レシピを覚えるのはもうやめた!料理は◯◯だけ覚えておけば失敗知らず♪

2020/04/05
  • 暮らしにまつわるあれこれを幅広く執筆するオールラウンダー。とりわけ北欧インテリア・家計・読書が好き。もっと見る>>

こんにちは。
これまで1,000冊以上の本を読んできた読書マニアのサンキュ!STYLEライターあやをです。

皆さんは料理をするとき、レシピを見ながら作りますか?

料理本や雑誌、アプリなどのレシピを見ながら料理をするというかたも多いのではないかと思いますが、「2人分」と書いてあるレシピを毎回家族分に置き換えて計算したり、レシピを覚えられず何度もスマホを確認したり...レシピを見ながら料理するのって意外と面倒ですよね。

そこで今回は、そんな「レシピの呪縛」から解放される、とっておきの料理本をご紹介します。

レシピに頼らず料理は割合でおぼえましょう。/石原洋子

この本では、和・洋・中の定番家庭料理について「必ず美味しく作れる調味料の割合」が紹介されています。


例えば、和食の基本は
酒・みりん・醤油=1:1:1
まずはこれをベースで覚えます。

このベースの1:1:1で作れるものは、甘さ控えめでシンプルな味わいの定番和食。野菜のそぼろ煮や煮浸し、淡白な魚なら煮魚もOK。

ここに0.3の砂糖を加えると、きんぴらなど甘辛料理の割合になり、さらに砂糖の量を0.5に増やせば、甘辛さが増すのでしっかり味に仕上げたい料理に。

<酒・みりん・醤油・砂糖=1:1:1:0.3>
・きんぴらごぼう
・鶏肉の卵とじ
・筑前煮

<酒・みりん・醤油・砂糖=1:1:1:0.5>
・肉じゃが
・ぶり大根
・かれいの煮付け
・鶏肉の照り焼き

そしてベースの1:1:1に酢を足し、酒・みりん・醤油・酢=1:1:1:1にすれば、南蛮漬けの割合になります。

このように、各章、ベースの割合と、そこに何を足すとどのような味になるのかが分かりやすく解説されています。

醤油大さじ1=塩小さじ1/2と同等の塩分なので、醤油の一部を塩に変えれば、塩分はそのままで料理を白く仕上げられる、なんていう裏技の紹介も。

味見をしながら調味料を少しずつ足していったら、後戻りできず失敗してしまった...という経験が多かった筆者が目からうろこだったのが「味が薄いと感じた時は、割合を崩さずに足す」ということです。

例えば和食なら、醤油だけ足すのではなく、必ず酒・みりん・醤油を1:1:1で合わせたものを足すのが鉄則なんだそう!

同じ割合でも具材が異なると不思議と違う味になるので、割合を覚えておくだけで料理のレパートリーがぐっと広がります。

「割合」を覚えれば、もう失敗しない

"失敗しないレシピ"が載っている本は数あれど、"失敗しない割合"に着目している本は珍しいですよね。今回は、そんな「いつもとちょっと違う視点」で料理を学べるおすすめ本をご紹介しました。

目分量で作って失敗しちゃった...なんて経験があるかたも少なくないと思いますが、具材の種類や量が変わっても「正しい割合」さえ覚えておけば、味が決まります!それに、いちいちレシピを確認する手間がなくなり、料理がスムーズに。

ぜひこの本をチェックして、まずは普段よく作る料理から基本の割合を覚えてみてください!

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◆記事を書いたのは・・・あやを
インテリアも節約も収納も料理もそこそこな肩書き迷子。強いて言うなら暮らしにまつわるあれこれを幅広く執筆する「暮らし」のオールラウンダー。お金好きが高じてFP2級を取得。暇さえあれば本を読んでいる読書家。Instagramでも定期的に読んだ本を紹介しています。

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