【カビ対策】お風呂の窓開けっぱなしで換気はNG!?カビは外からもやってくる!
お掃除のスペシャリスト、クリンネスト1級のサンキュ!STYLEライターせのお愛です。
ジメジメする季節は、お風呂のカビが気になりますよね。換気のために、窓を開けっぱなしにしていませんか?それ、逆効果かもしれません。
その理由と、正しい換気の方法をご紹介します。
カビは外からもやってくる!
カビといえば水まわりのイメージが強いですが、じつは、カビの多くは土の中からやってくるのです。
土の中には多種多様なカビが存在していて、それらが空気中へ飛び、さらには家の中へと持ち込まれます。考えただけでゾッとしますね。
お風呂でよく見るあのイヤ〜なカビの正体は、クロカビです。ジメジメした場所を好むので、換気をして湿度を下げることが、クロカビの予防には効果的です。
窓開けっぱなしは逆効果になることも
クロカビの予防には換気が効果的。それならば、窓を開けっぱなしにして換気をすれば良いような気がしますよね。
ですが、窓を開けはなしていると、外にいる空気中のカビを引きこむことになりかねません。カビ対策のための換気で、逆にカビを引きこんでしまっては、元も子もないですよね。
また、外の湿度が高いと、ジメジメした空気まで取り込んでしまいますし、外気温が低いと、入ってくる冷たい空気で結露が発生し、壁や床を濡らしてしまいます。
では、どのように換気をすれば良いのでしょうか。
換気のベストは「窓を閉めて換気扇」
換気で大切なのは、お風呂場全体の空気を動かすこと。そのためには、空気の通り道をつくる必要があります。窓を開ければ窓付近の空気は動きますが、天井や床の空気はあまり動きません。
最も効果的な方法は、換気扇で湿気を追い出し、通気口から新しい空気を取り入れること。
浴室ドアに通気口となるすき間(ガラリ)がある場合は、ドアも窓も閉めて換気扇をまわします。空気の通り道ができ、効率よく換気ができますよ。
ガラリがないドアの場合は、ドアを少しだけ開けて、空気の通り道をつくりましょう。ドアを全開にしてしまうと、お風呂場の湿気が脱衣所に流れ込み、カビの原因になることも。少しだけ開ける、がポイントですよ。
換気扇がない場合の換気方法
換気扇がなく、窓を開けて換気するしかない場合は、外から湿気や冷気が入り込まないよう、なるべく短時間で換気するようにしましょう。
窓の両側を少しずつ開けるか、浴室ドアを開けて空気の通り道をつくると、効率よく換気できますよ。サーキュレーターを併用すれば、さらに効率がアップします。
カビ予防には、換気がとても重要。窓は開けっぱなしにせず、換気扇やサーキュレーターをうまく使って、カビを防ぎましょう!
■この記事を書いたのは・・・せのお愛
お片づけ×お掃除で、お母さんも家族も機嫌よく過ごせるお家のヒントを発信。
整理収納アドバイザー、クリンネスト1級の資格を保有。