2017/11/29 22:34


昨日は何やら理屈っぽいこと書き連ねて

最後まで読んでくださる方はどれだけいるのかっ?!

なんて思っていたのが正直なところ
自分で書いておいてね〜(苦笑)

思いがけず(?)

たくさんの方に読んでいただき

サンキュ!もいただいて

背中を押していただきました

とても嬉しいです

ありがとうございます





今日もまた

ちょっと理屈っぽいお話ではありますが

マズローの欲求5段階説と子育てについて

語りたいと思います


マズロー理論については
昨日の記事をご参照くださいませ

お母さんが子供にしてあげること〜マズロー理論より







私は小学校から高校まで合わせると

両手と両足で数えきれるかな?

くらいの数の学校に行って

色々なお仕事をさせていただいています


そんな中で切実に感じることがあります

お子さんが笑顔で学校ですごせるように

お母さんができること

お母さんにぜひしてほしいこと

お母さんに気づいてほしいこと

上手に声を掛けるちょっとした言葉

などを綴ってみたいと思います

守秘義務がありますので
個人的なことは書けません
あくまでも一般論や傾向のお話です
そして、私の私見でもあります

また地域によって、学校によって
状況に差はあると思います
「ご参考になれば」という思いで書いております







あなたのお子さんは何歳、何年生でしょうか

男の子でしょうか、女の子でしょうか

兄弟はたくさんいるのでしょうか、それとも一人っ子?


スポーツは得意でしょうか

お勉強は好きでしょうか

どんなことに熱中するのでしょうか


オットリさんでしょうか、活発元気ちゃんでしょうか

一人で過ごすのが好きでしょうか

それとも、誰かと一緒に過ごしたがりますか


発達のしづらさはあるのでしょうか

身体的なハンディキャップはあるのでしょうか


自分のことを聞いてもらうのが好きでしょうか

それとも、自分で答えを見つけるまで一人で考え続けるタイプでしょうか


お母さんであるあなたがかかわってあげられる時間は

ふんだんにあるのでしょうか





一人ひとり、環境や好きなことや性格は違いますが

すべての子、すべての人に共通していることがあります


それを端的に言い表してくれた心理学者さん(の一人)

マズロー

そして

「欲求の5段階説」




彼によると

人はまず「生きていくこと」にまつわる欲求がある

それが満たされると「安心・安定」を求める

この二つが保証されて初めて

「人とよりよくかかわりたい」という欲求が出てくる

まずは「居場所が欲しい」

それが満たされると

「愛されたい・認められたい」

という、自分の存在を受け入れてほしい欲求



それらがすべて満たされるとやっと

「自分らしくよりよく生きたい」

という気持ちになれるわけです


マズローの欲求5段階説.JPG

こんな図で示されます(昨日と同じでスミマセン)

おうちの土台ができなければ

そのうえにお部屋(住居部分)や屋根がつくことはない

家を下から順に作っていき

途中をとばせないのと同じです


人の発達も、欲求も同じね

(発達についてはまた別のピラミッドがあるのですが

触れるとめちゃくちゃ長くなるのでスルーします)






昨日は「わが子に直接できること」についてでした

今日は「集団の中のわが子」という視点です



(日本の)子どもは6歳の4月に小学校に上がり

本格的に「集団の中ですごす」時間が始まります


就学前もほとんどの子が

幼稚園や保育園(子ども園)などで

集団生活はしますが

規則は少なく、自由が多いです

子ども一人ひとりに合わせて

フレキシブルに、ていねいに対応してくれます



小学校からは

まだ遊んでいたくても、国語の時間なら国語を

絵を描いていたくても、算数の時間なら算数を

給食はご飯がよくても、パンの日はパンを

など、自分でが決められない縛りが出てきます

「みんなでしましょう」「自分の力でしましょう」

なども決められています

お友達(クラスメート)も決められています

お隣のクラスのあの子の隣がいいと言っても叶えてもらえません

忘れ物をしたら注意されます

「できるまで頑張りましょう」

と、最後まで、あるいは繰り返しやらなくてはいけません


当然のこと、と皆そうします

それが学校生活だから


その学校生活が苦しくなってしまう子が少なからずいます

何故でしょう?



学校では

人とつながること(関わること)が必須だからです


人と一緒に過ごしたい、と思うためには

「安心・安全」が必要なのです


マズローさんの言う通りなんです


戦闘地域のような命の危険はなくても

教室の中で安心していられないと

そこで楽しく過ごすことはできないのです

安心していられないところを「自分の居場所」とは

到底思えませんよね



なぜ学校で、クラスで、安心できないかは

一人ひとり事情があります


たとえば、友達から理不尽な言動がある

たとえば、先生を怖いと感じる

たとえば、勉強の出来に納得がいかない

たとえば、「困る」と感じることが多く

それを解決するのも難しい
私の経験では、実はこれが一番多いかも

たとえば、信頼できると感じるクラスメートがいない

たとえば、昨日大恥をかいてしまったと感じる

たとえば、教室の騒がしさに脅威を感じる

たとえば・・・・・


これらはたくさんの「教室に行きたくない」と訴える子たちの

教室に安心感を持てない理由として今までに聞いたもの




もしお友達からちょっと嫌な言動があっても

たくましく笑い飛ばせる子は大丈夫


もし勉強が苦手でも、そのことを受け入れていれば大丈夫

反対に、もしクラスで2番目にお勉強ができても

1番になれないことを悩んでいると、安心できる場にはならないの
これ、盲点だったりします。1番になれない不安・不満から不登校になる子もいるのです。


「困った、どうしよう」と焦ることがあっても

「先生どうしよう」の一言が気軽に言える子は大丈夫


もし教室がうるさいと感じても

「静かにして」と言えたり、ちょっとその場を離れたりできる子は

脅威には感じない


同じ状況であっても

「自分で何とかできる」「ダメではない」と思っている子は

居場所がないと感じることはないのね


だから

「何か困ったことや嫌なことがあっても

自分はちゃんとなんとかやっていける」

という自分への安心感があれば

いいことばかりじゃなくても

大変なことや嫌なことがあっても

学校を「自分の居場所」にすることができる


「うちの子が困らないようにして」と望むよりも

「うちの子はたいていのことは乗り越えていける」

というほうがずっと近道


そのためにお母さんができること

たくさんたくさんしてあげてくださいね


頑張っていることを褒めてあげたり

一緒に考えたり

「嬉しいね」って一緒に喜んだり

「あなたが大切」ってたくさん伝えたり

「お母さんはあなたのことを見ているよ」って伝えたり・・・


あなたらしく

宝物のお子さんを

愛して、認めて、励ましてあげてくださいね







ただし

子どもの力では乗り越えるのが簡単じゃないな

と思われる状況にある時は

大人が力や知恵を貸してあげる必要があります
もちろん年齢と力量相応にね!


ちょっと嫌なことなら

何とか自分で対処できるといいですね

でも、それが理不尽なことなら

大人の力で理不尽さを解消しなければならないかも


自分だけの力で何とかしようと思っても

どんどん自信とエネルギーを消耗してしまって

何もない普段の状況なら対処できることにも

せっかく持っているはずの力を発揮できないかもしれないから


もしもあなたのお子さんが理不尽なことに悩んでいるとしたら

それを一緒に解決しようとすることは

決して我が子のためだけではないのです


また、あなたのお子さんのそばで

お友達の誰かが理不尽さに苦しんでいると知った時に

その子やその子のお母さんとともに考えたり

「それってヘンだよね」と声を上げることは

決して個人的なことではないのです


なぜなら

理不尽な状況が生じているその空間・場所は

どの子にも「安心して過ごせる場所」ではないから



あなたの大切なお子さんも

お子さんの大切なお友達も

みんなが安心して過ごせなければ

本気でお友達といい関係を築いたり

お友達と認めあったり楽しんで過ごすことは

適わないのです





お子さん自身に

様々なことを乗り越える力があるかな・・・
もちろん基準は「その子の年齢や力量相応に!」


お子さんが過ごす場が

安心できる場かな・・・



ちょっと気にしてあげてくださいね


目安は「笑顔」

自然な笑顔で過ごせていれば大丈夫です


反対に、あまり笑顔がないなと思ったら

いくら本人が「大丈夫」「なんでもない」といっても

なかなか言えない「安心できない理由」があるかもしれません


家で安心して過ごせる子は

外で嫌なことがあっても

家ではわりとたくさん笑顔で過ごしていたりします

家に帰るとほっとして

学校でのことを忘れてしまう子もいます


学校に行くときに必死さを感じる

暗い顔を見せることがある

そんな時は

「きっと大丈夫と思いたい」

というお母さんの希望的観測ではなくて
この希望的観測が、結構邪魔することが多いのです

「元気ないね」「しんどいこともあるかな」と

ちょっと声を掛けてあげてください


お母さんは気付いてくれているのかな

と思うと

安心して「実は…」と打ち明けられるかも


そんな時は否定しないで

「そうか」「そうだったんだね」

と、ひとまず受け止めてあげてね


「何とかしてあげたい」

という気持ちでいきなり頑張っちゃって

子どもの思いと別な方向に事が動き出すと

子どもは口を閉ざしてしまうかもしれないので

まずは冷静に


「嫌だと感じていることを受け止めてもらえた」

ということが

「自分で何とかしたい!」という力になるかもしれません


特に思春期ちゃんは

「(気持ちを)受け止めてあげること」と

「自分で解決策を導き出すお手伝いをすること」
アドバイスをすることではありません!

が、お母さんのお仕事です


簡単ではないのですけどね


「アドバイスをすることではない!」の理由は

「親のアドバイス通りにする」=「自力で解決できない」

ということになり

思春期ちゃんにとっては屈辱なのです


「自分で何とかできる」そんな自分でいたいのに

そうできないのは「いつまでも子供」だから

そんな自分は「仲間に認められない」と感じてしまう

思春期って、そんな時期


だからね、先のことが見える親は言いたくなっちゃうんだけど

いい方法を教えてあげるのではなく

「あなたはどうしたいの?」

「どうなるといいと思っている?」

「そのためにどうしようか」

と、丁寧な質問を重ねていきます



お母さん一人では重荷なら

学校の相談できる先生に

手伝ってもらっていいのですよ


今すぐ何とかしたい思いをちょっと脇において

先のことも考えた時に

お子さんにどうしてあげたらいいかな

どうしたらお子さんが笑って過ごせるかな

という思いで、大切なお子さんに

できることを

できる範囲で

できる限り


してあげてくださいね揺れるハート






また長くなってしまいました


マズロー理論から

こんなことを読み解いてみました


ここまで読んでくださって

ありがとうございました


お口直し(?)に

週末のおやつと 夢中で読んだ本

週末読書タイム.JPG

「最高のワタシに出会う77の言葉」と「答えは あなたの 中にある」

どちらも、言葉だけでなく

写真もステキでしたよ〜










あなたと


あなたの大切な人が


たくさんの笑顔で


過ごせますように






















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コメント(4)
danngoさん

「お母さんの気持ち」ありがとうございます!!
本音を伝えてくださる方は、とってもありがたい存在。
たくさんの気付きをいただいています。danngoさんからもね*^^*

ちょっと説明不足でした。
「発達障害」という診断がある子のお母さんから「そんな言い方できません」と言われたこと、ない気がします。
むしろ、「それ、やってみます」と言ってくださる。
「あとなにができるかな」と一生懸命だからかな。
「ほめる」は「わざとらしいくらいに」はたぶん言えていないと思うけれど、それでも、積極的に来てくださるんですよね。
ホントに頭が下がります。

「できない」とおっしゃる方は、むしろ診断はない方(グレーゾーンと言うより検査に行ったことがない方。だから発「達障害」とは言ってはいけない方ですね)
学校に来られなくなった子のお母さんとか。
でも、お子さんが何かしら困っていたり苦しいことがあるので、担任から相談の場をセッティングされた場合がほとんどです。
だからなおさら「余計なことを言われたことがない」のかもしれませんね。

「どうしたらいいんですか」は「アドバイスをください」ではない、と頭では分かっているんですけどね、お子さんが自信喪失、お母さんの言葉にネガティブな反応をしたり「自分なんていない方がいいんだ」という状態になってしまっていると、ふだんはあまりアドバイスをしないようにしている私も、つい言ってしまいます。
確かに、一つアドバイスをする前に、5つくらいはねぎらいの言葉を伝えておいたほうがいいかな、と改めて思いました。

「そんな風に言えない」は私への拒否とは感じていないので、大丈夫です*^^*「そんなに優しく言えないです〜」「言ってることはわかるけど〜」とやんわり拒否というかんじ。
たいていその後も来てくださるし、関係が悪くなるわけではないので、ここもちょっと説明不足でしたね。ごめんなさい。
ご心配ありがとうございます♡
私も、伝え方や、伝える前の準備を工夫してみようと思いました。

めげずに(?)また、感想やご指摘、お願いします!!
ありがとうございました。
いつも丁寧な返信、ありがとうございます。

いろいろと共感できることが…。

ちょっと心配?なことがありましたので、再度のコメントです。よろしければお付き合い下さいませ。

>私の言い方も、「そうしなきゃダメよ」に聞こえて、拒否反応されちゃうのかな
とのこと。大変ですよね、保護者との折衝って。私、子どもと関わるのは大好きですが、大人である親御さんとあれこれ話すの苦手でして。仕事とはいえ、本当に偉いなと思います。

でも、舞さんがおっしゃっていることってさほど難しいことではないんですよね。ちょっと気をつけるだけで誰にでもできること。

なのに「できない」と拒否反応されるのは余裕がないからかと。発達障害児の親って、心の中に余裕がないんだと思います。親戚や友人からあーだこーだ言われて、自己肯定感もダダ下がり。孤独感が強くなって、親切から言われている言葉でも「もうほっといて」ってシャットアウトしてしまうこともあります。

療育センターの先生って、わざとらしいくらい母親達をほめる人が多いです。「○○さん、その対応素晴らしいです!」とか。共感もしてくれます。「お母様、その気持ちすごく分かります!」とか。ほめ倒しとうなずき。「大げさだなあ」とは思いつつも、やっぱりうれしいんですよね。それで、だんだん「言うこと聞いてあげようかな」とか思うようにw

あと、とっさに否定語が出てくる癖は誰にでもあるので、「うっかりNGワードを言ってしまっても、そのあとすぐ言い直せばよし」にすればハードルが下がると思います。ポジティブ変換表みたいのを壁に貼っておいて、考えなくても自然にできるようにしている母親もいるそうですね。

多分、このへんの理屈、舞さんはよく分かっていらっしゃると思いますが。。。一応、母親の正直な気持ちはこんな感じ、というのを書かせていただきました。親にお願いしたいことたくさんあるかもしれませんが、少しずつ少しずつ…、信頼関係ができたらそのうちスムーズになってくるかも。

少しでも参考になれば幸いです。



danngoさん

そう、授業で習う「自己実現」はちょっと大変そうなのよね。
ピラミッドのてっぺんにあるからなおさら(笑)
でもね、私はもっと身近なものとして考えていいと思っています。
あしたのわたしフェスのキャッチコピー「あしたは、どんな主婦になろう」は、まさに自己実現!! …と思いませんか?

息子さんは、今はまだ自分の好きなことでいいお年ですけど、賞味期限が近付いている感じの時期ですね。
幼稚園では「好きなことだけをマイペースで」やっていたうちの息子くんも、初めは面食らったようでした。
他の子はみんな先生の前に集まっていても、彼は虫観察に熱中。
御遊戯の練習の時間に、一人マットの上で丸まっていたり(笑)
そんな息子くんでしたから、私もかなり心配していましたよ〜。

学校って、良くも悪くもちょっと特別な環境。
みんなが当たり前にやっているから、自分もできる。多くの子はそう。
発達障害を持つ子は、「当たり前のことを当たり前に」が簡単でないことが多いからこそ、ちょっとした声かけで習慣づくか、色々なことを拒否する術を覚えていくかの差が大きいなぁと思います。

「ちゃんとやらなきゃダメよ」vs「ちゃんとできるといいね」
「どうしてできないの!」vs「どうしたらできるかな」
「こうしなさい!」vs「こうしたらうまくいくかもよ」

親の思いは同じでも左の言い方は拒否・否定。二次障害まっしぐら。
「ちゃんと教えているのに、私の何がいけないっていうの?」という気分にもなりそうです。(実際そうおっしゃる方が多い)
こんな小さな違いなのに(語尾の差)、子どもの反応は雲泥の差。

でも、この説明をすると、「私はそんな優しい言い方はできないわ」みたいなことを言われてしまうことが多いんですよね。
どんなふうに伝えたらいいのかな。
私の言い方も、「そうしなきゃダメよ」に聞こえて、拒否反応されちゃうのかな、と試行錯誤中。ムズカシイ〜(>_<;)!

(もしくは避ける)←いいな(笑)
そう、何でもかんでもぶつかっていけばいいってもんじゃないのよね。
上手に避けるすべを磨くのも重要。さすがdanngoさん!!(笑)
先生とのコミュニケーションを密にとって、息子さんが学校好きになるお手伝いをするのは、お母さんの力ですね!
それを面倒くさがらずにWelcome!と思ってくれる先生だといいな。





マズローの理論、学生時代に習った記憶がうっすらありますが、「自己実現って大変なんだな」くらいの感想しかありませんでしたw奥が深いんだなあ。。。

うちの息子、来年ちょうど小学生なので「うっ」となりました。そうなんですよね…。幼稚園では自由が多いので割と楽しくやっているようですが、小学校に行くといろいろ規則がありますものね。

とりあえず、座って何かをやる習慣をつけさせてはいますが、まだ自分の好きなことしかやりたがらない傾向が。1日中好きなことをして過ごせたら楽しいんでしょうけれどねえ。

親ができることは限られているし、本人が嫌なことを乗り越える(もしくは避ける)力を身につけるしかないでしょうね。でもまあ、何かあったら無理のない範囲で先生に配慮をお願いしてみようかと思っています。