2018/05/09 16:20
5/7の月曜日に、東京都渋谷区にある「トキ・アートスペース」というギャラリーへ、展示を見に行ってまいりました。

この展示のタイトルは 

"House on the sea" (ハウス オン ザ シー)

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中村洋子(なかむら ようこ)さんと

加藤亮(かとう りょう)さんという

2人の作家さんのコラボレーション展示です。

中村洋子さんは、何度かブログに書いたことのある多摩美術大学の私の恩師、中村錦平(なかむら きんぺい)先生の奥様で

金属メッシュによる作品を発表し続けているアーティストです。

多摩美術大学に在学中から何度も洋子さんにお会いしていますが、とてもさわやかで上品な方です。

気配りや気遣いをさらっとしてくれて、その上おしゃれでかっこいいという・・・\(◎o◎)/!

連れて行った7か月の娘にもたくさん話しかけてくれて(*^_^*)

優しくて気さくな、魅力的な方です。



「海底のイメージ」

という今回の展示ですが

加藤亮さんの船の作品に、洋子さんが直感を受けて作り上げたそうです。

私の写真の力不足で、雰囲気やサイズ感が伝わりにくいかもしれませんが、部屋いっぱいに設置された作品です。

逆さまになった船に光っているのは、イカ釣り漁船などに使われる水銀灯。

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ぼわ〜っと 強く 発光していました。

実際は明るく白い光だったのですが、なぜだかすべての写真が青くなってしまいました(T_T)


船の下に浮かんでいるのが、洋子さんの作品です。

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金属のメッシュで空気をはらみながら「宙に浮く」様子でしたが

海中で沸き起こる空気の流れのようなものを感じました。



美術大学に入学する前は、「アート」というと絵や彫刻、飾り物というイメージしか無くて

「アート」に必要なのはキレイさや、日常の中での親しみやすさ、居心地の良さだと思っていました。

美しい彫刻を見て「キレイだな」と感動したり、部屋に絵を飾って癒されたり、手作りの器を使って嬉しい気持ちになったりということだと。

でも今は、「親しみやすさや癒し、感動だけがアート」ではないと思っています。

違和感でもいいし、衝撃でもいいし、何か人の心を動かすものが「アート」なのかもしれません。



今回の洋子さんの展示で私が感じたのは「非日常」と「ワクワク感」でした。

手前の展示室からパーテーションで区切られた、奥の部屋に入るときのワクワク感。

狭い入口から少しだけ覗けた作品の全体が、ふわふわと広がっていました。

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天井には洋子さんのメッシュの作品が張り巡らされていて

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天井を見上げながら部屋をぐるっと回ると

海の底から海面を見上げているような感覚になりました。

金属メッシュなので完全に無機物なのですが、なぜだか「やわらかな生命体」のようにも見えてくるという不思議・・・

日常生活に忙殺されて、心を広げる時間をなかなか持てなかったのですが

この「非日常」の空間に触れて、こころのストレッチが出来たように思います。


会期は2018年5/1-5/13、入場無料です。

「トキ・アートスペース」と検索すると、ギャラリーのホームページが見つけられます。

本日を含め、あと5日ほど展示期間がありますので、興味のある方は是非足を運んでいただけたらと思います(*^_^*)



*全ての写真の掲載許可はいただいています。
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2016/09/23 01:02
昨日の朝、神奈川県の川崎にある岡本太郎美術館に行ってきました。
行くことになったきっかけは、一枚の新聞記事。

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北國新聞に掲載された、中村錦平(なかむら きんぺい)先生の書評です。

私は美術大学出身で、工芸学科で4年間陶芸を専攻していました。

中村錦平先生は私が通っていた多摩美術大学の名誉教授で、世界的に有名な陶芸家です。

中村錦平先生の講演会について書いた記事はこちら

プロとアマの違い 中村錦平先生
http://39.benesse.ne.jp/blog/1985/archive/81


中村錦平先生のご自宅の記事はこちら

モダンリビンク掲載の家・中村錦平先生ご自宅訪問
http://39.benesse.ne.jp/blog/1985/archive/115



錦平先生がくださった手紙に、以前錦平先生が北國新聞に書いた書評が同封されていたのです。

思い出の一冊として、

岡本太郎著 「今日の芸術」

が紹介されていました。

岡本太郎さんは、「太陽の塔」で知られる芸術家です。

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「芸術は爆発だ!」も有名ですね。

その岡本太郎さんの代表作「今日の芸術」が錦平先生の人生に大きな影響を与えた一冊なのだと知り、即購入しました。

タイトルは難しそうだし、堅苦しそうだなと思いましたが、ぐいぐいと引き込まれ。

明快でわかりやすく、具体例とともに説得力のある言葉でつづられています。

この「今日の芸術」についてのブログを書こうと思って2回目の読み込みをしている途中、徐々に高まってきた二つの思いがありました。

「岡本太郎さんの作品を生で直接見てみたい、空気を感じたい。」

「作品も見ないで、ブログに適当なこと書けないぞ」

そんな二つの思いに押されて、台風も過ぎ去った昨日、岡本太郎美術館へ行ってきたのです。

川崎にあるこの岡本太郎美術館には、学生時代に行ったきりなので、10数年ぶりです。

場所は小田急線の向ヶ丘遊園駅から徒歩17分くらいです。

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生田緑地という、緑地のなかにあります。

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緑地を歩いて

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沼地を過ぎて階段を上ると


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さっそく岡本太郎さんの作品が。

美術館の上の広場には

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巨大な塔がありました。


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「母の塔」という名前で、30メートルの高さがあります。

岡本太郎美術館の中は写真撮影していい場所が限られていて、今日載せているのはその許可された部分のみです。

ぜひここを撮りたいと思う部分はたくさんあったのですが、撮ることができず残念・・・(T_T)

「ブログには むしろどんどん書いてください」

とのことだったので、美術館の中を紹介します(*^_^*)


美術館の中に入ると、チケットカウンターの横に展示室への入り口があります。

その入口から漏れる赤い光・・・。

展示室へと続く通路は細く、真っ赤で、その赤色が入口からのぞいて見えるのでした。

その通路には、めいっぱいの大きさに作られた顔の彫刻があります。

奥に進むにはここを通るしかないのですが、通路が細いため顔のすぐ近くを歩かねばなりません。

これがものすごい圧迫感で、作品の力をひしひしと感じるのです。

ちょっと怖いくらいの圧迫感です。

通路が赤いのも、圧迫感に拍車をかけています。

岡本太郎さんの作品の力があるのはもちろんのこと、この「細く赤い通路を、巨大な顔を横目に見ながら進まないと先へ行けない」という展示方法も、作品の力を高める重要な役割を果たしていると思いました。


岡本太郎美術館の展示方法が普通の美術館と少し違うのは、「順路」が無いことです。

たいていの美術館は矢印とともに順路が示されていますが、ここは

「順路はありません。迷路のような美術館の中をどうぞお進みください」

というような内容が書いてありました。

自分の気の向くまま進んでいい。

ワクワク、期待が高まります。

岡本太郎さんの初期の作品や経歴を知る部屋、両親の紹介の部屋と進み、絵画の部屋へ。

そしてこちらの、写真撮影OKの部屋にやってきました。

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ここに沢山置かれていた作品。

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タイトルは

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「坐ることを拒否する椅子」

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≪椅子でありながら人間と「対等づら」する、こいつら≫

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一つ一つに顔がついていて、座るとごつごつと痛い。

顔がついているから、座ると「彼ら」に下から見られているような気分。

そして、お尻で潰しているのを「彼ら」に悲しまれているような、嫌がられているような、なんとも居心地の悪い思いをするのです。

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素材が陶器なので、自分の重みで壊れるのではないかハラハラするという点でも、非常に座りづらい椅子です。

これは10数年前、学生時代に来た時もすごく感銘を受けて、当時大学のレポートに書いた記憶があります。

確か「無機物に意思を持たせている、生命を吹き込んでいる」といった内容で。

今回改めて見てもその発想と素材選び、配色と完成度に、「すごい・・・・」と、やはり感銘を受けたのでした。



学生時代に来たときと、今回では明らかに私の感じ方が違うものがありました。

それは岡本太郎さんの「絵」についてです。

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私は工芸学科の陶コース出身で、学生時代は立体作品(オブジェ)をつくっていました。

毎日立体のものに触れていたし、周りの造るものも立体だったので、学生時代に来た時も、立体のものはすんなり抵抗なく見ることができたのです。

ただ、正直岡本太郎さんの絵に対しては

「なんだか よくわからないなぁ・・・」

という感じでした。


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力強いけれど、何を表しているのかよくわからない。

何か意味がありそうだけれど、よくわからない・・・。

そう感じていました。

でも今回は、以前来た時とは感じ方が違いました。

それは「今日の芸術」を読んでいったからだと思います。

「今日の芸術」には、多くの人が口にする「わからない」という言葉についての章がありました。


《 「わからない」ことを心配することはない。

「いい」と思った分量だけ、わかったということ。

答えを当てるために見るわけではない。

その場に引きつけられている、何かを感じているということ。

自分自身で率直に見て、何かを発見できればその人にとって価値だ。》

という内容です。

これを読んで、

「ああ、わからないことを心配しなくていいのか、作品の隠れた意味、答えを言い当てられなくてもいいのか」

と肩の力が抜けたのです。

素直に 純粋な気持ちで まっすぐ作品に向き合う。

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もし何かを感じたら、心が動いたら、それが「わかった」ということ。

作品の意味は探らなくてもいい。
(もちろん探ってもいいけれど)

自分はこの絵から何かを感じているのだろうか、ということに意識を絞って作品を見ていると、昔見たときとはまた違う震えるような感動がありました。

「わからない」ということが恥ずかしいと思っていた自分、「隠された意味を探さなければならない」思っていた自分がいたのだと思います。

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≪ 作品に積極的に白紙でぶつかって古いおのれを脱皮し、精神を高めるべき。

絵とはこういうものだという固定観念が純粋で素直な鑑賞を邪魔する。 ≫



「なんだこれは!?」と関心をもってまっすぐに作品にぶつかることが重要とのことでした。

「わかる、わからない」は問題ではなく、純粋に作品と対峙して、「自分自信が何を感じるか」が大切だということ。

それを実感をもって感じられたのが、今回の一番の収穫でした。

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美術館では岡本太郎さんの制作風景やインタビュー映像が沢山流れていて、印象に残った言葉がありました。

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それは「調和」という言葉の意味についてです。

インタビュー映像で見た岡本太郎さんいわく

「調和とはぶつかり合うこと。

お互いを気にしてそれぞれ何割引かする事が調和ではない。

生身でぶつかって、そこから新たな世界が開けることが調和。」

なるほどー!と思いました。

これまで私の中では、お互いゆずりあってちょうどいいところを探すのが調和、というイメージでした。

でも、「ぶつかり合って新たな世界が開ける、新しい展開が生まれる」という解釈の方が、確実に前に進むイメージです。

「調和」という言葉が、すごく建設的な、プラスの言葉に私の中で変わりました。


岡本太郎美術館では、常設展で岡本太郎さんの作品を展示していて、期間限定の企画展でさまざまな作家の作品を展示しています。

企画展は「鉄道美術館」というものでした。

これは、美術館の名前ではなく、今回の企画展の名前です。

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鉄道を作品の要素に取り入れた作品が多数ありました。

壁に張り巡らされたプラレール。

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これは、パラモデルという二人グループの作家の作品です。

プラレールがこんなに面白い模様になるとは・・・。


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一部屋、まるごとプラレールで埋め尽くされた部屋があって、そこは圧巻でした。

残念ながら撮影禁止・・・。

下の写真は「東京動脈」という作品。

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東京の地下鉄を、血管に見立てたもので、チューブの中を液体が流れています。

天井が地面で、それぞれの地下鉄の深さをあらわしているとのこと。

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影が、地下鉄の路線図になっているのです。

次の写真は「一戸建てマンション」という作品

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次の作品は「キリン」

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この「鉄道美術館」という企画展は、2016年10/10まで開催です。

値段は常設展と企画展合わせて1000円でしたが、WAONカードを持っていたので200円割引になりました。

WAON以外にも、割引になるカードが数種類ありました。
中学生以下は無料です。

この常設展と企画展のふたつで800円は絶対に安い、行く価値はあると思います(*^_^*)


心に刺激と潤いを感じられる、そんな時間になりました。

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2016/09/17 01:56
私は美術大学出身で、工芸学科で4年間陶芸を専攻していました。

私が通っていた多摩美術大学の名誉教授、中村錦平(なかむら きんぺい)先生のご自宅に、先月お伺いしてきました。


中村錦平先生は私が尊敬する恩師で、世界的に有名な陶芸家です。

中村錦平先生について書いた記事はこちら


プロとアマの違い 中村錦平先生

http://39.benesse.ne.jp/blog/1985/archive/81


7月に錦平先生の講演会を聞きに行った後、奥様がお電話をくださり、お家にお邪魔することとなったのです。

お家にお邪魔したのは8/12、やりくり主婦として出演させていただいた「ソレダメ!」の放送直後でした。

錦平先生と奥様、ご一緒に「ソレダメ!」を見てく出さったとのこと・・・ありがたいです(T_T)

我が家のDIYについてや、「ダシダ」を使った料理への感想を聞いたり、錦平先生が以前テレビ出演されたときのエピソードを聞いたり、楽しいひとときになりました。

上にリンクを貼った錦平先生の記事で

「錦平先生は もしかして 『節約』 という言葉を知らないのでは・・・!」
(非常にセレブなため)
いうことを書きましたが、まったくそんなことはないとのことで(^^ゞ

まだ私くらいの年のころ、東京の4畳半の風呂なしアパートに住み、洋服はジーンズにタートルネックのみ、かばん代わりに紙袋を持つという節約生活をされていたそうです。

そのころは、一年のうち半分は東京の4畳半のアパート、もう半分は実家のある石川県の金沢、時にアメリカに行き、作陶を続ける日々。

その節約生活も楽しかったとおっしゃっていましたが、夢や志があるから、かもしれませんね(*^_^*)



錦平先生のご自宅にはこれまでも何度かお伺いしたことがあるのですが、それはもうステキなお家なんです。

錦平先生のご自宅とアトリエを兼ねていて、「るるるる阿房」という名がついています。
有名な建築家の斉藤裕(さいとう ゆたか)さんが設計され、斉藤裕さんはこの「るるるる阿房」で日本建築家協会新人賞を受賞されたとのことです。

また、雑誌「モダンリビング」に、有名な建築家の藤森照信(ふじもり てるのぶ)さんが選んだ「住んでみたい名住宅 13軒」の特集で掲載されています。



そんなすごいお家なのですが、ダメ元で

「ブログに書きたいのですが・・・」

とお願いしたら

「いいよ、書いても」

とOKをいただけたので、本日は錦平先生のご自宅をご紹介いたします(^^♪

まずは外観

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パッと見はコンクリートの無機質な多面体、という造りのお家で、入口部分は黒い金属製。

表札は金色に輝いています。

入口の前にある岩のようなもの・・・

こちらは彫刻なんです。

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目をつぶり、大きく口を開けた人の顔。

近くで見ると迫力に圧倒されます・・・

ドアを開けて玄関に入ると、そこには錦平先生の作品がずらり。

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玄関から大迫力。

ひとつひとつ、かなりの大きさです。

もし我が家の玄関に1つ置かせていただくとしたら、もう靴を脱ぐスペースがないくらいσ(^_^;

この大きな作品をゆったり配置できる贅沢な空間。

そして目線を左にずらすと・・・

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家の中庭に、なんと竹林が!

屋根まで吹き抜けになっていて、外から見た無機質な様子とは違い生命感が感じられ、明るく開放感があります。

階段は黒く、落ち着いた雰囲気。

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階段を上り二階にあがると

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階段を上がった正面には柔らかな明かりの差し込む窓と錦平先生の作品が。

この壁の色、深みのある黒なのですが、壁紙でもペンキでもなくて黒漆喰という建築素材だそうです。

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漆喰は耐火性に優れているので、古くからお城の外壁や土蔵などに使われてきたそうです。

ペンキで塗り上げた壁と違い、落ち着いたツヤと光がありました。

ひんやり、しっとり、上品な質感。

階段を上がってすぐのところから見えるリビング

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こちらが恩師、中村錦平先生です。

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錦平先生の座っていらっしゃる手前にあるテーブルは

大きな木をふたつに割り、中央でつなげた形。

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錦平先生作のお茶碗でお茶を頂きました。

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ころんとした大ぶりなお茶碗で、手に持ったときの納まりが良かったです。

口当たりもなめらか。

学生時代に聞いたある言葉を思い出しました。

「陶器はよくあたたかみや柔らかさという言葉で形容されるけど、実際は硬いし冷たい」

という言葉です。

確かに陶器は実際触るとヒンヤリ冷たいし、柔らかいのだって焼成前の乾燥していない粘土の状態だけですよね。


分かってはいるのですが錦平先生の茶碗も、おおらかでゆったりとした形にあたたかみを感じ、口当たりが柔らかいものだった、と書きたくなってしまいました。


お菓子の載ったお皿は金属製。

小物のひとつひとつまで、センスが光っています。

こちらのうちわも

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紅白のシンプルなデザインで、持ち手はわりと太くしっかりとして、軽く扇ぎやすいのです。


部屋に配置された錦平先生の作品の数々。

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こちらは初期の作品とのことでした。

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階段を上がってすぐに見える窓辺に置かれた作品。

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右から

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中央の土瓶

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そして左の立体作品

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どれも作品の持つエネルギーがすごいです。

有無を言わせない圧倒的な力が作品から出ていました。


竹の吹き抜けを挟んでリビングの反対側に、ダイニングがあります。


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2階からのぞいた竹の吹き抜け

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竹林からの光を浴びながらここで頂く朝食は、きっと格別でしょうね(^^)

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選び抜かれた家具や小物と自作の作品たちが並ぶ錦平先生のご自宅、洗練された中にも竹の生命感と柔らかな日差しを感じられるお家でした。

錦平先生のお家を設計された建築家の斉藤裕(さいとう ゆたか)さんは、他にも数々の住宅を設計されています。

斉藤裕さんの建築されたお家をいくつも見学された方がおっしゃったという言葉がとても印象的でした。

「斉藤裕さんの素晴らしい家を、素晴らしいままで維持しているのは中村錦平先生以外に知らない。」

という言葉です。

その方が訪ねたほかの住宅は、住宅の素晴らしさを生かし切れていなかったというのです。

物があふれていたり、出しっぱなしになっていたり、管理が行き届かなくなっていたり・・・

確かに、この素晴らしい家にごちゃごちゃと生活用品や収納しきれないものが出しっぱなしになっていたら・・・と想像すると、家自体の素敵さはかなり減少すると思います。

以前キッチンや他の階にある寝室等を見せていただいたときも、すっきりと片付いて、とても快適な空間でした。

錦平先生ご夫婦は、シンプルに暮らしたい、とおっしゃっていました。

どんなに素敵なお家でも、管理が行き届かなくてほこりまみれになっていたり、庭が荒れ果てていたりしたら・・・。

どんな家に暮らしていても、家の価値を上げるのはそこで生活する人次第ということなのかもしれない、そう感じました。

錦平先生のご自宅は、家自体の美しさや高級感、快適さはもちろんですが、「家の素晴らしさをずっと保ち続けている」ことも同じくらい驚くべきことだと思います。

そして我が身を振り返る・・・・

私も家の手入れをしっかりして、丁寧に暮らそう・・・・(*゚ロ゚)

家の素晴らしさを保つのは技術なら、その技術を身につけたい。

自分にもできることは……

まずは家を清潔に保つことでしょうか。

錦平先生のお宅はやはり清潔でした。

すこしでも快適に暮らしやすく。

家を手入れして暮らしていこうと思います(#^_^#)

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