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子どもの成長ばかりに目を向けていた私。
親の“老い”にも目を向けないといけない時期にきたようです。
親と離れて暮らしていても出来ること。考え始めようと思います。
今回の帰省。初日から事件が起こりました。
夜中に義父が玄関(昔の家なので段差25cmのコンクリート敷)に落ちて背中を強打しました。
義父は昭和一桁生れの頑固者。
プライドが高いから、体力の衰えと共に家の中から滅多に出ずに過ごしています。
そんな義父が夜中に転倒し、2人に抱えられないと動けない状態になってしまったのです。
そうなるとパニックになるのが義母。
義母は父を頼って、父に仕えるように生きてきた人。
「お前が倒れたら死んじまう」という義父の言葉に本当に嬉しそうにする人なんです。
だから、いざ義父に何かがあるとフワフワと夢の中にいるようなパニック状態になります。
夕方になっても麦茶をコップに半分しか飲めない義父。
「救急車は嫌だ」という義父の意見は無視して、主人が強行突破で救急車を呼び、消防隊員2人がかりで義父を抱き上げてストレッチャーへ。
倒れた状況や1日の様子を聞かれると、義父のビックリ発言
「頭を打ちました」私たちには「頭は打ってない」の一点張りだったのに・・・・プライド高すぎ

結局、骨や頭に異常はなく点滴をして帰ってきた義父。
ちょっとフワフワした状態だった義母が意外な攻撃に出ました。
「布団が汚れるから、お腹が空いたら這ってでも食卓に来て」
「自分の手と足なんだから動かさなきゃ。こんな良い奥さんはいないでしょ」
あ〜これが老々介護の現実かぁ・・・・
あんなに従ってきた義父に、全く動くこともできない義父に平然と言えてしまうんだ。
主人と私、ショックでした。
確かに、義母の怒りも分かるんです。
オムツを拒否しているから汚れ物や掃除、片付けの全ては義母が行います。
趣味で始めたコーラスも義父の希望で退会しました。
24時間、2人っきりでテレビの前に座っている毎日。
せっかく孫達が来たのに・・・元気な義母には辛くないわけがないのです。
見かねた主人、休暇を2日延長して義父をリハビリセンターに連れて行くことにしました。
もちろん義父は「デイサービスなんて行くぐらいなら死んだ方がましだ」と猛反発。(3日後には自力で動けるようになっているので納得できないようです。)
5日間、連夜の説得は必ず親子喧嘩になって終了

そして進歩の無いまま私たちは実家を後にすることになったのです

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義父が動けなくなった日。
私が何度言っても、義母は義父の食事を作りませんでした。
そこに意地悪や悪意は見えず、母の心が“無”になったような反応。
お粥を作っても、アクエリアスを少し暖めて渡しても、義母は1度も義父の部屋に足を運ぶことはありませんでした。
そして、私たちの食事を作ることも辞めてしましました。
今回、私たちが帰省中だったから色々と出来たけれど2人の時に起こっていて、義母が“無”になってしまったら・・・そう思うととっても怖かったです。
主人は来週末に、もう一度実家に帰る予定にしています。
義父の体力回復と義母の一人時間を作れるデイサービスに行くように説得してくるそうです。
主人の想いが届きますように。
今回は、ちょっとシビアな内容になってしまいました。
次回は、遊びに行った風穴と川遊びについて綴りたいと思います。
自然の恵みに包まれて、リフレッシュしてきました♪
お時間がありましたら、またご訪問ください