2015/11/30 05:00
「コウノドリ」

皆様も観ていますか?



☆★☆


医療の現場にいて感じるコト

そして
患者の立場で思うコト




治る治癒



この言葉に温度差がある
と私は思います。



☆★☆




仕事柄よく

「治りますか?」
と質問をうける事があります。


何をもって「治る」とするか


この質問の答えは…
実は凄い個人差があると私は思います。






この質問へ
どう答えるか。




医療従事者側の治る
患者さん側の考える治るには違います。




「ケガをする」
これは割れた湯呑み茶碗に例えられます。



ケガをした状態が
落として割れてしまった湯呑み茶碗


陶芸家(その道のプロ)のところに持っていけば

元通りとは言えないものの

割れた面を綺麗に修復し
機能的には問題なく使えるようになり


持ち主も
この結果に納得をすれば


そこが湯呑み茶碗の治癒ですよね。






ケガも
これと同じようなもの


例えば
骨折した骨


プロ(整形外科や接骨院)に行けば
綺麗に整復し治癒へ導きます。


すると 見た目も機能的にも
問題なく使えるようになります。



そうなれば治癒となります。



しかし
折れる前の骨と比べれば

仮骨形成により骨の形は少しは変化が起こる。


でも外見から見た感じや使い心地は
元と変わらない状態に戻る。



患者さんが納得がいく場所
そこが治った




医療従事者の治癒とは
怪我する前への原状回復を目指すもの






コウノドリ  

今週は口唇口蓋裂のお話だそうです。




コミックの6巻にも
口唇口蓋裂の話があります。




作中にある
「口唇口蓋裂は必ず治ります」
という言葉




患者側である私の心は…
違和感を感じた。



治るというゴールはどこなのか?
と…






素っぴんになると


今もまだ傷はある。
歪みも毎朝感じる



前歯は
一生生えてきません。


歯の治療は今も続けている。
※自分が納得するために保険適応外の歯を作ります



これって…
治った…のか!?




でもメイクと自分のテクで
十分隠せるから

気にせず笑顔で生きていける♪




38年間
色々あった…



顔の傷は隠せても
この心の傷はきっと一生消えない。



その代わり

色々なことを乗り越えた分
凄く強くなれた。


クヨクヨしても変わらない現実を受けめ
前向きになれた!





「必ず治ります」

当事者として

医師からこの言葉を言われたら…
納得はいかないけれど


先生の強い想いは
受け止めることが出来ます。




私の形成外科的手術は確か5回。


たぶん

片側口唇口蓋裂の手術回数としては
少ない方だと思います。


それでも
38年後はこのくらい綺麗になっています。


自分で綺麗って言うのもおかしいですが…

今回だけは
綺麗と言わせてください。




はたから見たら私の口唇口蓋裂は
「治っている」
と言われるでしょう。


主治医にも言っていただいたこの言葉。


しかし自分自身の中では
まだこの言葉を受け止めることはできず
モヤモヤが残る。






納得の出来るゴール地点にたどり着けた時
笑顔で治ったと言えるかもしれません。



そう、患者側の治るは
患者本人が納得した地点だと私は感じます。




これから本格的な歯の治療を予定しています
※ジルコニアの歯を入れる予定です




納得いく歯が得られれば

治ったと言えるかな



☆★☆



500人に1人くらいの確率で起こる
口唇口蓋裂



同じ病気で悩む方
そしてお子様と一緒にこの病気と向き合う親御さま




この病気は治りますか?
と言う質問に


当事者である私は

本人が納得がいくまで突き進めば
良くなったと思えるようになります!


とお答えさせて頂きたいと思います。

今週のコウノドリ
どのようなstoryになるんですかね。




観たいけど…
観たくない。



複雑な気持ちになるけど…
やっぱり観てしまうと思います。


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コメント(2)
ゆかPさま

そうなんですよね。
当事者にしかわからないこと…たくさんありますよね。

手術後1年近く喋りにくいとか
サ行・ラ行は言いにくいとか


成長とともに歪むとか
口輪筋がうまく形成されていないため、シャクれたりね!


仕上がりについても
主治医により異なるし、ゴールも見えない。


人の目、偏見。
そして喋り方への心無い言葉。


「裂けて生まれる」
私もこの表現は好きではありません。
だって、医学的に言えばくっつかずに生まれてきたとなっているはずなのだもの!

でも、コレが現実なんですよね。



ドラマ内で連呼された「治る」という言葉。
20年治療がかかる人もいるという表現。


38歳の私は凄く違和感を感じました。
治っていないからね。



長い間この病気と闘うのは
先生でもなく、親でもなく、生まれてきた者。

色々乗り越えなくてはならない壁があり
向き合わなくてはならない現実もある。

そして一生消えない心の傷も。


ドラマだもの、美化しますよね。

とわかっていてもモヤモヤと。


今が幸せなら
イイのかもしれない。

そうですよね。


最近多い口唇口蓋裂についての話題。
心の奥に封印していたこの事実。

向き合えば向き合うほど…
色々考えてしまう今日この頃です。


しかし、この病気で生まれたから
このようにゆかPさんに出会えたり前向きに生きる術を身につけたのも事実。


本当に、奥が深い話になりますね。



追伸
「高額前歯」どこで作りましたかーー?ヒントがあれば教えて欲しいです♡
ごぶさたでーす。
はい、私も、ネットでコウノトリ観ました。
「治る」に関して、まったく同じ気持ちです。

産まれたときの状態やら、元の顔つき、本人の筋肉やら、皮膚やら
歯茎やら骨やら、担当医師の腕やら、その時代の技術やら。。。
とにかく、みんな数年後の「仕上がり」が、違うわけで、
すごーくきれいに(見た目よく観ないとわからないくらいの)
なってるこどもや大人の写真を見せられてこうなりますと言っても
そうなる可能性は、「絶対」ではない。

今まで違和感を感じていた「唇の上と上あごが裂けている」という表現。今回のドラマを観ながら、やっぱり言い方間違ってるよな?!と確信。
裂けてるんじゃなくて「ひっつかなかった」と。
ま、どっちも状態は、一緒なんでしょうが、
障害を「障がい」と、書いてほしいのと似てるかな。
関係ない方には、どうでもいいんじゃね?な部分ですが、
私たちには、こういうのも重大なわけで。。。

で、話を戻すと、「治る」っていう説明よりも
手術を重ね、普通の生活には、支障のない状態になります。
と、いうことですね。

傷が目立ってたって、歪んでたって、幸せな方もいっぱいいるだろうし、見た目まったく気づかれないくらいでも、心に陰ある方もいるだろうし。。。

奥が深いね。こういう話。

追伸:日本で作った「高額前歯」絶好調です。あははは