2018/08/13 18:20
いやはや、退院してまいりました。

入院中は、おもに本を読んで過ごしました。

体調や傷の痛みが、一日ごとに回復していきました。

できるだけ若いうちに手術を受けておいてよかったなぁ…、と思っています。



さて、本日は、図書館に10代の中高生に来てほしいな〜、というお話。


多くの図書館には「ティーンズコーナー」「ヤングアダルトコーナー」なる一画がもうけられております。

これは、児童(小学生まで)と一般(成人)の中間にある、中高生を指します。

図書館に勤めたばかりのころは口に出すのがはずかしかったのですが、もう慣れました(笑)。



わたしも高校生のころ、たしかに図書館で迷ったのです。
 
だいたい公共図書館は、玄関から入ると子どもコーナー、大人コーナーとフロアが分かれます。

高校生は子どもコーナー…は違うけど、大人コーナーにもなんとなく場違いな感じがあるな〜、と。

部活や勉強が忙しくなり、中高生向けの本も以前は少なかったことから、かつてこの年代は勉強場所としての利用はするけれど、図書館の本があるフロアから離れてしまう人が多かったのです。


現在、中高生向けの本が大変充実し、ティーンズコーナーも華やかになりました。

中高生、10代の登場人物の気持ちや生活がいきいきと描かれた物語。

勉強、進路や部活、趣味のために役立つ本。

10代の人たちに向けて書かれた本は、かつて10代で今もなおティーンの心を持ち続ける大人たちをも魅了します。


そこで、ティーンコーナーからおすすめをご紹介します。

セレクトが女子寄りでスミマセン。



まず、わたしが現役高校生のときに出会えてよかったと思っている、恋の短編集〜。

『放課後の音符(キイノート)』(山田詠美 著)

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等身大の主人公が、一足早く恋愛を知ってしまった同級生たちと関わることで、自分も成長し、自分の恋を見つけていくお話。

わたしは現実にこういうことにはなかなか縁はなかったですが(笑)、空想妄想が楽しい年頃、ぽわ〜んとなりました。

空想妄想は今も好きです。



続いて定番中の定番。

『カラフル』(森絵都 著)

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一度死んだはずの「僕」は抽選に当たり、ある中学生の身体にホームステイすることに。

そして、前世で犯した罪を思い出さなくてはならないという。

しかしこの中学生「真」の周辺は、いろいろと問題がありそうで…。

読みやすく、小学校高学年からでも楽しめます。



それからエッセイの本も〜。
(画像がなくてごめんなさい。興味のある方は検索してみてください)


『こんな私が大嫌い』(中村うさぎ 著)

欠点だらけの自分が嫌い、っていう思いにさいなまれること、あります。

自分で自分を笑うことで、乗り越えていけるかも?

欠点や悩みを克服するための方法、それって、「笑い」のしくみに大いに関係があるんです。

自分を低くすることで、相手に優越感を与え、気持ちよくなってもらえば自分も楽しくて。

お笑い好きのわたしにとって、深く心に残る一冊です。




『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(西原理恵子 著)

これ、もともと10代向けの本だったのです。

生々しいタイトルですが、お金がどうして大事なのか、働くことの意味はなんなのか…。

大人になってから読んだわたしですが、10代のときに知っておきたかったです。



今回の入院中に読んだティーンズの物語も。

『トラム、光をまき散らしながら』(名木田恵子 著)

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主人公は「麻理安奈絵里」という名前を持つ中学二年生の少女。

いっしょに暮らす母親は、かつて17歳で結婚し、双子を妊娠したものの、夫は出産前に他界、双子は生まれてまもなく亡くなってしまうという不幸に見舞われました。

夫と娘二人を相次いで亡くした母親は、代わりの存在を求め、父親のわからない子、麻理安奈絵里を産みます。

姉二人分の名前を背負わされ、そのせいで友だちもできず、母は昼も夜も働いているので、幼いころからひとりで留守番をしてきた麻理安奈絵里。

光の箱のようなトラム、都電の車内で出会った高校生と初めての友だちになりますが…。

なかなかずっしりと重たい設定の物語ですが、悩み答えを見つける姿がさわやかでした。



わたしも、子どもが成長して難しい年頃になっても、いっしょに本を楽しめたらな〜、と思っています。

ちょっと前まではかつて10代だったな〜、という気分でティーンズの本を読んでいたわたし、最近ではすっかり保護者目線になってしまいましたけれど…。
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コメント(2)
mihoyamanaさん

コメントありがとうございます。

『放課後の音符』に「ぴょん」となっていただき、うれしく思います。

そうそう、高校生のころ、ハイヒールを履くのって大変なんだなぁ…、という感想を持ちました。

この作品では、ほかにも香水とか口紅とかお酒(時代がやや昔なので、未成年の飲酒シーンが普通に出てきますね)とか、登場するアイテムたちも印象的だったな、と思い返しています。

そういえば、この記事では海外の作品を入れてなかったです!

ジョン・グリーン…読んだことないです、と思っていたら『さよならを待つふたりのために』の著者なんですね。

これは読んでみたいと思っておりました!


それにしても、ヤングも恥ずかしいんですが、図書館でアダルトもアレですよね…。この名称なんとかならないかな(笑)。
by あきねね 2018/08/14
あきねねさん

こんばんは。
ご退院おめでとうございます。

「放課後の音符」が出てきたので、ぴょんと跳ね上がってしまいました。
わたしが読んだのも高校生のとき。女におけるハイヒールとは何か、を学んだ気がしました。

カラフルは最近読みましたが、他のは知らなかったです。「トラム〜」気になります。

個人的にジョン・グリーンの小説もおススメに入れたいです。
彼の小説がどこにあるか聞いたら、司書さんに「ヤングアダルトコーナー」に導かれて、ひとり赤面した数年前のヤングじゃないアダルト(わたし)。

あきねねさんの術後の傷、痛み、早くよくなりますように。
お疲れ様でした。

また、おススメ本の話、楽しみにしています。ぜひ。

mihoyamana
by mihoyamana 2018/08/13