2019/06/02 06:00
自己肯定感という言葉、最近よく聞きますよね。

この言葉、捉えどころがない上に自分にはあまり縁のない言葉のような気がしておりました。

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先日、たまたま書店の売れ筋の本を陳列しているコーナーで見つけ買った本。

どちらかというと、タイトルにある「敏感すぎる」というフレーズが気になって購入いたしました。

私はどちらかというと鈍感なタイプなので、敏感過ぎる人が何をどう感じているかを知りたいと思ったのですね。

ちなみにどのくらい鈍感かといいますと、陣痛に気が付かなかったほどです。

おかげで、初産だったのにも関わらず産院に到着した3時間半後には出産しているという異例の事態になったのでございました。

ただ、読み進めていると「敏感過ぎる人」というのは、私が当初想像したものとは違うというのが分かってきました。

お化け屋敷が怖いとか、夜の真っ暗な道を歩けないといった人(私はその逆)が敏感なのだと思っていたのですが。

そうではなくて、例えば他人の意見が気になって自分の意見が言えないとか、「嫌われたらどうしよう」と考え過ぎてしまうとか、とにかく他者の思惑に対して敏感な人を指すよう。

こういう人は自分軸ではなく他人軸で生きている人だ、ということが書いてありました。

そして、自分軸を持つことと自己肯定感を高めることは車の両輪のようなものであり、どちらかが動けばもう片方も動くということらしいのです。

私自身は、かなり自分軸で生きているタイプだと思います。

相手のことも大事にするけれど自分のやりたいことはやりたいと言ってみるし、他人が自分と違う意見を言ったとしても無理に合わせることはないし、人から嫌われることを極端に恐れてはいないし。

でも、自己肯定感は高くないと感じるのです。

腑に落ちないまま読み進めていきますと、罪悪感を持っている人の思考パターンについて書かれているところでふと「これ私」という直感が。

「自分はダメな人間、だから罰せられるべき」という考えが心の奥底のどこかにあります。

だからこそ、仕事で過酷な状況に陥ってもそれを嫌だとは言えないのです。

一時的に金融系の事務を扱うOLとして働いていた時期、私は「私は本当に使えない人間、まだこの仕事もあの仕事もできない、コミュニケーション能力が低い、集中力が足りない、要領が悪い」などと仕事用の連絡帳に毎日自分の欠点を書き連ねておりました(ノート1〜2ページ分も)。

最初は生真面目な先輩が教育係をしてくれたので、「あのね、習っていない仕事はできなくて当たり前だから気にしなくていいの」などとフォローしてくれていましたが。

その先輩が精神的に疲れてしまったらしく、別の強気な先輩が教育係に代わって風向きが一変。

「あなたは本当に使えないから、難しい仕事はしなくていいわ」と開き直られて、専門的な知識が必要な仕事は教えない方針に変わりました。

その代わり、朝は誰よりも早く来て雑用をこなし、内線電話は全て取り、重い荷物の運搬と整理をし。

他にもプライベートに関することで多少嫌な思いもしましたが、取るに足らないことです。

体力的に一番つらかったのが、紙で渡されたプリントの内容をエクセルの図形描画機能で完璧に再現するという仕事。

エクセルとは違うソフトで作られている見本と全く同じものを作るのは難しいのに、先輩はわざわざ定規を当てて「この列の線がずれてる。見本のは、この字の下にこの字があるのにあなたのは違う。細やかさが足りないの」と注意してくるので大変です。

しかも、私の頼まれた書類は先輩が後輩を指導するためにちょっと使いたい、といった代物なので優先順位は限りなく低く。

本業とは関係ない些末な仕事なのに緻密さが要求され、視神経を酷使するせいか体力全てが削られていきます。

帰りの電車を待つ間、ホームに立っていられず座り込み駅員さんに声をかけられたことも何回もありました。

それでも私は上司と面談すると決まって「私には能力がないので」と言っていた記憶があります。

「未熟な人間は待遇が悪いのが当たり前」という考えが、きっとあったのでしょう。

こういった部分がある人間は、他人軸で生きている面があるようです。

そして他人軸で行動する理由は、過去の体験にあるということが書かれていました。

私の場合、親、特に母親の教育が大きく影響しているようです。

母はまさに他人軸で生きる人の代表で、常に周りと比較し、嫌なことは我慢して後で見返りを期待し、「そんなことしたら嫌われるよ」が口癖。

私が幼い頃は、1つ年上の従姉と比べられるのが常でした。

「1歳しか違わないのよ、なのにもうあっちはあんなことまでできているのよ」などと事あるごとに言われていました。

教育熱心がゆえに過干渉気味で、周囲と比べて浮くことや体裁の悪くなることは最も嫌いました。

「誕生日プレゼントに顕微鏡が欲しい」と言うと「もっと小学生らしいのはないの?」と言われ、出先で偶然会った母親の友人に上手に挨拶できなかったという理由で烈火のごとく怒られていたのが印象的なエピソードです。

出かける時に自分で選んだ服を着ると、「そんなの着て行かない!」と全とっかえさせられるなんてのは、日常茶飯事。

きっと心配性がゆえに、子どものことをコントロールしたかったのでしょう。

しかしながら、そういったおせっかいは時として「私は何をやってもダメだ」と思わせる要因となるようです。

母としても悪気はなかったと思うので、別に母に変わってもらう必要はないのですが。

そういった過去の自分と向き合い、どう消化していくかが、自己肯定感を上げる鍵となるようです。

詳しく書くとネタバレとなってしまうので、ここから先は本をご覧ください。

私も、子どもの行動には口出しし過ぎないよう気をつけます。

以上やや暗い内容となりましたが大丈夫、今の私は元気です。



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コメント(4)
みい太さん、コメントありがとうございます。

デイリーご覧くださり、嬉しいです。息子の成長に関しては、いろいろ大変過ぎて記憶が吹っ飛んでしまっていることも多々あります(^^;幅広く子育てに役立ちそうなテーマを極力選んだので、明日以降もぜひいらっしゃってくださいませ。

敏感系の本、私は初めてだったのですが勉強になりました。かなり思い違いをしていましたね。やはり、調べてみないと分からないことってたくさんあります…。

HSCやHSPの話、ブロガーさんからよく聞くので気になっていたのです。結構多いんですね。発達障害と似ているかというと…、違う気もしますよね。

本当に、発達障害といってもいろいろな人がいますし。いっそ、その子が自分の取扱説明書を持って生まれてくれればいいのに、なんて時々思いますw
by danngo 2019/06/03
三田さん、コメントありがとうございます。

重い話に付き合って下さり恐縮です。

自分を守るための鈍感…なるほど、そういうところもあるかもしれませんね。言われて初めて気が付きました。「細かいことを気にしないキャラ」を演じている子ども、たまに見ますがあれに近いのかな。

>永遠の思春期
そうそう、思春期の頃にいろいろと乗り越えるんですよね。私、そう言えば反抗期がなかったのですよ。親も不思議がっていましたが、反抗する気力もなかったんだろうな、当時の私。

明日に夢を見ること、大切ですね。大したことない明日でも、今日より前進していると思いたいです。

うちの親、長男の嫁としてプレッシャーあったんだろうなと思います。母の必死さは分かるのですが、それで子どもが幸せになるかというと、話は別。

結局は、無理しないでほどほどのところで良しとするのが親にとっても子どもにとっても最良の道なのかなーと、そんなことを思いました。
by danngo 2019/06/03
デイリー見たよ〜♪ていねいに書かれてて読み込んでしまったよ(^^)お疲れさま!
あんなにていねいに記録してきたんだね‥すごいな〜!
ぜひともその記録を啓発に役立ててほしい!

敏感すぎる〜の本、ワタシも最近買い漁ってます(笑)
実は次男がHSCっぽいんだよね‥
発達障害と言われる子たちとかぶる部分もあり、違うから対応一緒じゃない方がよい部分もあり‥
結局、発達障害と診断されよーがされなかろーが、
生きづらさを感じてる人がいたら、その個々の困りごとに寄り添うことが大事なんだろうね
本当に十人十色だから‥
by みい太 2019/06/03
 読みながら「danngoさん……danngoさん!」とつぶやいてしまいました。

 鈍感とおっしゃいますが、自分を守るために鈍感にならざるを得なかったのではないかと感じます。
 幸せに暮らしていただきたい。全力で幸せに暮らしていただきたいです。

>そういった過去の自分と向き合い、どう消化していくかが、自己肯定感を上げる鍵となるようです。
 これが凄く納得です。
 消化不良を起こすと、永遠の思春期になってしまう気がして。

 私は過去をいつまでも練り上げていても大したものはできないので(そこから凄い物を生み出せる方もいらっしゃいますが)、消化しつつ明日に夢を見ていきたいと思いました。

 ちっちゃいdanngoさんの頭をなでにいきたいし、その頃のお母様に温かいお茶と甘い物でも差し入れしたい気持ちになりました。
 みんなそれぞれ一生懸命なんですけど、一生懸命ならみんな幸せかというとそうでもないよなーと、元子供現大人として思うところがあります。

 なんかホント、難しいです。
by 三田とりの 2019/06/03