【プリント類の管理】は立てるより寝かすべき理由

2021/08/24
  • 整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。もっと見る>>

9歳7歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。

リビングの散らかる原因のひとつに、
幼稚園や学校から持ち帰る
【プリント】や【ダイレクトメール】
などが溜まって処理しきれなくなってしまう、という理由があります。

どんどん滞留してゆくプリントたち。管理に頭を抱えてしまいますね。

整理が得意な方であっても、次々と舞い込んでくるプリント類は、持ち込んだ際に
【すぐ処理する癖】
が無ければ、あっという間に山のように積もってしまい、カオスになるものです。

私自身もお片づけは【三度の飯より好き】(笑)なことですが、プリント類をその都度細かく丁寧に管理することは正直面倒です。
お片づけは好きでも、決して完璧ではありませんのでプリント類の管理には出来るだけ手間をかけたくないですし、むしろ放置してしまいたくなります。

そんないい加減な(笑)収納アドバイザーだからこそ、ラクして処理できるプリント類の管理方法を見出す為、工夫を重ねてきました。

熟考を重ねた結果、見た目にスッキリ見えつつ、且つ書類が迷子になりにくい管理方法で、現在はラクに処理出来ています。
ラクなプリント類管理にはいくつかのポイントがあります。

【見える場所】【見えない場所】の2か所に保管するものを分ける。

【寝かす方】が良い理由をお話しする前に、プリント類は2つの場所で管理する方が良いということをお話ししたいと思います。

プリントは度々に確認をしたり、回答を要するものもあったりと、視界に入らないような場所に仕舞い込んでしまうと後に困ることもあります。
そうならない為に、【リビングの一角】にまとめて置いたり、【キッチンカウンター】に【ファイルケース】などを利用して管理している方も多いと思います。

しかし、書類は長期保存の必要なものもあれば、人別に管理しなければならないもの、また学校、仕事などと細分化する必要もあり、細かく分けたそれらを【リビングの一角】などに置くにはまずまずのスペースも必要で、雑然となりがちです。

まずはざっくりと2つの場所に分けて管理することをおすすめします。
長期保存の必要なものはリビングに置く必要はありません。別の場所にしまいましょう。また、捨てることは出来なくても滅多に見直す必要のない書類も同様です。

リビングの見える場所に保管するのは【直近のプリント】はもちろん、ひとまず整理はつかないけれども【ある一定の時期がくれば処理出来るようなもの】です。いつでも処理出来るようにリビングに一時保管するべきです。

そこで、【リビングに一時保管した場合】に【寝かす収納】にするべき理由をお話ししたいと思います。

理由①雪崩れ、崩壊の防止。

【プリント類の管理】に悩まされる方でよく見られるのが、プリント類は
『ファイルボックス』に入れると良いのだろうという思い違いです。

『ファイルボックス』
『ファイルケース』
『クリアファイル』

プリントなのだから『ファイル』と名の付くアイテムを使えば間違いはなさそうですが、この類(たぐい)は本棚や書棚、シェルフ等に格好よく収めたり、ブックエンドとしての役割の為にあるもので、ペラペラのプリントを立ててしまえば当然くにゃっと倒れるというもどかしい状況になります。

紙はよほど積み上げない限りにおいては【寝かせて】さえいれば、雪崩れ、崩壊が起こることはありません。

理由②自然と時系列管理に。

立てる収納であっても【入ってきた書類は一番右に収める】、そのようなルールを設けておけば時系列管理は可能ですが、収める人が違えばそのルールも統一できないかもしれません。
また人間ですから、自分で決めたルールでさえ忘れてしまうこともあります。

【寝かす収納】は何より上にポンと置くだけで勝手に時系列収納になります。
【新しいものは上】に、
【古いものは下に】。
下に行けば行くほど、もう必要ではない書類ということが一発管理できる、というわけです。

理由③子供から大人まで誰もがラクな収納方法。

【立てる収納】というのは、左手(利き手とは反対の手)で今あるものを寄せるなど、整えつつ右手(利き手)で収めます。
このアクションは実は子供にはなかなか高度で難しいものです。

それぞれの個人のボックスにそのままポンと置くだけならば幼稚園児でも出来ます。面倒くさがりのご主人でも置き入れるだけなら出来ます。
家族を巻き込むお片づけが可能ということになりますね。

まとめ。

記述した【寝かす方法】にする為には、プリント類は【引き出しタイプの収納】にする必要があります。
我が家のリビングで使っている引き出し収納は
【無印良品のポリプロピレン引き出し収納】です。

出来るだけ個人で管理できるように、家族の人数程引き出しを重ねてあります。またプリント類以外のものも引き出しを増やす事で統一を持たせ美しく収納できるのも良いところです。
また、引き出しの厚み(深さ)にゆとりがあり、プリント類の整理を【数か月間】は溜め込んでしまうズボラな私に向いています。
プリント類の整理を溜め込まない方は3段の書類ケースのような浅型のものでも大丈夫でしょう。

プリント類の収納にお悩みの方は多いですが、基本的には直近のものが必要で、後のものは不要であるものの事が多いようです。

【寝かす収納】にしておき、時々は下にあるものを取り出し、【要不要を見極める】処理をゆっくりしてゆきます。
この作業が【時系列になっている】ことでさほど難しくないことを知れば、積もってゆくプリント類にイライラしなくなるものと思います。

収納ケースが無い場合、プリントの入る簡易的な箱を用意し、ご自分の家庭に合う方法か【収納テスト】をしてみてから次の段階へ進むようにしてみて下さいね。決して収納グッズを先に買うようなことをされないことを願います(笑)。

最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。

計算中