【こねないパン】箸でぐるぐる混ぜるだけ!誰でも簡単においしく焼けるパンのつくりかた
元家政婦で主婦歴20年以上のサンキュ!STYLEライターマミです。
お家で焼き立てパンを食べたいなと思っても、パンつくりは難しいイメージがありますよね。
そこで今回は、こねずにつくる簡単パンをご紹介します。
「こねないパン」の材料と用意するもの
こねないパンの材料はとてもシンプルです。粉と塩とドライイースト、そして水だけ。砂糖やバターも使わないのでヘルシーでもありますね。
【材料(18cmくらいの鍋か丸型1つ分)】
・強力粉300g
・塩5g
・ドライイースト1g
・水240g(粉の80%)
【用意するもの】
・ボウル
・箸
・オーブンにいれられる18cm前後の鍋か焼き型、または耐熱性の器
・オーブンシート
「こねないパン」のつくりかた
つくりかたは、ものすごく簡単!材料全部を箸でぐるぐる混ぜれば生地は完成です。
発酵も、面倒な温度調節などはなく室内に置いておくだけ。少し時間はかかりますが、おどろくほどに簡単なのに、食べると本格的なハードパンのような味がしますよ。
つくりかたを詳しく解説していきます。
水以外の材料をボウルに入れて箸で混ぜる
材料をすべて計量し、強力粉、塩、ドライイーストを入れて箸で全体をぐるぐる混ぜる。
水も入れて混ぜる
粉類を混ぜたら、水を加えます。一気に入れて大丈夫ですよ。
引き続き箸でぐるぐると混ぜていきます。
こねる必要はありません。箸で混ぜ続け、全体がまとまるくらいになればOKです。
そのまま部屋に放置して一次発酵
混ぜ終わったら、ボウルにラップを被せて一次発酵に入ります。
そのまま12時間~18時間ほど部屋に放置しておきましょう。夜に仕込んで一晩置くくらいの感覚ですね。
夏場など気温の高い季節は、過発酵になりやすいため冷蔵庫での発酵がおすすめですが、それ以外の季節はお部屋に放置で大丈夫ですよ。
2倍以上に生地が膨らんでいたら一次発酵は終了です。
型に移して2次発酵
1次発酵が終わったら、オーブンシートを敷いた型に生地を移し、2時間ほど2次発酵をします。
2次発酵も、ラップか蓋をして室内にそのまま置いておきます。2時発酵が終わる20分くらい前から、オーブンを250度に予熱しておきましょう。
型は、ストウブやル・クルーゼ、土鍋などの、そのままオーブンに入れられる鍋を使うか、ケーキ型や耐熱性の器を使うのがおすすめです。家にあるもので大丈夫ですよ。
2次発酵が終わったら、キッチンバサミで十字に切れ目を入れると、ふくらみと見た目がちょっとよくなります。
オーブンで焼く
250度に予熱したオーブンで、鍋で焼く場合は蓋をして30分、蓋を外して15分、合計45分焼けば完成です。
型で焼く場合は、アルミホイルを被せて30分、外して15分焼いてください。
外はパリッと、中はもっちりしたハード系のパンに焼き上がります。
オーブンを開けた瞬間からパン屋さんのような香りがして、食べれば「まるでお店のパンみたい!」と感動するような味ですよ。
スライスしてそのままでもおいしいですし、トーストしてもまたおいしい!
保存する場合はラップに包んで保存袋へ入れ、冷凍するのがおすすめです。食べるときは、凍ったまま普段より1分ほど長くトーストするとおいしく食べられます。
ニューヨークタイムズで紹介された「時間に仕事をさせるレシピ」です
このパンのつくりかたは、2006年8月に「ニューヨークタイムズ」で紹介された有名なレシピを元にしています。少ないイーストを長時間で発酵させる「時間に仕事をさせるレシピ」で「最小限の労力で自宅でおいしいパンを焼く方法」として、ニューヨークのパン屋さんが紹介したそうです。日本でもネットでじわじわと人気になりました。
時間はかかりますが、ものすごく簡単で、とってもおいしく焼き上がりますよ。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターマミ
主婦歴22年。2級家事クリエイター(料理科目・掃除科目)で元家政婦。「プロ主婦」を自称。小学生と高校生の10歳年の差兄妹の母でもあります。