2016/12/01 06:00

今日は、私の中学時代のエピソードについて書こうと思います。

中学生になり、最初に入った部活はバドミントン部でした。

バドミントン部では屋内練習の際、靴が乾いて滑るのを防ぐため、コートわきに濡れ雑巾を置いておきます。

その濡れ雑巾は、1年生が管理する決まりになっていました。

練習が始まる前にコートわきに用意し、練習が終わったら回収して洗って部室に干します。

1年生部員は10人ほどいたので、そのうちの2、3人がローテーションで雑巾係をすることになりました。

ある日のことです。

「今日から雑巾、毎回danngoさんがやって」

部員の1人に、突然こう言われました。

そして私はこう答えました。

「うんわかった」

それから私は、何も言わずに1人で雑巾係を続けました。

普通だったら、「なんで私だけがやらなきゃいけないの?」と文句の1つも言うことでしょう。

でも私はそれが不公平だとか割を食っているとか、あまり思わなかったのです。

まあそんなこともあるのだろう、何かわけがあってのことだろうな、と自分で勝手に解釈しておりました。

冬になると水が冷たくて雑巾を洗うたび手が痛くなりましたが、「寒くなってきたなあ」くらいにしか思っておりませんでした。

そんな状態が数か月続いた、ある日のことです。

また突然、他の部員が雑巾係を手伝ってくれるようになりました。

その時私は「よくわからないが、またみんなでやることになったのだなあ」とぼんやり思っただけでした。

親切な同級生が、後で私に教えてくれました。

バドミントン部の顧問で、私のクラス担任でもあった先生が異変に気付き、「なんでいつもdanngoさんだけが雑巾洗っているの?」と他の部員を呼び出し叱りつけたのだそうです。

そんなわけで一件落着。

ですが結局、運動音痴な私は部活動自体が面白くなくなり1年ちょっとでバドミントン部を辞め、演劇部に入りました。

演劇部では愉快で優しい部員達に恵まれ、私の中高生生活はほぼ楽しい思い出で埋まっています。

このエピソードを読んで、「あんたバカなんじゃないの?」と思った方もいらっしゃることでしょう。

確かに子ども時代の私には、お人好しというか愚直というか、人に言われたことをすぐハイと受け入れてしまうところがありました。

大人になるにつれてだんだん学んでいき、理不尽な要求には疑問を持つようになってきました。

なので、自分の子ども時代を思い出すと恥ずかしかったり情けなかったりすることがいろいろ出てきます。

とはいえそれで完全にお人好し性格が直るわけでもなく、社会人になってからはそれまで以上に苦労しました。

自分の嫌なことを他人に押し付けて楽をしたいという人は結構いるらしく、社内の雑用全般を一手に引き受けていたことも。

その頃のことは、今思い出しても胸が苦しくなるのでここには書きたくありません。

冒頭の雑巾エピソードなんか、可愛いものです。

ただ、転職して私立学校の非常勤講師になってからはそんな苦しみが一切なくなりました。

よく考えれば周りはみな学校の先生にふさわしい人格者なのですから、当然のことです。

それに基本的には1人1人が独立して仕事する職業で、誰かの下につくということがないのも良かったのかもしれません。

今後復職することになったら、やはり教職関係がいいかなと考えております。

そんな私のお人好し遺伝子をしっかり受け継いでしまったのが、我が息子。

「優しいね」と療育センターのお母さん方に言われることもあるくらい、友達想いのいいやつです。

でも、人に言われたことを素直に受け入れすぎるきらいが。

特に2歳下の妹の言うことには逆らえないらしく、ことごとく言う通りにしてしまっています。

「ふりふりして」と言われれば体を振り、「くしゃして」と言われれば鼻にしわを寄せた変顔をします。

普通に写真を撮ろうとしても、娘が横で「いないいないして」とか言ってくると台無し。

IMG_20161130_184401.jpg

顔が見えないじゃありませんか…。

今は微笑ましいくらいのことで済んでいますけれど、成長していくにつれて心配が増えそうです。

でも「人の言うことを疑え」なんて教えられませんし、悩ましいものです。

そうそう最後に、大学時代のエピソードも紹介しましょう。

大学に進んでから、中高の同級生でたまたま同じ大学に入った子にキャンパス内で遭遇しました。

その子は私に笑顔で駆け寄り、しばらく雑談した後こう言ったのです。

「私、昔danngoさんに意地悪しちゃったね。本当にごめんね。」

私は一瞬口ごもった後、「ああ、うん」とだけ答えました。

彼女が何について謝っているのか、よく分からなかったのです。

大学生になってからわざわざ謝るほどですから彼女は相当気にしていたはずなのですが、当の本人は嫌がらせされていること自体気が付いていなかったというわけ。

バカだなあ私、とは思います。

でも謝られたこと自体はとても嬉しく、この子良い子なんだなあと、何とも思っていなかった彼女のことが急に好きになりました。

なので、過去に私と似たようなタイプをいじめた心当たりのある方にアドバイス。

もし謝った方が楽になるなら謝ればいいし、謝ることでみじめな思いをするようなら謝らなくても構いません。

おそらく向こうは、いじめられたことを忘れています。

でも謝ってもらえると、意味が分からなくてもその気持ちだけはすごく嬉しく感じるものなのですよ。

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