まさか〇〇〇からもダシが取れるなんて!「味噌汁嫌い」も大満足のレシピとは?

2021/04/22
  • 管理栄養士&食生活アドバイザー。5歳娘のママ。食と栄養に関する記事執筆、栄養相談をメインに活動中。 もっと見る>>

こんにちは。味噌汁ラバーなサンキュ!STYLEライターのゆかりです。

今までにも、ダシ食材以外からいくつも味噌汁のダシを提案してきた筆者ですが、娘はあまり味噌汁が好きではありません…
正確には、味噌汁の「汁」が苦手なようで、いつもお椀に盛るのは味噌汁の具のみ。

しかも、ほとんど最後まで残っていることが多いのですが、そんな娘が真っ先に口を付けて、おかわりまで欲した一杯があります!


この記事では、変わり食材をダシにした、おかわり必至の味噌汁の作り方をご紹介します。

だしに使うのは〇〇〇

缶詰の汁や野菜くずの利用を提唱してきましたが、だしパックを常備していることもあり、なかなか味噌汁のダシの新規開拓ができていなかった筆者。

そんな時に、たまたま特売で買った【 しらす 】を味噌汁のダシとして使ってみることに!


作り方<1人分>は、
鍋に●水200mlと、●しらす大さじ1杯ちょっと(約10g)を入れ、グラグラと沸かすだけ。

ダシ食材として有名な煮干し、その多くはイワシが原料です。

そして、今回使ったしらすも、イワシの稚魚。

加工方法が異なる2つの食材ですが、どちらにもうま味成分のグルタミン酸が含まれていて、通常の水に対して使う煮干しの約5倍量、しらすを使うこの作り方での場合、グルタミン酸含有量は煮干しを超えるのです!
つまり、この分量であれば、煮干しダシ以上においしくなってもおかしくないということ!!

隠し味をちょい足し

とはいえ、確信を持って【 しらす 】を使ってダシを取ったわかではなかったので、正直不安も…

そこで、味噌汁のおいしさをグレードアップしてくれるお助け食材を投入!
●すりおろししょうが1㎝弱と、●ごま油を数滴、仕上げに加えることに。

他にも、にんにくや練ごまを入れてもよかったのですが、今回はこのコンビにしてみました。

具材の切り方もポイント

メインの食材は、これまたお得に買えたニラを使用してみました。

以前、ニラは筋っぽくて口に残るのが気になってあまり好きじゃなかったのですが、ニラの部位によって切り方を変えてからは、そんなデメリットがなくなりました。


方法は、『 白っぽい根元→ みじん切り / 葉先→ ザク切り 』にすること!

根元部分は葉が重なっていて繊維が多いので、この方法をすれば劇的に食べやすくなります。
しかも、栄養価の面では、根元に4倍くらい多く香り成分でもあるアリシンの素が含まれていて、刻めば刻むほどアリシンが増え、疲労回復に効果的なビタミンB1の吸収を高めてくれるというオマケ付き!


しらすを入れた湯が沸いたら、ニラを加え、火を止めて味噌(適量)を溶き、しょうがとごま油を垂らせば完成!!
見た目は、ニラが浮いているだけの映えない味噌汁ですが、ニラ・しょうが・ごま油の三重奏で、なかなか食欲をそそる香りに仕上がります。

なんといっても、いつも味噌汁を後回しにする我が子が、
「 おいしそうだったから一番に食べたよ!おかわりちょうだい! 」
というくらいですので、ぜひ皆さんも試しに作ってみてくださいね。

見た目を何とかしたい場合は、溶き卵や油揚げなど、お好みで加えてみてください。


※ しらすに塩分が含まれているので、味噌はいつもより控えめに入れて味を調整してください。ちょい足し食材のおかげで、薄味でも満足できるはず◎



★この記事を書いたのは・・・

管理栄養士&食生活アドバイザーのゆかり
5歳女の子のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談などで活躍中。
食べること、料理することが好きなワーカーホリックです。

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