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松本潤さんの「DO」が先……に共感【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】

2021/01/03
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>

 こんにちは。生活・美容・子育て・人間関係などについて、40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。今年最初の内容は、たまたま目にした『嵐』の映像からの気づきを書いてみようと思います。

「PDCA」ではなく『DCAP』

 

 娘が観ていた『嵐』の番組(NETFLIX~ARASHI’s Diary-Voyage~)で松本潤さんがおっしゃっていた内容に、共感できる言葉がありました。彼曰く、一般的には「PDCA」というサイクル『Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)』が必要と言われるけれど、ちょっと違うと思う。自分はDoから始まる方法でやってきたと。実際に行動し、足跡を残してきた方の言葉には説得力がありますね。

してみた人にしかわからないことがある

 

 世の中がどんどん変わり、先の見えなくなった今、PLAN(計画)を立ててもなかなかその通りには行きません。だからこそ「DO」を先にすることが必要なのかもしれないと思うのです。
先日、あることにチャレンジした娘が言いました。「それをして何になる?」「チャレンジする意味は?」と周囲に訊かれるの。何になるのか・意味があるのかは、結果が出るまで自分にもわからないけれど、してみた人にしかわからないことや、見られない景色があると思うんだよねと。



グローバルネットワーク接続、科学技術と通信コンセプトの革新的な技術を保持する抽象的な手のひらの手。
ipopba/gettyimages

失敗かどうかは 受け止め方で変わる

 

 結果を“失敗”と思ったら失敗。一方、この先も続くチャレンジの途中に起きたこと、一つの経験・優しさを増やす体験だと認識したら、それは失敗ではなく、自分の人生の中で、何度でも生かせる出来事に変わります。
彼女は最後、願った方向には行かなかったのですが、多くの気づきがあったのだそうです。それだけではなく「やらなければよかった?」という私の質問に『それはない』と言い切りました。今後、経験として活かしていくことでしょう。

悩める時間は山ほどない



 30代・40代・50代、進めば進むほど、Plan(計画)に時間をかけている余裕はなくなることを自覚したいと思っています。私自身も同じで、残り時間が減りますから。悩んでいる間に体力や気力が減る場合があります。ましてや計画はあくまでも自分の勝手な計画で、その通りに進むことなど少ないものです。だからこそまずはDo(実行)してみる。そして自分や周囲の評価を役立て、改善し、次の計画を立ててみるのも一つの方法です。



する【DO】とわかることがある



 通ったことのない道を始めて歩くとき、先が見えずなんだか妙に遠く、時間がかかったように感じるのに、2度目は「こんなに近かったかしら?」と思うことはありませんか。周りの景色・気温・必要な時間やあった方がいいモノなど、予測できることがあるのは、一度歩いた道だからです。頭だけで考えた内容では見えないことがあるのかもしれませんね。



新しい道のドアを開ける
hanabeni/gettyimages




この記事を書いたのは……若松美穂

心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイストとして活動。
心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・お茶会という名のおしゃべり会を全国各地で開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てに一段落した今だからこそ発信できる家事・育児に役立つ情報を発信しています。




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