昨日は何やら理屈っぽいこと書き連ねて
最後まで読んでくださる方はどれだけいるのかっ?!
なんて思っていたのが正直なところ
自分で書いておいてね〜(苦笑)
思いがけず(?)
たくさんの方に読んでいただき
サンキュ!もいただいて
背中を押していただきました
とても嬉しいです
ありがとうございます
☆
今日もまた
ちょっと理屈っぽいお話ではありますが
マズローの欲求5段階説と子育てについて
語りたいと思います
マズロー理論については
昨日の記事をご参照くださいませ
お母さんが子供にしてあげること〜マズロー理論より
☆
私は小学校から高校まで合わせると
両手と両足で数えきれるかな?
くらいの数の学校に行って
色々なお仕事をさせていただいています
そんな中で切実に感じることがあります
お子さんが笑顔で学校ですごせるように
お母さんができること
お母さんにぜひしてほしいこと
お母さんに気づいてほしいこと
上手に声を掛けるちょっとした言葉
などを綴ってみたいと思います
守秘義務がありますので
個人的なことは書けません
あくまでも一般論や傾向のお話です
そして、私の私見でもあります
また地域によって、学校によって
状況に差はあると思います
「ご参考になれば」という思いで書いております
☆
あなたのお子さんは何歳、何年生でしょうか
男の子でしょうか、女の子でしょうか
兄弟はたくさんいるのでしょうか、それとも一人っ子?
スポーツは得意でしょうか
お勉強は好きでしょうか
どんなことに熱中するのでしょうか
オットリさんでしょうか、活発元気ちゃんでしょうか
一人で過ごすのが好きでしょうか
それとも、誰かと一緒に過ごしたがりますか
発達のしづらさはあるのでしょうか
身体的なハンディキャップはあるのでしょうか
自分のことを聞いてもらうのが好きでしょうか
それとも、自分で答えを見つけるまで一人で考え続けるタイプでしょうか
お母さんであるあなたがかかわってあげられる時間は
ふんだんにあるのでしょうか
一人ひとり、環境や好きなことや性格は違いますが
すべての子、すべての人に共通していることがあります
それを端的に言い表してくれた心理学者さん(の一人)
マズロー
そして
「欲求の5段階説」
彼によると
人はまず「生きていくこと」にまつわる欲求がある
それが満たされると「安心・安定」を求める
この二つが保証されて初めて
「人とよりよくかかわりたい」という欲求が出てくる
まずは「居場所が欲しい」
それが満たされると
「愛されたい・認められたい」
という、自分の存在を受け入れてほしい欲求
それらがすべて満たされるとやっと
「自分らしくよりよく生きたい」
という気持ちになれるわけです

こんな図で示されます(昨日と同じでスミマセン)
おうちの土台ができなければ
そのうえにお部屋(住居部分)や屋根がつくことはない
家を下から順に作っていき
途中をとばせないのと同じです
人の発達も、欲求も同じね
(発達についてはまた別のピラミッドがあるのですが
触れるとめちゃくちゃ長くなるのでスルーします)
☆
昨日は「わが子に直接できること」についてでした
今日は「集団の中のわが子」という視点です
(日本の)子どもは6歳の4月に小学校に上がり
本格的に「集団の中ですごす」時間が始まります
就学前もほとんどの子が
幼稚園や保育園(子ども園)などで
集団生活はしますが
規則は少なく、自由が多いです
子ども一人ひとりに合わせて
フレキシブルに、ていねいに対応してくれます
小学校からは
まだ遊んでいたくても、国語の時間なら国語を
絵を描いていたくても、算数の時間なら算数を
給食はご飯がよくても、パンの日はパンを
など、自分でが決められない縛りが出てきます
「みんなでしましょう」「自分の力でしましょう」
なども決められています
お友達(クラスメート)も決められています
お隣のクラスのあの子の隣がいいと言っても叶えてもらえません
忘れ物をしたら注意されます
「できるまで頑張りましょう」
と、最後まで、あるいは繰り返しやらなくてはいけません
当然のこと、と皆そうします
それが学校生活だから
その学校生活が苦しくなってしまう子が少なからずいます
何故でしょう?
学校では
人とつながること(関わること)が必須だからです
人と一緒に過ごしたい、と思うためには
「安心・安全」が必要なのです
マズローさんの言う通りなんです
戦闘地域のような命の危険はなくても
教室の中で安心していられないと
そこで楽しく過ごすことはできないのです
安心していられないところを「自分の居場所」とは
到底思えませんよね
なぜ学校で、クラスで、安心できないかは
一人ひとり事情があります
たとえば、友達から理不尽な言動がある
たとえば、先生を怖いと感じる
たとえば、勉強の出来に納得がいかない
たとえば、「困る」と感じることが多く
それを解決するのも難しい
私の経験では、実はこれが一番多いかも
たとえば、信頼できると感じるクラスメートがいない
たとえば、昨日大恥をかいてしまったと感じる
たとえば、教室の騒がしさに脅威を感じる
たとえば・・・・・
これらはたくさんの「教室に行きたくない」と訴える子たちの
教室に安心感を持てない理由として今までに聞いたもの
もしお友達からちょっと嫌な言動があっても
たくましく笑い飛ばせる子は大丈夫
もし勉強が苦手でも、そのことを受け入れていれば大丈夫
反対に、もしクラスで2番目にお勉強ができても
1番になれないことを悩んでいると、安心できる場にはならないの
これ、盲点だったりします。1番になれない不安・不満から不登校になる子もいるのです。
「困った、どうしよう」と焦ることがあっても
「先生どうしよう」の一言が気軽に言える子は大丈夫
もし教室がうるさいと感じても
「静かにして」と言えたり、ちょっとその場を離れたりできる子は
脅威には感じない
同じ状況であっても
「自分で何とかできる」「ダメではない」と思っている子は
居場所がないと感じることはないのね
だから
「何か困ったことや嫌なことがあっても
自分はちゃんとなんとかやっていける」
という自分への安心感があれば
いいことばかりじゃなくても
大変なことや嫌なことがあっても
学校を「自分の居場所」にすることができる
「うちの子が困らないようにして」と望むよりも
「うちの子はたいていのことは乗り越えていける」
というほうがずっと近道
そのためにお母さんができること
たくさんたくさんしてあげてくださいね
頑張っていることを褒めてあげたり
一緒に考えたり
「嬉しいね」って一緒に喜んだり
「あなたが大切」ってたくさん伝えたり
「お母さんはあなたのことを見ているよ」って伝えたり・・・
あなたらしく
宝物のお子さんを
愛して、認めて、励ましてあげてくださいね
☆
ただし
子どもの力では乗り越えるのが簡単じゃないな
と思われる状況にある時は
大人が力や知恵を貸してあげる必要があります
もちろん年齢と力量相応にね!
ちょっと嫌なことなら
何とか自分で対処できるといいですね
でも、それが理不尽なことなら
大人の力で理不尽さを解消しなければならないかも
自分だけの力で何とかしようと思っても
どんどん自信とエネルギーを消耗してしまって
何もない普段の状況なら対処できることにも
せっかく持っているはずの力を発揮できないかもしれないから
もしもあなたのお子さんが理不尽なことに悩んでいるとしたら
それを一緒に解決しようとすることは
決して我が子のためだけではないのです
また、あなたのお子さんのそばで
お友達の誰かが理不尽さに苦しんでいると知った時に
その子やその子のお母さんとともに考えたり
「それってヘンだよね」と声を上げることは
決して個人的なことではないのです
なぜなら
理不尽な状況が生じているその空間・場所は
どの子にも「安心して過ごせる場所」ではないから
あなたの大切なお子さんも
お子さんの大切なお友達も
みんなが安心して過ごせなければ
本気でお友達といい関係を築いたり
お友達と認めあったり楽しんで過ごすことは
適わないのです
☆
お子さん自身に
様々なことを乗り越える力があるかな・・・
もちろん基準は「その子の年齢や力量相応に!」
お子さんが過ごす場が
安心できる場かな・・・
ちょっと気にしてあげてくださいね
目安は「笑顔」
自然な笑顔で過ごせていれば大丈夫です
反対に、あまり笑顔がないなと思ったら
いくら本人が「大丈夫」「なんでもない」といっても
なかなか言えない「安心できない理由」があるかもしれません
家で安心して過ごせる子は
外で嫌なことがあっても
家ではわりとたくさん笑顔で過ごしていたりします
家に帰るとほっとして
学校でのことを忘れてしまう子もいます
学校に行くときに必死さを感じる
暗い顔を見せることがある
そんな時は
「きっと大丈夫と思いたい」
というお母さんの希望的観測ではなくて
この希望的観測が、結構邪魔することが多いのです
「元気ないね」「しんどいこともあるかな」と
ちょっと声を掛けてあげてください
お母さんは気付いてくれているのかな
と思うと
安心して「実は…」と打ち明けられるかも
そんな時は否定しないで
「そうか」「そうだったんだね」
と、ひとまず受け止めてあげてね
「何とかしてあげたい」
という気持ちでいきなり頑張っちゃって
子どもの思いと別な方向に事が動き出すと
子どもは口を閉ざしてしまうかもしれないので
まずは冷静に
「嫌だと感じていることを受け止めてもらえた」
ということが
「自分で何とかしたい!」という力になるかもしれません
特に思春期ちゃんは
「(気持ちを)受け止めてあげること」と
「自分で解決策を導き出すお手伝いをすること」
アドバイスをすることではありません!
が、お母さんのお仕事です
簡単ではないのですけどね
「アドバイスをすることではない!」の理由は
「親のアドバイス通りにする」=「自力で解決できない」
ということになり
思春期ちゃんにとっては屈辱なのです
「自分で何とかできる」そんな自分でいたいのに
そうできないのは「いつまでも子供」だから
そんな自分は「仲間に認められない」と感じてしまう
思春期って、そんな時期
だからね、先のことが見える親は言いたくなっちゃうんだけど
いい方法を教えてあげるのではなく
「あなたはどうしたいの?」
「どうなるといいと思っている?」
「そのためにどうしようか」
と、丁寧な質問を重ねていきます
お母さん一人では重荷なら
学校の相談できる先生に
手伝ってもらっていいのですよ
今すぐ何とかしたい思いをちょっと脇において
先のことも考えた時に
お子さんにどうしてあげたらいいかな
どうしたらお子さんが笑って過ごせるかな
という思いで、大切なお子さんに
できることを
できる範囲で
できる限り
してあげてくださいね

☆
また長くなってしまいました
マズロー理論から
こんなことを読み解いてみました
ここまで読んでくださって
ありがとうございました
お口直し(?)に
週末のおやつと 夢中で読んだ本

「最高のワタシに出会う77の言葉」と「答えは あなたの 中にある」
どちらも、言葉だけでなく
写真もステキでしたよ〜

あなたと
あなたの大切な人が
たくさんの笑顔で
過ごせますように

舞
最後まで読んでくださる方はどれだけいるのかっ?!
なんて思っていたのが正直なところ
自分で書いておいてね〜(苦笑)
思いがけず(?)
たくさんの方に読んでいただき
サンキュ!もいただいて
背中を押していただきました
とても嬉しいです

ありがとうございます

☆
今日もまた
ちょっと理屈っぽいお話ではありますが
マズローの欲求5段階説と子育てについて
語りたいと思います
マズロー理論については
昨日の記事をご参照くださいませ
お母さんが子供にしてあげること〜マズロー理論より
☆
私は小学校から高校まで合わせると
両手と両足で数えきれるかな?
くらいの数の学校に行って
色々なお仕事をさせていただいています
そんな中で切実に感じることがあります
お子さんが笑顔で学校ですごせるように
お母さんができること
お母さんにぜひしてほしいこと
お母さんに気づいてほしいこと
上手に声を掛けるちょっとした言葉
などを綴ってみたいと思います
守秘義務がありますので
個人的なことは書けません
あくまでも一般論や傾向のお話です
そして、私の私見でもあります
また地域によって、学校によって
状況に差はあると思います
「ご参考になれば」という思いで書いております
☆
あなたのお子さんは何歳、何年生でしょうか
男の子でしょうか、女の子でしょうか
兄弟はたくさんいるのでしょうか、それとも一人っ子?
スポーツは得意でしょうか
お勉強は好きでしょうか
どんなことに熱中するのでしょうか
オットリさんでしょうか、活発元気ちゃんでしょうか
一人で過ごすのが好きでしょうか
それとも、誰かと一緒に過ごしたがりますか
発達のしづらさはあるのでしょうか
身体的なハンディキャップはあるのでしょうか
自分のことを聞いてもらうのが好きでしょうか
それとも、自分で答えを見つけるまで一人で考え続けるタイプでしょうか
お母さんであるあなたがかかわってあげられる時間は
ふんだんにあるのでしょうか
一人ひとり、環境や好きなことや性格は違いますが
すべての子、すべての人に共通していることがあります
それを端的に言い表してくれた心理学者さん(の一人)
マズロー
そして
「欲求の5段階説」
彼によると
人はまず「生きていくこと」にまつわる欲求がある
それが満たされると「安心・安定」を求める
この二つが保証されて初めて
「人とよりよくかかわりたい」という欲求が出てくる
まずは「居場所が欲しい」
それが満たされると
「愛されたい・認められたい」
という、自分の存在を受け入れてほしい欲求
それらがすべて満たされるとやっと
「自分らしくよりよく生きたい」
という気持ちになれるわけです
こんな図で示されます(昨日と同じでスミマセン)
おうちの土台ができなければ
そのうえにお部屋(住居部分)や屋根がつくことはない
家を下から順に作っていき
途中をとばせないのと同じです
人の発達も、欲求も同じね
(発達についてはまた別のピラミッドがあるのですが
触れるとめちゃくちゃ長くなるのでスルーします)
☆
昨日は「わが子に直接できること」についてでした
今日は「集団の中のわが子」という視点です
(日本の)子どもは6歳の4月に小学校に上がり
本格的に「集団の中ですごす」時間が始まります
就学前もほとんどの子が
幼稚園や保育園(子ども園)などで
集団生活はしますが
規則は少なく、自由が多いです
子ども一人ひとりに合わせて
フレキシブルに、ていねいに対応してくれます
小学校からは
まだ遊んでいたくても、国語の時間なら国語を
絵を描いていたくても、算数の時間なら算数を
給食はご飯がよくても、パンの日はパンを
など、自分でが決められない縛りが出てきます
「みんなでしましょう」「自分の力でしましょう」
なども決められています
お友達(クラスメート)も決められています
お隣のクラスのあの子の隣がいいと言っても叶えてもらえません
忘れ物をしたら注意されます
「できるまで頑張りましょう」
と、最後まで、あるいは繰り返しやらなくてはいけません
当然のこと、と皆そうします
それが学校生活だから
その学校生活が苦しくなってしまう子が少なからずいます
何故でしょう?
学校では
人とつながること(関わること)が必須だからです
人と一緒に過ごしたい、と思うためには
「安心・安全」が必要なのです
マズローさんの言う通りなんです
戦闘地域のような命の危険はなくても
教室の中で安心していられないと
そこで楽しく過ごすことはできないのです
安心していられないところを「自分の居場所」とは
到底思えませんよね
なぜ学校で、クラスで、安心できないかは
一人ひとり事情があります
たとえば、友達から理不尽な言動がある
たとえば、先生を怖いと感じる
たとえば、勉強の出来に納得がいかない
たとえば、「困る」と感じることが多く
それを解決するのも難しい
私の経験では、実はこれが一番多いかも
たとえば、信頼できると感じるクラスメートがいない
たとえば、昨日大恥をかいてしまったと感じる
たとえば、教室の騒がしさに脅威を感じる
たとえば・・・・・
これらはたくさんの「教室に行きたくない」と訴える子たちの
教室に安心感を持てない理由として今までに聞いたもの
もしお友達からちょっと嫌な言動があっても
たくましく笑い飛ばせる子は大丈夫
もし勉強が苦手でも、そのことを受け入れていれば大丈夫
反対に、もしクラスで2番目にお勉強ができても
1番になれないことを悩んでいると、安心できる場にはならないの
これ、盲点だったりします。1番になれない不安・不満から不登校になる子もいるのです。
「困った、どうしよう」と焦ることがあっても
「先生どうしよう」の一言が気軽に言える子は大丈夫
もし教室がうるさいと感じても
「静かにして」と言えたり、ちょっとその場を離れたりできる子は
脅威には感じない
同じ状況であっても
「自分で何とかできる」「ダメではない」と思っている子は
居場所がないと感じることはないのね
だから
「何か困ったことや嫌なことがあっても
自分はちゃんとなんとかやっていける」
という自分への安心感があれば
いいことばかりじゃなくても
大変なことや嫌なことがあっても
学校を「自分の居場所」にすることができる
「うちの子が困らないようにして」と望むよりも
「うちの子はたいていのことは乗り越えていける」
というほうがずっと近道
そのためにお母さんができること
たくさんたくさんしてあげてくださいね
頑張っていることを褒めてあげたり
一緒に考えたり
「嬉しいね」って一緒に喜んだり
「あなたが大切」ってたくさん伝えたり
「お母さんはあなたのことを見ているよ」って伝えたり・・・
あなたらしく
宝物のお子さんを
愛して、認めて、励ましてあげてくださいね

☆
ただし

子どもの力では乗り越えるのが簡単じゃないな
と思われる状況にある時は
大人が力や知恵を貸してあげる必要があります
もちろん年齢と力量相応にね!
ちょっと嫌なことなら
何とか自分で対処できるといいですね
でも、それが理不尽なことなら
大人の力で理不尽さを解消しなければならないかも
自分だけの力で何とかしようと思っても
どんどん自信とエネルギーを消耗してしまって
何もない普段の状況なら対処できることにも
せっかく持っているはずの力を発揮できないかもしれないから
もしもあなたのお子さんが理不尽なことに悩んでいるとしたら
それを一緒に解決しようとすることは
決して我が子のためだけではないのです
また、あなたのお子さんのそばで
お友達の誰かが理不尽さに苦しんでいると知った時に
その子やその子のお母さんとともに考えたり
「それってヘンだよね」と声を上げることは
決して個人的なことではないのです
なぜなら
理不尽な状況が生じているその空間・場所は
どの子にも「安心して過ごせる場所」ではないから
あなたの大切なお子さんも
お子さんの大切なお友達も
みんなが安心して過ごせなければ
本気でお友達といい関係を築いたり
お友達と認めあったり楽しんで過ごすことは
適わないのです
☆
お子さん自身に
様々なことを乗り越える力があるかな・・・
もちろん基準は「その子の年齢や力量相応に!」
お子さんが過ごす場が
安心できる場かな・・・
ちょっと気にしてあげてくださいね
目安は「笑顔」

自然な笑顔で過ごせていれば大丈夫です
反対に、あまり笑顔がないなと思ったら
いくら本人が「大丈夫」「なんでもない」といっても
なかなか言えない「安心できない理由」があるかもしれません
家で安心して過ごせる子は
外で嫌なことがあっても
家ではわりとたくさん笑顔で過ごしていたりします
家に帰るとほっとして
学校でのことを忘れてしまう子もいます
学校に行くときに必死さを感じる
暗い顔を見せることがある
そんな時は
「きっと大丈夫と思いたい」
というお母さんの希望的観測ではなくて
この希望的観測が、結構邪魔することが多いのです
「元気ないね」「しんどいこともあるかな」と
ちょっと声を掛けてあげてください
お母さんは気付いてくれているのかな
と思うと
安心して「実は…」と打ち明けられるかも
そんな時は否定しないで
「そうか」「そうだったんだね」
と、ひとまず受け止めてあげてね
「何とかしてあげたい」
という気持ちでいきなり頑張っちゃって
子どもの思いと別な方向に事が動き出すと
子どもは口を閉ざしてしまうかもしれないので
まずは冷静に
「嫌だと感じていることを受け止めてもらえた」
ということが
「自分で何とかしたい!」という力になるかもしれません
特に思春期ちゃんは
「(気持ちを)受け止めてあげること」と
「自分で解決策を導き出すお手伝いをすること」
アドバイスをすることではありません!
が、お母さんのお仕事です
簡単ではないのですけどね
「アドバイスをすることではない!」の理由は
「親のアドバイス通りにする」=「自力で解決できない」
ということになり
思春期ちゃんにとっては屈辱なのです
「自分で何とかできる」そんな自分でいたいのに
そうできないのは「いつまでも子供」だから
そんな自分は「仲間に認められない」と感じてしまう
思春期って、そんな時期
だからね、先のことが見える親は言いたくなっちゃうんだけど
いい方法を教えてあげるのではなく
「あなたはどうしたいの?」
「どうなるといいと思っている?」
「そのためにどうしようか」
と、丁寧な質問を重ねていきます
お母さん一人では重荷なら
学校の相談できる先生に
手伝ってもらっていいのですよ
今すぐ何とかしたい思いをちょっと脇において
先のことも考えた時に
お子さんにどうしてあげたらいいかな
どうしたらお子さんが笑って過ごせるかな
という思いで、大切なお子さんに
できることを
できる範囲で
できる限り
してあげてくださいね


☆
また長くなってしまいました
マズロー理論から
こんなことを読み解いてみました
ここまで読んでくださって
ありがとうございました
お口直し(?)に
週末のおやつと 夢中で読んだ本
「最高のワタシに出会う77の言葉」と「答えは あなたの 中にある」
どちらも、言葉だけでなく
写真もステキでしたよ〜


あなたと
あなたの大切な人が
たくさんの笑顔で
過ごせますように

舞