【放り込み式】で大らかになれた。家族のための、頑張らなくていいお片づけ。

2021/06/03
  • 整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。もっと見る>>

7歳9歳のお母さん、
収納アドバイザーのayaです。

自分の持ち物やスペースはお片づけが出来ても、家族のものとなると自分の都合よくはいきません。

子供の物は片付けても片付けても
またすぐに散らかる、
旦那様はいつもぽいぽい、
そこらじゅうに物を置く、
親の物は触るなと、
簡単には手出しできない…、

というようなことは、どの家庭でも起こりうることだと思います。

私はお片付けは大好きですが、片付けても片付けても散らかる状況が繰り返されれば、いくら好きでも心は穏やかではいられなくなります。
神様ではありませんので(笑)いや、神様でも神聖な場所を汚されたらお叱りになると思います。

しかし【イライラ】は本当に体に良くはありませんね。
家族とはいえ、お互いの気持ちは口にしなければわかりませんし、性格も性質も皆違います。
出来るだけ【イライラ】しない方法を見つけ出すことは、決して逃げではなく、家庭の平和と家族の健康を維持するために大切なことです。

私のイライラしない策は、「見て見ぬふり」ではなく、「見ても気にならない、家族を気遣わない」方法、ずばり
【放り込み式】
でした。

こんなところは【放り込み】で大丈夫!な、我が家の【放り込み式収納】場所をお教えします。

主人の靴下。

この引き出しに入っている主人の靴下は、シンプルでほぼ色も形も同じです。
決して畳みにくい靴下ではないので、畳んでしまう方がスペースは取りませんし、見た目に美しいので主人は喜ぶものとわかっています。

ですが、靴下は毎日洗い、こちらに戻さねばならないアイテム。
毎日の畳むことが【手間】で放り込みにしています。畳んだ方が良ければ主人が自分で畳むでしょうがそれをしないということは
「無理に畳まなくても良い」
という事だと受け止めています。

注:伝えるべきところは伝えましょうね。

子供の靴下、下着。

子供の靴下や下着は、小さく畳みにくいものです、というのは言い訳です(笑)。
子供は一日のうちで靴下を履き替える事もありますし、子供の人数の分、洗濯物の量も多いです。ですが、この引き出しに収まる程の数しか持ち合わせていませんので、何があるかは畳まずとも把握できています。

子供の靴下、下着は放り込みで大丈夫です。

注:畳む習慣を子供に付けさせたい方はもちろん畳んで下さいね。

マスク。

毎日洗って何度も使うマスクは、靴下下着等と同じ、やはり引き出しにそれぞれのものを紙袋でざっくり仕切って放り込み式です。毛玉が付いてきたり傷んだものは即処分するので、ここから溢れることはありません。

キッチン、収納ケースの中身。

キッチンはある程度【箱】などを使って枠を作り、大まかに収納していますが、中身はと言うと、ざっくり放り込み式の場所が多いです。

吊り戸棚や引き出しを開けますと、ケースに収まっていることで一見整えて見えますが、案外中はいい加減(笑)。
それでも使う時に困ったことはありませんので、放り込みできるものはそれでも良いのではないかと思っています。

子供の物。

これはマジックですが、細かくケースで仕切って整えることは子供スペースにおいてはほとんどしていません。
細分化し過ぎず、適度なサイズの箱(箱はティッシュの箱でもお菓子の箱でも何でも良し。)で仕切ったら、後はポンポン投げ込み式。

子供は自分では物を捨てることはしませんので、時折親が物の量を見直してあげることは必要ですが、普段の物の管理はどこまでも
【子供がラクに戻せるような収納】
にすることが、子供も親もゆったりとした気持ちで過ごせるコツです。

コード類。

家電の位置が定まっていたり、リビングなどの視界に入りやすいところのコード類は美しく整えた方が良いと思いますが、そうではない所(死角や模様替えの多い家)のコードは、使っていない鞄などを利用して放り込んでおいても構わないと思います。

100均などで買えるコード類ケースもありますが、買ってみたけど小さくて収まらなかった!なんてこともありますよね。逆に大きすぎたり…。
かと言ってコード剥き出しではホコリも溜まりますし、コードがごちゃごちゃと出ている様は気持ちよくはありません。

どこまでも【仮】ではありますが、おすすめの方法です。

洗濯ネット。

洗濯ネットは大中小とサイズも形の種類もありますので、区分けする方が良い方もいらっしゃると思いますが、我が家では大小ありながらも数は多くありませんので、ボックスは一つで十分使いこなせます。
もちろん畳んだりもしません。かごに放り込みです。

洗濯ネットは生活感の出るものなので、出来れば隠す収納にする方が恰好は良いと思いますが、毎日使うものでもありますので、すぐ使えてさりげなく隠れているというのがベストです。

最後に…。

家事は家族みんなが関わることが理想です。
それは家族みんながラクなシステムを作ることで、理想に近づいてゆけます。

片づけにおいては、多くの人は畳むことは得意でも好きでもないと思いますし、今ある物より美しく整えるような意識は、外では出来ても家庭では持ちにくいものです。
「来た時よりも美しく」
「使った後はきれいに」
は家では忘れてしまっていませんか?

また家では散らかっていても気にならない方も多いでしょう。ですが散らかりが気にならない方でも、キレイに片づいている部屋は無意識にも必ず気持ちのよいことのはずです。

片付けは、生きている限りは「食べること寝ること」と同様の生活習慣のはずです。自分ばっかり片付けてしんどいならば、家族の行動に目を向け、どうすれば家族がラクに片づけるか、またどうすれば自分がまわりのことばかり気にしてイライラしないのかを考えてみるという創意工夫も必要です。

私の解決策は、
【放り込み式】
という、適当でいい加減に見えるけれど、私も家族も無理しないお片づけに結び付く方法でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を書いたのは、
収納アドバイザーayaでした。

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