●イラスト素材:仕事中に家事をする主婦

今の頑張りが その後の『できる』の根拠になる【連載:輝く50代に向けて…30~40代でやっておきたいこと】

2020/11/29
  • 1972年生まれ。『サンキュ!』創刊時(1996年)以来のカリスマ的人気読者。エッセイ集など著書を相次いで刊行したのち心理学を学び、現在はフリーランスの心理カウンセラーとして活動。『サンキュ!』では2007年から現在まで14年余りブログとエッセイを執筆。2021年10月より新連載「愉しくオバさんを生きていく。」をスタート(毎週月曜日午前9時更新)。趣味は旅行・ドライブ・ゴルフ・読書・スマホゲーム・お酒を飲むこと(1人で晩酌するのも大好き!)。もっと見る>>

 こんにちは。生活・美容・子育て・人間関係などについて、40代後半の気づきをリアルに書いているカウンセラー/エッセイストの若松美穂です。【24歳】と【19歳】の娘たちの子育てから、私が感じたことを書いております。

”記憶にないくらい忙しい時期”が母にはある

 以前、友人に言われました。「前に書いていた若松さんのブログで、食事の用意やお弁当、お子さんたちの習い事や塾の送迎で忙しい様子を見せてもらっていたでしょう?今の私が、ちょうどその時期なのよね。こんな感じだったのね。本当に忙しくて、ハードさを実感してるところなの」と。彼女は私と同い年ですが、お子さんは、小学校高学年と中学生(受験生)。夕方から、彼女が頻繁に車で出かけるのを見て、いつも頑張っているなと思っていました。

あの頃を振り返ってみると……

 子どもたちが小学生・中学生の頃は、とにかく今日一日を予定通りに過ごすだけで必死でした。大変だなと感じたとしても、私よりお子さんが多いママ友も、他のママも皆やっていることだからと、自分に言い聞かせていました。ただ……今振り返ってみると、家事に仕事に子育てに、よく一人で回していたなって思います。今となっては、自分で自分をほめてあげたいくらいです。

あなたはあなたが思っているよりも強いです, 朝のコーヒーと紙のノート.
Maria Marganingsih/gettyimages

ハードな時 自分で自分を励ますことができる理由

 ありがたいことに、今は子どもたちも成長し、ハードな時間を過ごすことは少なくはなりました。それでも、生活をしていると時々あるのです。“私の本気!?”を、見せる必要のある時が……。「うわっ、忙しい!」、一瞬あたふたしそうな時、私はあの頃の自分を思い出します。すると、ふと気持ちが落ち着いて背筋が伸びる。「いや、私ならできるでしょ!あの時ほどではないもの」『毎日じゃないから、ここ数日だけ頑張ればいい、平気よね』って。

今は 自分をみとめ・褒める根拠を作っている時

 今、辛いな、大変だな~と思っているママさんたちへ。本当にお疲れ様です。することが多くてヘトヘトでしょう。投げ出したくなること、体力の限界を感じることもあるでしょう。ただ、頑張れる時にできるだけしてみるのも悪くないのかなと、個人的には思います。
 それがいつか自信になり、あなたがあなたを励ます根拠になるかもしれないから。ずっと先の未来、過去を振り返った時、自分を認める・褒める理由にもなることもあるかもしれないから。





この記事を書いたのは……若松美穂

心理カウンセラー・カラーセラピスト・エッセイストとして活動。
心理学講座やカウンセリング・カラーセラピー・お茶会という名のおしゃべり会を全国各地で開催中。大学生と社会人の姉妹を持ち、子育てにひと段落した今だからこその情報を発信しています

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