【兼用】は持たない暮らしへの第一歩。18のアイデア一挙紹介。
9歳7歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。
ミニマムな暮らしを目指し、幾分物を減らす為には、
「物を捨てなければ!」
と思いがちです。
ですが、たとえ捨てることが出来たとしても、また新たに買い足せば、物の量はすぐに元に戻ってしまいますし、買い足すならばそれと同時に減らすこともしてゆかなければ、ミニマム生活を持続させることは夢のまた夢です。
物を持たずに暮らすというのは、単純に少ない量で暮らすだけではなく、自身の暮らしに合わせて必要な物を見極め、不必要なものは買わないという強い意志と、暮らしにおける創意工夫を継続してゆかなくてはなりません。
物を処分する前に、又、新たに物を買い足す前に、今ある物を見渡してみて下さい。
その中で、実は【兼用】の利くものがいくつかあるはずです。
【兼用】出来ることがわかれば、そのどちらかひとつは無くても大丈夫。気持ち良く処分することができます。
我が家の【兼用】アイデアをご紹介します。
①晴雨兼用傘。
当たり前に使っている方もいらっしゃいますが、意外に【雨用】と【日傘用】と区別して使われているのが傘です。
晴雨だけではなく、【折り畳み式】と【長傘】を区別している方も多いですね。
最近は晴雨兼用のタイプも種類はとても多く、わざわざ分けて使う必要はなさそうです。
傘は濡れてしまえば長かろうと短かろうと煩わしさは同じです。
コンパクトに持ち歩ける折り畳みが鞄にも収まりがよく便利です。鞄に入れる場合は防水のケースに収めればよいですね。
ちなみに子供たちも【折り畳み傘】を自力で開閉出来るようになってからは、普段は折り畳み傘をランドセルに入れて常備しています。強風や雨脚の強い日のみ長傘です。
②ルームウエアとパジャマ。
いつ何時非常事態が起こるか予測不可能な現代、いつでも外出できる服装でいます。
お風呂に入ったらパジャマ、ではなく、
【散歩程度ならば外出OKな服装】
で就寝します。
我が家ではパジャマ姿の人はいません。
③枕とクッション。
我が家には幸い、「枕が変わると眠れない。」という繊細な(笑)人がいませんので、特別な枕は必要ありません。
枕の収納は場所も取ります。
クッションと枕を兼用にすることで、日中は仕舞わずにリビングに置いたままです。
④リビングラグと布団マット。
三つ折りの布団マットを使っていますが、床にそのまま置くと硬さが伝わり快適に眠れません。
我が家は家族構成上、リビング兼寝室になっておりますので、リビングのラグの上に三つ折り布団マットを敷くことで、適度な柔らかさが加わり気持ちよく眠れます。
更にはマットは床にそのまま置くとずれ動きますが、ラグの上ですと摩擦がかかり動かないというメリットもありました。
⑤ベッドとプレイスペースと収納。
子供は周りが明るかったり音があったりすると集中して寝つけません。
9時を過ぎ、子供のタイミングで眠りに入ることができるようにと、リビングの端っこに
【ロフトベッド】
をこしらえました。
二段ベッドを置くゆとりがなかったこともありますが、娘二人が並んで寝る方が楽しいのでは?という理由もあります。
ベッドという名目ではありますが、日中は仲良く遊べるスペースです。
更にはロフトなのでベッド下に収納スペースがあり、一石二鳥三鳥のベッドです。
⑥廊下と部屋のスペース。
リフォームで和室を撤去し、廊下を無くしました。
しかし、冷暖房効率を考え、壁のあった同じ場所に【可動式の間仕切り】は取り付けています。
昼間は間仕切りを開放することで、遊ぶ空間が廊下分広くなり、夜は壁を作ることで就寝時に廊下を行き来する人の気配を感じさせないようにしています。
⑦机を勉強机、テレビ台、飾り棚として多用途に使う。
リビングに長い机を拵えました。
子供2人のデスク、テレビを配置するスペース、飾り棚、ピアノを置くスペースとひとつで何役も兼ねています。
⑧洗濯かごはバケツにすれば、必要時に水を汲めて便利。
お洗濯をする前の衣類は「かご」に入れることが多いと思います。
それは通気性を求めてのことだと思いますが、我が家では「かご」ではなく、敢えて「バケツ」を複数個持ち、洗濯かごとして使っています。
敢えて「バケツ」を選択したのには理由があります。
①多人数の衣類はかなりの重量です。
程良いサイズのバケツにすることで量を分割する為です。
②白物、色物、汚れ物と選り分けし易い為。
③かごよりバケツの方がリーズナブルでした。
④スタッキング可能で場所を取らずコンパクトです。
そして大きな理由
⑤水が汲める。
非常時に汲み置きしたり、漂白でつけ置きしたり、金魚の水くみをしたりと水を汲めることで活躍の場が断然広がります。
洗濯物を一日以上放置することはありませんので、通気性がなくとも問題ありませんでした。
⑨バッグはエコバッグの最終手段。
エコバッグは持ち歩いていますが、エコバッグだけでは足りない場合もあります。
そのような場合は最終手段(笑)。
バッグに入れている「バッグインバッグ」を取り出し、バッグを空っぽにすればバッグが買い物袋になります。濡れものなどは控えますが乾いたものであれば問題ありません。
⑩しゃもじと料理スプーン。
調理に使うツールは一種類につき一つだけしか持たない、というミニマムライフを実践していらっしゃる方も多いですが、家族の多い我が家では都度都度洗うと時間を取り、全てを一つ持ちにすることはストレスを増やすことになります。
敢えて同じ調理道具を2つ以上持つこともありますが、専用となりがちなツールはひとつでふたつ以上の用途に使えるものを選びます。
例えば【しゃもじ】はすくう面が平らなものより、丸みを帯びたものを選べば、ごはんだけではなく調理スプーンとしても使えますし、おかずを盛りつけることも出来ます。
用途を決めつけないことがミニマムに暮らせるコツです。
⑫ラップは小で大も小も兼ねる。
大きなサイズのラップは持て余すことがありますが、小さいものがあれば、小さなものはもちろん、大きなものも少し重ねてラップすれば賄えます。
⑬コーヒーポットと出汁、水、お茶、ミルク入れ。
コーヒーポットはガラスのタイプを選べば、そうめんのおつゆ、すき焼きの割り下、ミルクの温め、氷水、お茶と何にでも使えます。
⑭お皿を調理道具に、更には収納に。
スクエア型のガラス耐熱容器は、パスタを盛ったりサラダを盛ってお皿としても使いますが、耐熱ですので、グラタンやケーキも焼きます。
また使用頻度は比較的浅いので、使わない時は別の容器を入れて収納として利用します。
⑮キッチンタオルは一種類。調理、手拭き、台拭き、掃除。
キッチンタオルは一種類にすれば収納はまとまりますし、タオルホルダーを買うにも迷いません。
又、用途は調理に使うのはもちろん、手を拭く為、テーブルを拭く為、ちょこちょこっとお掃除する為にと使い方も様々です。
⑯霧吹きはアイロンも、グリーンも。
アイロンかけの際の霧吹きはフレグランスを入れて使うと、それのみの用途になりますが、我が家は香りは不要なので水道水のみを入れています。
ただの水であればグリーンに吹きかけても問題ありません。
⑰クエン酸は、料理、柔軟剤、掃除、リンス。
クエン酸を常備されているご家庭は多いと思います。
我が家もクエン酸を欠かすことはありません。
お洗濯の仕上げにクエン酸。
(静電気防止の為、グリセリンも投入します。)
水垢落としにクエン酸。
料理にクエン酸。(食用です。)
洗髪の仕上げにもクエン酸。
⑱トイレットペーパーはお〇り拭きとお掃除。
通常の使い方と、落ちているホコリを取る、髪の毛を取るなど簡単な掃除であれば、毎度トイレ用シートなどを使わずともトイレットペーパーで十分です。気付いた時にささっと、が基本です。
最後に…。
我が家の暮らしの【兼用】をご紹介させていただきました。
【兼用】という工夫は自然と物の量を抑え、結果、大きなスペースの無駄を省くことになります。
何気なく過ぎてしまいそうな日常ですが、暮らしの改善点は実は沢山あります。
小さな小さな工夫の積み重ねが、時間や空間、思考の無駄を省き、気づけば本をゆったりと読めるような時間と心のゆとりを手にするかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。