実績はノートの行数・ページ数という目に見える形に反映・積み上げされていく。
「読書の可視化」のやり方は、いろいろあります。
シンプルに「本を読んだらカレンダーにシールを貼る」でもいいと思います。
*高学年でも、シールで喜んでくれる子供は意外にいるそうです。
でも、わたしはシール方式を選ばず、敢えてノートに書いた。
理由は、次の項目で。
他の大人に褒めてもらう
「親意外の大人から褒められる」って、子供はすごく嬉しいと思うのです。
読書を潮に、その機会を設けました。
ある先生に了承を得て、出席毎に「がんばりノート」にスタンプを押してもらう事に。
上に書いた「可視化」に、カレンダーではなく、提出できるノートを選んだ理由はそこにあります。
赤いスタンプが「先生が努力を見てくれた証」、ノートを持ち帰り、増えたスタンプをわたしにまた褒められる……そんなスパイラルを作りました。
効果はそれぞれだと思います。
でも、人って褒められたら嬉しいですよね。
それだけでも充分です。
加えて、わが家は核家族、ひとりっ子。
親族も近くにいないので、褒めるのも、注意するのも全部含めて、子供に関わってくれる大人を周囲に増やすのって、わりに大切なんじゃないかと思っています。
子供の読書は習慣化したの?
読書開始から約2年経過。
わたしの子供は、読書が日課となりました。
今はノートの存在自体が消え、当然先生への提出もなくなり。
書かなくても、逐一褒められなくても、当たり前に読めるようになったという事ですよね。
読み始めてから習慣となるまでに要した期間は失念。
申し訳ないです。
最初に「物事は3ヶ月続ければ習慣化する」と聞いていたのですが、手放せるまでには、正直もっとかかりました……。
多少時間はかかりましたが、読書は定着。
旅行にまで、自分で本を持っていくようになりました。
最終回「読書習慣がついて、何がどう変わった?」
読書が日課となったわが子に、実際にどんな変化があったか?
次回、読書習慣がついた「その後」のお話をします。
ここまで読んで「そこまで親がする?」と思った方もいるでしょう。
その辺りについての筆者の考えも、一緒にお伝えします。
【あわせて読みたい】
*記事の内容は筆者の個人的経験談と感想によるもので、お子様の読書習慣を確約するものではありません。
■この記事を書いたのは…山名美穂
サンキュ!STYLEライター。主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆中。ウェブ記事執筆・掲載実績多数あり。ブログ・小説も書きます。文章大好き主婦。