ご飯をおいしくするために、調味料だけは良いものを選ぶという家もありますね。
我が家では、最もこだわっているのが油です。

現在家にあるのは、ゴマ油、オリーブオイル、アマニ油の3種類。
サラダ油は、置いてすらいません。
私がかつて肝臓を悪くして入院した時、心配した夫が買ってくれた本『そのサラダ油が脳と体を壊してる』(山嶋哲盛著)に影響されてのことです。
その本には、サラダ油がいかに体に悪いか、いかにして万病のもとになるかが細かく書かれていました。
そして、最も危険なのはトランス脂肪酸という物質で、これらが特に多く含まれているマーガリンやショートニングは避けるべきであることが分かりました。
「バターは動物性脂肪だから体に悪い、マーガリンは植物性脂肪だから体に良い」と小学校で習ったのですが、むしろバターの方がずっとましだったようです。
トランス脂肪酸は、サラダ油にも含まれています。
サラダ油は加熱することでより危険性が増すとのこと。
ゆえに、高温調理の必要がある揚げ物を頻繁に作り、さらに1度使った油をろ過して再利用するなんてことはおすすめしかねます。
油はあくまでもエネルギーであるわけだから、運動して消費すればいいというわけでもないようです。
私達の細胞膜はコレステロール、つまり油からできているので、悪い油を摂るということは細胞膜を傷つけるということに。
それに肝臓は脂肪の多い臓器というイメージがあるので、肝臓の弱い私は特に注意しようと思うのです。
というわけで、加熱調理に使っているのはゴマ油とオリーブオイルのみ。
オリーブオイルはエキストラバージンオイル一択です。
ゴマ油、本当は太白ゴマ油にしたいのだけれど、近所のスーパーで売られていないことが多いのですよね。
先日は、オリーブオイルとゴマ油を混ぜたものでフライドポテトを揚げました。

大半は娘に食べられてしまいましたが、さっぱりとしておいしかったです。
おやつに作った焼きリンゴは、薄くゴマ油を塗ったフライパンで焼き、最後の方でバターをひとかけら落とします。

トッピングはメープルシロップとシナモン、添えてあるヨーグルトは腸活のため。
こちらも、娘と奪い合って食べました。

アマニ油は飲用です。
飲むといっても油だけを口に入れるのは抵抗があるので、野菜ジュースやスープに入れて飲んでおります。
アマニ油は熱に弱いので、加熱料理には向かないそうです。
保存も冷蔵庫で。
一時はココナッツオイルにはまりましたが、現在は完全にアマニ油にとってかわられました。
アレルギー対策にも良いそうです。
よく市販のドーナツや菓子パンを食べると肌がかゆくなるという話を聞きますが、それはそこに使われているサラダ油やショートニングが悪さをしている可能性が。
いったんそういったジャンク系のものをやめてアマニ油を少し摂るだけでも、多少は改善するかもしれませんね。
まあこういった油はお高めなので、なかなか手が出ないという人も多いかと思われます。
食費を節約したい時に、サラダ油を使わないで頑張るというのは酷だなとも。
なので、おすすめなのは油を使う料理を減らすことかと。
特に揚げ物を減らして、油の使用量の少ない炒め物、全く油を使わない煮物などを増やしてはいかがかと思います。
良質の油はナッツやゴマからも摂れますから、揚げ物がないと生きていけないことはないでしょう。
私なんて、油の処理が面倒くさくて1か月に1回くらいしか揚げ物をしない干物主婦です。
つまりは、手間のかかる料理をしないずぼらっぷりが健康生活の要といえそうですね。
(個人の意見です)