【知っておきたい!病気とお金】突然の入院!入院費ってどのくらいかかるの?
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するYOuです。
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の国家資格を持っています。
延べ1,000人以上から医療福祉相談にのってきた実績と経験から
【病気になったときに掛かるお金〜入院編〜】についてお話ししようと思います。
突然、病気や怪我で入院することに‥!
病気や怪我で入院が必要になった場合、仕事や生活に加えて
医療費が気になる方も多いと思います。
さて、実際に入院した場合、医療費ってどのくらいかかるかご存知ですか?
入院費の内訳はこれで決まってる!
入院費は項目に分けると
①医療費
②食費
③アメニティ代
④差額ベッド代
この4つに大まかには分かれています。
それぞれの費用が合計されて、入院費という形になります。
さて、入院費が概ね4つの項目の合計額であることはお話ししましたが、
では実際それぞれどのくらい掛かるのか、みていきましょう。
医療費は所得によって異なる!
医療費は前回の【通院編】でお話ししたように、所得によって上限額も異なってきます。
月収30万円の人が入院したことを例にお話ししていきます。
月収30万円の方の場合、区分ウに該当するため
医療費の月の上限は概ね81,000円程度になります。
病院の食費は全国一律!?
病院に入院した場合の食費ですが、実は全国統一して、一般所得の方は一食460円と決まっています。
病院によって食事は異なりますがどこも食費は同額なんです。
そのため、1日3食で1,380円となり、31日換算で42,780円が月の食費となります。
アメニティ代ってどのくらい?
所謂、病院や日用品などのアメニティ代は、病院によって異なりますが
概ね日額1,000円〜2,000円というところが多い印象です。
中には持ち込める病院さんもあります。
差額ベッド代は保険適応外!
個室や中には大部屋でも掛かる差額ベッド代ですが、これは本当に病院によって多種多様。
日額3,000円のところもあれば日額30,000円以上のところも!
そして保険適応外なので、全て自費になります。
月収30万円の人が1ヶ月入院すると
概算にはなってしまいますが、今までのものを計算すると
医療費 約81,000円
食費 42,780円
アメニティ 30,000円(日額1,000円概算)
差額ベッド 90,000円(日額3,000円概算)
合計 243,780円
差額ベッド代を抜いても153,000円程度のため
入院費って実際に払うとなると、結構痛い出費ですよね。
絶対入院しないという確約はないからこそ
年齢が若いから絶対に入院はしないという確約は残念ながらありません。
万が一の病気や怪我は避けられないですが、万が一が起きてしまったときも慌てず、わたしのような医療ソーシャルワーカーに頼って下さいね。
記事を書いたのは・・YOu
現役で医療ソーシャルワーカーとして勤務するフルタイムワーママ。4歳と2歳の子育て中。
延べ1,000人以上の医療福祉相談実績あり。
医療や介護に加え、マイホーム購入や時短からフルタイムへ転職、日々の節約や作り置きなど、幅広く情報発信しています☺︎