2018/08/16 06:00
射手座の私の両親は、流行を追い求めるミーハー精神のかたまりのような人達です。

常に流行っているもの、最新のものを追い求めている雰囲気が感じられます。

流行に関係なく美しいものを愛する気質である牡牛座の私は、「時代のフィルターにかけられて残った古いものこそ、絶対的に美しい」と無意識のうちに感じていたため、家族の中で1人逆方向を向いている状態でした(ちなみに弟も射手座)。

両親は現在空前のハワイブームの中におり、実家はどこもかしこもハワイ一色でございます。

ある日そんな実家に子ども達を預け、私は1人表参道に向かっておりました。

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「一枝軒」という器のお店へ。

開店前に着いてしまった私は陳列などの準備に忙しい店員さんを眺めていたところ、お心遣いにより少し早めに店に入れてもらいました。

私が探していたのは、魚料理用のお皿。

店員さんに聞くと、「ああ、あまりちょうどいい大きさのがないかもしれませんね」とあちこち探してくれます。

その間、暇なので店の右手奥を覗いてみると、棗や香入れなどの茶器がちんまり並んでいました。

「茶道具もあるんですね。こちら、香入れですか?」と店員さんに聞いたところ、「そうです。昔はそっちの方が専門だったらしいですよ」というプチ情報が。

さらに見回してみると、棚の右上の方にはお茶碗も見えます。

平安時代のお姫様の絵が描かれたものや「あひみての のちのこころに くらぶれば」という百人一首の和歌が書きつけられたものが(最近変体仮名を復習した成果をこんなところで発揮するとは)。

思わず値段をたずねると、2万円との答え。

安いです。

でも手持ちのお金では買えないし、そもそも最近では抹茶を点てることもなくなりましたし。

「安いけれど、箱がないので本格的にお茶をする方は敬遠されるんです」と再びプチ情報入りました。

私は箱なしでもいいけれどなあ、としばらく名残惜し気に見つめた後、本来の目的に立ち返って店員さんセレクトのお皿の中から2枚選びました。

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1枚4,000円のお皿ですが、作家さんの作品は2割引のセール中だったので1枚3,200円で購入。

レジでお会計しようとすると、レジ前に置いてある箸置きや箸が目に入ってきました。

箸置きは私の大好きな猫の形で、手描きなので1つ1つ表情が違うのが何とも愛らしく感じられます。

やはり作家さんの作品だそうですが、1つが千円以上すると聞いてやむなく諦めました。

箸置きを1つだけ買うなんて中途半端なことはできませんからね。

2割引ではなく、半額セールだったら買っていたかもしれません。

その代わり、こちらを追加購入。

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私の箸が傷んでいて買い換えようか悩んでいたところだったので、竹箸を。

こちらも千円ちょっとするものでしたが、2割引になっていたので助かりました。

細くて軽く使いやすそうだったのが、購入の決め手です。

総額7千円台の買い物に。

帰途につきながら、私が茶器に惹かれたのは母親の影響だろうなとぼんやり思いました。

母は一時期茶道に熱心で、社会人になった頃に私も巻き込まれて稽古に行くようになり、息子妊娠中も臨月まで通っておりました。

物覚えの悪い私は所作の順番を間違えることもしばしばでしたが、美しい茶器に触れられるひとときは癒しの時間でした。

結局、母の茶道ブームは私の出産後急激に収束していき、その後現在のハワイブームが訪れたのであります。

美意識が全く違うと思われる親子ではありますが、ほんのわずかの期間だけなら互いの好みが交差することもあったのです。

私がまだ中学生だった頃、母がたまたま話題になっていた上村松園展に行かないかと誘ってきた時、いつも乗り気でない私が目を輝かせて「行く!」と言い母が面くらっていた時のことをにわかに思い出しました。

そうしてたまたま興味のベクトルが同じ方向を向いた時、本質は違えども母の持つ美意識は確実に私に受け継がれたのでしょう。

よく考えれば、猫の箸置きをつい手に取ってしまったのも、母親譲りの猫好きゆえでした。

この猫好き遺伝子については、改めて書きたいと思っております。

余談ですが。

ここの店員さんは割と詮索好きな方と見えて、どうやってこの店を知ったのか、あなたは何人家族なのか、などといろいろ聞かれました。

前者の質問には「知り合いのブロガーさんに紹介されて」とさらっと言ったところ、「どんな人?人気の方?」などと突っ込まれるので「ええ、まあそうですねえ」などと適当にごまかしました。

私の書くブログの方まで気にされていたので、これまた「大したこと書いてませんよ」と濁しに濁します。

後者の質問には「4人です」と普通に答えると、「ええっ、お子さんいらっしゃるんですか?そんな風に見えないんですけど」と。

どんな風に見えているんでしょうねえと考えていたら、「今度はお子さんも連れて来てくださいね」となぜかお願いされました。

もちろん絶対に大人しくしてくれない子ども達(特に息子)を連れて行くわけにはまいりません。

2万円のお茶碗を割られた上で買取なんて結末、まっぴらでございます。
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コメント(2)
三宅さん、コメントありがとうございます。

どうやら子連れで来店する人もいるらしいのですけどね。店員さんの話では。でも怖いです。

お皿は藤と桜の柄なのです。落ち着いた愛らしさが気に入っています。私の作る魚料理が地味過ぎてシンプルな器では全く映えないので、絵付きの皿でごまかす作戦です。皿も料理の一部、…ですよね?

ダイソーで半額なら、私も欲しいのがあれば買うでしょうね。掘り出し物探しが上手になりたいものです。
by danngo 2018/08/16
確かに2万の器が置いてあるところに子供を連れて行くのはチャレンジャーだと思いました。。。
素敵なお皿ですね!
danngoさんが作るお料理に合いそう!って直感しました。
皿かぁ、最近買ったのはダイソーで半額になった50円の皿です。。。
皿に気を使うの素敵だと思いました!
by 三宅智恵子 2018/08/16