【見せる収納】と【隠す収納】の判断基準とは?

2021/09/14
  • 整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。もっと見る>>

9歳7歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。

お片づけの方法は、
【見せる収納】と【隠す収納】
とに大きく分けられます。

「見せるべきもの」と「隠しておくべきもの」の判断には基準があります。
おうちをぐるりと見渡してみて雑多な印象を受けたなら、見せると隠すの判断が違っている可能性があります。

以下の基準を参考にしてみて下さい。

【見せる】収納にするべきもの。

見せる収納にするべきものは、大きく次の3つに分けられます。

【①一日に何度も使うもの。】
期間は一日と短い方が判断はし易いでしょう。
キッチンであればお茶碗やコップ、お箸、やかん、洗剤やスポンジなどがそういった物です。
丸見えが嫌ならば、「ワンアクション」までの収納にします。
かごや箱にまとめて入れて、それを見せておくのも方法のひとつです。
今であればアルコール消毒液やハンドタオル、体温計などもその類です。

【②やりかけのもの。】
家計簿や日記、読みかけの本などです。
そのまま出しておきたくない場合は、上記と同様に「やりかけボックス」のような箱を置いたり、ポストイットなどにやりかけの事柄を書いて目に付くところに貼るのも良い方法です。

【③見ていて心ときめくもの。】
何よりも自分自身がいつも眺めていたい
「大切な物」
「お気に入りの物」
はむしろ出しておくべきです。お気に入りの物はパワーの源にもなります。

【隠す】収納にすべきもの。

本来、物は全て見える方が「使う」という点では有効ですが、全て見えるのは美しくありませんし、目に五月蠅く休まりません。必ず「隠す方が良い」ものは以下の物です。

【①消耗品やストックしているもの。】
見えると雑多に見えるもの第一位です!
収める場所が決まっていれば、消耗品やストックのものは完全に隠しておいても何の問題もありません。
今使っているのもが無くなった場合に必要に応じて補充するのですから、すぐに手に取る場所にある必要はないものです。

【②シーズンオフのもの、冠婚葬祭用品など、特別な時のみ使う物。】
特別な説明は要りませんね。
今、必要のない物だけれどもその時が来たら必ず使うものです。年に一回使うけれども、必要な時以外は無くても困らないものなどです。

【③汚れを付けたくない、壊したくないもの。】
個々で判断基準の異なる物が、この③です。
大事なものは隠しておくべきですね。触られたくないけれども見ていたいならば、鍵付きのショーケースに収める、という手もあります。

最後に…。【見せる】【隠す】のバランスはそれぞれ。

家にある、ありとあらゆる物を先述した「判断基準」に沿わせて決めてみて下さい。

例えば食器はどうか。
ホコリが付いて欲しくなければ扉付きの食器棚ですし、見ていたいお気に入りならばオープン収納です。

衣類は?
紫外線を当てたくないならクローゼットや箪笥、お気に入りならばショップのような見せるハンガーに掛けるのも素敵です。

本なども、傷めたくないなら扉付きの本棚、読みかけならばオープン棚、オシャレな写真集ならテーブルにそのまま置くのも良いかもしれません。

雑誌やネットで見た、オシャレなインテリアや収納を真似したい!「と思われることもあると思います。
ですが全てを真似るのではなく、その物と自分の関係が【見せる】と【隠す】の基準のどこに当てはまるかで、「真似のできる所」と「しない方が良い所」に気付けます。

人は真似て成長しますが、やはり基準は自分自身。持続する収納を目指すのであれば自分基準をずらさないことを意識してみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。

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