2016/09/17 01:56
私は美術大学出身で、工芸学科で4年間陶芸を専攻していました。

私が通っていた多摩美術大学の名誉教授、中村錦平(なかむら きんぺい)先生のご自宅に、先月お伺いしてきました。


中村錦平先生は私が尊敬する恩師で、世界的に有名な陶芸家です。

中村錦平先生について書いた記事はこちら


プロとアマの違い 中村錦平先生

http://39.benesse.ne.jp/blog/1985/archive/81


7月に錦平先生の講演会を聞きに行った後、奥様がお電話をくださり、お家にお邪魔することとなったのです。

お家にお邪魔したのは8/12、やりくり主婦として出演させていただいた「ソレダメ!」の放送直後でした。

錦平先生と奥様、ご一緒に「ソレダメ!」を見てく出さったとのこと・・・ありがたいです(T_T)

我が家のDIYについてや、「ダシダ」を使った料理への感想を聞いたり、錦平先生が以前テレビ出演されたときのエピソードを聞いたり、楽しいひとときになりました。

上にリンクを貼った錦平先生の記事で

「錦平先生は もしかして 『節約』 という言葉を知らないのでは・・・!」
(非常にセレブなため)
いうことを書きましたが、まったくそんなことはないとのことで(^^ゞ

まだ私くらいの年のころ、東京の4畳半の風呂なしアパートに住み、洋服はジーンズにタートルネックのみ、かばん代わりに紙袋を持つという節約生活をされていたそうです。

そのころは、一年のうち半分は東京の4畳半のアパート、もう半分は実家のある石川県の金沢、時にアメリカに行き、作陶を続ける日々。

その節約生活も楽しかったとおっしゃっていましたが、夢や志があるから、かもしれませんね(*^_^*)



錦平先生のご自宅にはこれまでも何度かお伺いしたことがあるのですが、それはもうステキなお家なんです。

錦平先生のご自宅とアトリエを兼ねていて、「るるるる阿房」という名がついています。
有名な建築家の斉藤裕(さいとう ゆたか)さんが設計され、斉藤裕さんはこの「るるるる阿房」で日本建築家協会新人賞を受賞されたとのことです。

また、雑誌「モダンリビング」に、有名な建築家の藤森照信(ふじもり てるのぶ)さんが選んだ「住んでみたい名住宅 13軒」の特集で掲載されています。



そんなすごいお家なのですが、ダメ元で

「ブログに書きたいのですが・・・」

とお願いしたら

「いいよ、書いても」

とOKをいただけたので、本日は錦平先生のご自宅をご紹介いたします(^^♪

まずは外観

P_20160812_114632.jpg

パッと見はコンクリートの無機質な多面体、という造りのお家で、入口部分は黒い金属製。

表札は金色に輝いています。

入口の前にある岩のようなもの・・・

こちらは彫刻なんです。

P_20160812_114612.jpg

目をつぶり、大きく口を開けた人の顔。

近くで見ると迫力に圧倒されます・・・

ドアを開けて玄関に入ると、そこには錦平先生の作品がずらり。

P_20160812_114546-dd650.jpg

玄関から大迫力。

ひとつひとつ、かなりの大きさです。

もし我が家の玄関に1つ置かせていただくとしたら、もう靴を脱ぐスペースがないくらいσ(^_^;

この大きな作品をゆったり配置できる贅沢な空間。

そして目線を左にずらすと・・・

P_20160812_114530.jpg

家の中庭に、なんと竹林が!

屋根まで吹き抜けになっていて、外から見た無機質な様子とは違い生命感が感じられ、明るく開放感があります。

階段は黒く、落ち着いた雰囲気。

P_20160812_114449.jpg

階段を上り二階にあがると

P_20160812_111617.jpg

階段を上がった正面には柔らかな明かりの差し込む窓と錦平先生の作品が。

この壁の色、深みのある黒なのですが、壁紙でもペンキでもなくて黒漆喰という建築素材だそうです。

P_20160812_114236.jpg

漆喰は耐火性に優れているので、古くからお城の外壁や土蔵などに使われてきたそうです。

ペンキで塗り上げた壁と違い、落ち着いたツヤと光がありました。

ひんやり、しっとり、上品な質感。

階段を上がってすぐのところから見えるリビング

P_20160812_111604.jpg

こちらが恩師、中村錦平先生です。

P_20160812_111050.jpg

錦平先生の座っていらっしゃる手前にあるテーブルは

大きな木をふたつに割り、中央でつなげた形。

P_20160812_114341.jpg

錦平先生作のお茶碗でお茶を頂きました。

P_20160812_112809.jpg

ころんとした大ぶりなお茶碗で、手に持ったときの納まりが良かったです。

口当たりもなめらか。

学生時代に聞いたある言葉を思い出しました。

「陶器はよくあたたかみや柔らかさという言葉で形容されるけど、実際は硬いし冷たい」

という言葉です。

確かに陶器は実際触るとヒンヤリ冷たいし、柔らかいのだって焼成前の乾燥していない粘土の状態だけですよね。


分かってはいるのですが錦平先生の茶碗も、おおらかでゆったりとした形にあたたかみを感じ、口当たりが柔らかいものだった、と書きたくなってしまいました。


お菓子の載ったお皿は金属製。

小物のひとつひとつまで、センスが光っています。

こちらのうちわも

P_20160812_111000.jpg

紅白のシンプルなデザインで、持ち手はわりと太くしっかりとして、軽く扇ぎやすいのです。


部屋に配置された錦平先生の作品の数々。

P_20160812_114247.jpg

こちらは初期の作品とのことでした。

P_20160812_111041.jpg

階段を上がってすぐに見える窓辺に置かれた作品。

P_20160812_111103.jpg

右から

P_20160812_114220.jpg

中央の土瓶

P_20160812_114213.jpg

そして左の立体作品

P_20160812_114204.jpg

どれも作品の持つエネルギーがすごいです。

有無を言わせない圧倒的な力が作品から出ていました。


竹の吹き抜けを挟んでリビングの反対側に、ダイニングがあります。


P_20160812_111519.jpg

2階からのぞいた竹の吹き抜け

P_20160812_114427_1.jpg

竹林からの光を浴びながらここで頂く朝食は、きっと格別でしょうね(^^)

P_20160812_111452_1.jpg

選び抜かれた家具や小物と自作の作品たちが並ぶ錦平先生のご自宅、洗練された中にも竹の生命感と柔らかな日差しを感じられるお家でした。

錦平先生のお家を設計された建築家の斉藤裕(さいとう ゆたか)さんは、他にも数々の住宅を設計されています。

斉藤裕さんの建築されたお家をいくつも見学された方がおっしゃったという言葉がとても印象的でした。

「斉藤裕さんの素晴らしい家を、素晴らしいままで維持しているのは中村錦平先生以外に知らない。」

という言葉です。

その方が訪ねたほかの住宅は、住宅の素晴らしさを生かし切れていなかったというのです。

物があふれていたり、出しっぱなしになっていたり、管理が行き届かなくなっていたり・・・

確かに、この素晴らしい家にごちゃごちゃと生活用品や収納しきれないものが出しっぱなしになっていたら・・・と想像すると、家自体の素敵さはかなり減少すると思います。

以前キッチンや他の階にある寝室等を見せていただいたときも、すっきりと片付いて、とても快適な空間でした。

錦平先生ご夫婦は、シンプルに暮らしたい、とおっしゃっていました。

どんなに素敵なお家でも、管理が行き届かなくてほこりまみれになっていたり、庭が荒れ果てていたりしたら・・・。

どんな家に暮らしていても、家の価値を上げるのはそこで生活する人次第ということなのかもしれない、そう感じました。

錦平先生のご自宅は、家自体の美しさや高級感、快適さはもちろんですが、「家の素晴らしさをずっと保ち続けている」ことも同じくらい驚くべきことだと思います。

そして我が身を振り返る・・・・

私も家の手入れをしっかりして、丁寧に暮らそう・・・・(*゚ロ゚)

家の素晴らしさを保つのは技術なら、その技術を身につけたい。

自分にもできることは……

まずは家を清潔に保つことでしょうか。

錦平先生のお宅はやはり清潔でした。

すこしでも快適に暮らしやすく。

家を手入れして暮らしていこうと思います(#^_^#)

サンキュ!ボタン押して下さったら、とっても嬉しいです♪
堀江麻衣さんのファンになる
この記事がいいと思ったらクリック!
この記事をみんなに教える
  • ごはん
  • おうち
  • ハンドメイド
  • やりくり&懸賞
  • 健康&ダイエット
  • ビューティー&ファッション
  • おでかけ
  • お買いもの
  • 子育て&家族の話
  • あれこれ
コメント(0)