子宮の病気との10年間…①まさか、自分が病気になるなんて思ってなかった。

2020/06/25
  • 2人の食べ盛り男子の母。子育て支援の現場で働きながら手抜き&時短のごはん作りを楽しんでいます。もっと見る>>

 こんにちは(^▽^)健康が気になるお年頃のアラフィフ主婦、サンキュstyleライターのみい太です。

 コロナ禍で緊急事態宣言が出ていたこの3か月の間に、体調を崩してしまい…最近やっと病院に行ったところ、前からある子宮筋腫とポリープによる症状だとわかりました。年齢的にも卵巣や子宮の働きが落ちてきており、その影響が出ているとのこと。
 次男を生んでまもなくの10年前から、子宮の病気とつきあってきた私ですが、ここで新たな治療のステージに進むこととなりました。
 
 振り返ると、他のお母さんたちには、子育ての大変な時期にこんな思いをしてほしくないな、と思います。早く気づいて、早く治療を始めてほしい。自分の身体を大事にしてほしい。そこで、私の病気とつきあってきた10年間のお話をさせてください。少しでもどなたかの参考になれば、と思います。

イライラ、腰痛…前兆はたくさんあった。

 今から10年前。私は、幼稚園年少さんの長男と1歳の次男の子育てに追われていました。
 その頃、夫は仕事が多忙で、朝早くから夜遅くまでいない毎日。日中は、(今思えば)発達特性があって常に動き回っていた長男を追いかけまわし、夜は母の顔を触っていないと起きてしまう次男に添い寝して睡眠不足…。体力的にも、精神的にも、きつい毎日だったと思います。

 思い出すのは、その頃は常にイライラしていたこと。子どもにはぶつけられない分、夫にイライラをぶつけてたかも(笑)。いや、子どもにも結局ぶちキレてどなりつけてたかなあ…。 でもそれは、ワンオペ育児で疲れてるから仕方ない、と思っていました。

 長男が幼稚園に入ってしばらくたった頃、腰痛にも悩まされるようになってきました。でもそれも、赤ちゃんの次男をおんぶして、長男の送迎や外遊びにつきあい、家事もしていたので…そのせいだと思ってました。あまり続くので整形外科にも行きましたが、原因ははっきりせず、湿布や痛み止めでやり過ごしていました。

 そして夏になった頃。
・顔がほてって汗がひどく出る。
・下痢が断続的に続く。
という症状も出ていました。今の私なら、すぐに病院に行っていたと思うのですが…。
「最近顔がほてるんだよね、これってプチ更年期なのかな~」
とママ友に笑って話しつつ、なぜか「これは病気かも?」と考えることはなかったのです。たぶん、病院に行く時間もとれないと思っていたし、自分を見返る気持ちの余裕もなかったからかもしれません…。

 でも。今思えば、これらはすべて病気の前兆だったのでしょう。

突然襲ってきた激痛。夫に連れられて婦人科へ

医師または相談精神科医と産科-婦人科診断ストレス女性患者女性の病気や医療の診療所や病院の医療センターの精神保健
Chinnapong/gettyimages

 本当に突然でした。夜、声をあげたくなるぐらいのお腹の痛みに襲われました。その夜は痛み止めを飲んで、波のように襲ってくる痛みをなんとかやり過ごしました。

 朝になり、夫に
「婦人科に行くよ!」
と言われました。その時はまだ私自身は全くわかっていなくて、盲腸かな?ぐらいに思っていたので、なんで婦人科なのか、とブツブツ文句を言ったのを覚えています。後で聞いたのですが、夫はずっと私の体調不良やイライラを心配していて、職場の同僚に相談したりネットで調べたりしていたのだそうです。

 そして、病院で告げられたのが
「子宮内膜症」
という聞きなれない言葉でした。

 子宮内膜症とは、子宮の内側を覆っている膜である子宮内膜組織が、本来あるべき場所以外のところに存在し、エストロゲン(卵胞ホルモン)により増殖・進行する病気です。
 子宮内膜組織が月経ではがれると出血が起こり、ひどい生理痛を伴います。無治療にしておくと、不妊やがんを招くこともあります。(メディカルノートより)

 そういえば…。次男を生んでから月経が再開した際、以前に比べて経血の量が多い時期が続き、病院に行ったことがありました。そのときはしばらくしたら落ち着くでしょう、と言われましたが、その後忙しさにかまけて、経血の多さも気にならなくなっていました。

 まさか、私が病気になるなんて、思ってもいなかった。…その油断が、いくつもの前兆を見逃してしまい、悪化させてしまったのです。

 それから、この病気とのつきあいが始まりました。最初の2年程は、今思い返すのもしんどい、家族に申し訳なさが募る日々が続きました…それは次回にお話させてくださいませ。

~読んでくださりありがとうございました~
**掲載の体験談は個人の感想です**

■書いたのは…サンキュ!styleライター  みい太
大食漢のダンナさんと中3&小6の食べ盛り男子を満足させるのに悪戦苦闘!教員と保育士の資格を活かして子育て支援の現場で働きながら、手抜き&時短をモットーに日々のごはん作りを楽しんでいます。
元サンキュ!トップブロガー  公式サンキュグラマー 

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