「しなくちゃいけない」から自分を解放する方法【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】
- 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>
こんにちは。生活・美容・子育て・人間関係などについて、40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。年齢と共に経験を積み、自分流も悪くないと感じることがあります。
『余白』で自分を追い詰めることをやめる
私のスケジュール帳には、仕事日でも週に一・二度余白があります。その日は何もしないのではなく、この場所をはじめ、掲載させていただく”文章を書く日”。ただ私の場合、「書かなくちゃ」と思うと焦ってばかりで、時間に追いかけられる。ですから、ゆるやかな時間設定で好きな時に書いていいと、自分を甘やかしているのです。
逆の発想を取り入れてみる
少し話は変わりますが、以前『眠れないと思ったときに眠る方法として、“絶対寝ない”と決めたら眠ることができる』という言葉を目にし、「なるほど~」と思ったものです。私自身、「明日は早起きだから寝なくては!」と思った日に限って、目が冴える。逆の発想で睡眠を促すのですね。それを自分も取り入れて、書かなくちゃいけない時ほど、書かなくてもいい気分で過ごすことにしているのです。
その場を離れることで生まれるもの
一日、休日のようなリズムで、自分の過ごしたいように過ごしていい。午前中たっぷり寝てから始めてもいいですし、家事を間に挟んでもいい。午前中書けるところまで書いて、途中お出かけもいい。外出好きの母に突然「○○までドライブに行く?」と言うと、『今まで集中していた仕事は?』と驚かれるのですが、煮詰まっている時には、パソコンに向かっていても発想は浮かばない。外出がきっかけで、帰宅後の夜の8時~深夜1時まで、一気にペンが進むこともあるのです。
自分のリズムを知ると対応しやすくなる
何かをするときのリズムは、人それぞれ。ギリギリ、追い詰められた時の方が本領を発揮できる人。余裕がないとパニくる人。集中する時間が長くても平気な人。短い方が効率のいい人。ゆとりが必要な人。時間があるとダラダラしてしまう人。もちろんどれか……ではなく、組み合わせもあるのでしょうし、場面によって異なるという方もいるのでしょう。
自分はどうなのか、試行錯誤しつつでも知っておくと、対応がしやすく、過ごしやすくなるのかもしれません。
この記事を書いたのは……若松美穂
心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイストとして活動。
心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・お茶会という名のおしゃべり会を全国各地で開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てにひと段落した今だからこその情報を発信しています。