2018/06/23 06:00

薄着の季節が到来です。

アラフォーになってから気になり出した夏場の悩み、それはムダ毛でもぜい肉でもなく、「下着が透けること」。

10代、20代の頃には白シャツを着た背中にブラジャーのラインが浮き出ていようが、キャミソールやタンクトップの下からブラ紐が事あるごとにずり落ちようが、さほど気にしていませんでした。

30代前半の頃は母乳育児真っ盛りの時期、「人目は気になるけれど気にしてばかりもいられない」という状況であったように思います。

ところが授乳を終えて胸がしぼみ、自分が年を取ったことを実感するようになると、肌を見せることはおろか服の上から下着が透けるのでさえ恥ずかしくて仕方なくなってきたのです。

冷えも心配なので現在は無印良品で購入したタンクトップを着ているのですが、冬場に売られていた商品のため今着ると無駄な保温性を実感。

子ども達の送迎などのため小走りになる時など、暑くて仕方ありません。

もっと薄手のが欲しいなあなどと思いながら、何となく家にある下着のカタログをめくっていたら、美しいレースがあしらわれた色鮮やかなスリップの写真が目に留まりました。

そう言えば、スリップって持っていないな。

ふと私は、そんなことに気が付きました。

私が物心ついた時から、私の母はスリップを着ていた記憶があります。

ずっと前からその優雅さは憧れだったけれど買わずにいましたが、考えてみれば私もスリップを着る年齢になったわけです。

値段を見ると結構お高めですが、やはり白っぽいワンピースを着る時などショーツも透けるのではないかと気が気ではなかったのもあり、思い切って買いました。

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(着用前です。そうでないと見せられません)

こちらは、くるぶしの半ばあたりに裾がくる長めのタイプで、肩紐がやや太くずり落ちにくくなっております。

色はブルーがかったグレーだそうで、価格は2,000円弱といったところ(セール品)。

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(しつこいですが、着用前です)

膝丈スカートを着ることもあるので、膝上タイプも買いました。

こちらの色はピンクベージュ、価格は1,500円程度。

この2つを並べて見ていると、過去に読んだ不倫小説の中で登場人物がスリップを着ていたことを思い出します。

渡辺淳一著の『愛の流刑地』では、ヒロインが主人公と初めて結ばれる時に浴衣の下に白いスリップを着こんでおり、その紐が肩からそっと外される場面が妙に印象的でした。

同小説では、ある時ヒロインがキャミソールを着ていたこともあり、「あの、今日はキャミソールを…」と遠慮がちに言うヒロインに対して「それはあまり好きじゃない」と主人公が怒るシーンもありましたっけ。

私はこの場面を読んだ時主人公の気持ちが理解不能で、「そんな理不尽なこと言ってくる彼氏ならその場で別れるわ」と思ったものです。

どうやら、キャミソールではいけない事情があるようですね。

別の不倫小説、林真理子著の『不機嫌な果実』では、そんなスリップ事情を女性視点で解説しています。

「30代にもなると、情事の後素っ裸で歩き回っていては品がなく、ブラジャーとショーツ姿も何となく嫌だ。だからといってすぐに服を着込んでしまってはムードが台無し。だからスリップが良いのだ。スリップなら隠したい場所を適度に隠し、しかもムードを損なわない」

記憶があやふやですが、こういったことが書かれていたように思います。

おそらく、「隠したい部分を上品に隠してくれる」というスリップの特性が、不倫小説にある秘密めいた雰囲気に絶妙にリンクするのでしょう。

隠したい部分を上品に隠す…それはアラフォー女性がファッションにおいて求めてやまない部分なのではないでしょうか。

いわば大人のための下着であるスリップ、願わくば末永くお世話になりたいもの。

とは言えど、なかなか勇気がなくて袖を通せず(そもそも袖がない)鑑賞するだけになってしまっております。

下着にかなりお金をつぎ込んでしまったので、買いたい夏服があるのにしばらく買えそうもないのも悩み。

ああ、誰か私に勇気とお金を下さい。

ない袖は通せないし、ない袖は振れません。

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コメント(2)
そらんぽりん。さん、コメントありがとうございます。

林真理子さんのエッセイ、面白いものが多いのですよね。私も昔かなり読みました(大半の内容忘れたけれど)。年齢を重ねた彼女だからこそ、語れるものがあるのでしょうね。

>かげろうのような薄さのシルクワンピース
それ素敵じゃないですか。そらんぽりん。さんが着ると森の妖精のようになること請け合いですよ…!
そう、スリップは下手な洋服より断然高いです(泣)。

いまだ観賞用となっているスリップですが、活用するならやはり夫へのサービス?そらんぽりん。さんの旦那様はお好きなのでしょうかね。うちの夫はダメです、下着は黒じゃないと嫌だとかぬかします。透けて見えるより、がっつり隠れている方が萌えるらしい。ちょっと特殊な嗜好ですよね。
by danngo 2018/06/23
林真理子さんのスリップ談義!
彼女が書いた別のエッセイでも、
スリップ登場してました!o(^o^)o
彼女の文章は、身近で どこか獰猛で
昔の作品でも 忘れられないフレーズが満載です。

むかしむかし、アウトレット(70%オフ)で買った
イタリア生まれの
全てが透けて見える かげろうのような
薄さのシルクワンピース。
これに合わせて
シンプルなものを買ったことあります!
ワンピースより高くついたという不思議(笑)

なんだか私も 欲しくなってきました〜!
でも、やっぱりしばらく寝かせておいて
ここぞというときに、(それはどこぞ?)着るのかなぁ……!
by そらんぽりん。 2018/06/23