本棚で本を選ぶ少女

【子供に読書習慣を】親がすべき事・できる事2

2020/02/23
  • 子育て・マインド分野を得意とするWEBライター。チャイルドコーチングアドバイザー、ライフコーチもっと見る>>

主婦の身近な話題なら何でも書く、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。

「子供に読書習慣をつけるために、親がすべき事・できる事」の第2回目。

本好きな子供になってもらいたい、そんなお話の続きです。

第2回 子供に読書習慣をつけるために親が「できる事」

Feverpitched/gettyimages

前回、子供に毎日の読書を習慣づけるために「親がすべき事」として、「いつでも本を読める環境を作る」を書きました。

家に本を揃えたら、それで終わりでしょうか。

目の前に本を積んだら、その日から読書が子供の日課になるとは限りません。

ならない場合のほうが、多いんじゃないかな?

今回は、子供の読書が習慣化するまで、わたしが行ったサポートを、「親にできる事」として書かせてください。

「読書」のハードルは低く設定

「読書」の定義を「本を手に取り、開いて、少しでも目を通す」と、かなり低く設定しました。

一分でもいい
一行でもいい
つまらなかったら、本を変えていい
今、ちょっとだけでいい

と、声をかけて読んでもらう。

とりあえず「本を開いて中を見る」ができれば、その日の目標は達成。

読み始めると止まらなくなる事もあれば、すぐに本を閉じる事もあります。

何をどれだけ読むかは、その日の本人が決める事。

数行でやめてしまっても、それ以上は求めません。

可視化する

デスク テーブルの上にペンを持っている女性の手でカレンダーのページ
Kwangmoozaa/gettyimages

同時に、本を読んだ事実を可視化することに。

わが家には、頑張った事・できた事などを記す「がんばりノート」が存在したので、そこに毎日「読書をした」と書きました。

可視化の目的は、本を読んだら○、読まなかったら×、という良し悪しのジャッジではありません。

ノートに書く事で、子供が「読書した事実」を「親が見てくれた、認めてくれた」と感じてくれればいいわけです。

そして、日々の継続実績はノートの行数・ページ数という目に見える形に反映・積み上げされていく。

「読書の可視化」のやり方は、いろいろあります。

シンプルに「本を読んだらカレンダーにシールを貼る」でもいいと思います。
*高学年でも、シールで喜んでくれる子供は意外にいるそうです。

でも、わたしはシール方式を選ばず、敢えてノートに書いた。

理由は、次の項目で。

他の大人に褒めてもらう

「親意外の大人から褒められる」って、子供はすごく嬉しいと思うのです。

読書を潮に、その機会を設けました。

ある先生に了承を得て、出席毎に「がんばりノート」にスタンプを押してもらう事に。

上に書いた「可視化」に、カレンダーではなく、提出できるノートを選んだ理由はそこにあります。

赤いスタンプが「先生が努力を見てくれた証」、ノートを持ち帰り、増えたスタンプをわたしにまた褒められる……そんなスパイラルを作りました。

効果はそれぞれだと思います。

でも、人って褒められたら嬉しいですよね。

それだけでも充分です。

加えて、わが家は核家族、ひとりっ子。

親族も近くにいないので、褒めるのも、注意するのも全部含めて、子供に関わってくれる大人を周囲に増やすのって、わりに大切なんじゃないかと思っています。

子供の読書は習慣化したの?

学校の子供たちは、クッションの上に座って、図書館で本を勉強する
Wavebreakmedia/gettyimages

読書開始から約2年経過。

わたしの子供は、読書が日課となりました。

今はノートの存在自体が消え、当然先生への提出もなくなり。

書かなくても、逐一褒められなくても、当たり前に読めるようになったという事ですよね。

読み始めてから習慣となるまでに要した期間は失念。

申し訳ないです。

最初に「物事は3ヶ月続ければ習慣化する」と聞いていたのですが、手放せるまでには、正直もっとかかりました……。

多少時間はかかりましたが、読書は定着。

旅行にまで、自分で本を持っていくようになりました。

最終回「読書習慣がついて、何がどう変わった?」

お子様はスーパーヒーロー
Choreograph/gettyimages

読書が日課となったわが子に、実際にどんな変化があったか?

次回、読書習慣がついた「その後」のお話をします。

ここまで読んで「そこまで親がする?」と思った方もいるでしょう。

その辺りについての筆者の考えも、一緒にお伝えします。

【あわせて読みたい】

*記事の内容は筆者の個人的経験談と感想によるもので、お子様の読書習慣を確約するものではありません。

■この記事を書いたのは…山名美穂
サンキュ!STYLEライター。主婦の身近なトピックをマルチジャンルで執筆中。ウェブ記事執筆・掲載実績多数あり。ブログ・小説も書きます。文章大好き主婦。

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