一昨日書いた
「神様からの預かり物」
昨日の
「むごい教育」
にたくさんの共感を下さいまして
ありがとうございます
嬉しく思いながら
引き続き
子育てがテーマです
☆
何で読んだか忘れてしまったけれど
10年以上前に読んで
心の底にドスンと落ちるように
腑に落ちたショートストーリーでしたので
わたしの子育ての指針の一つになっている
そんなお話です
☆
ある国の王様のお話です
ある朝王様は
ふとこんなことを思いました
「わたしは王様なのだから
国中の誰からも
尊敬され大切にされたい」
そんな考えが頭に浮かぶと
なんだかチクンと心が痛みました
自分の考えがおかしいのだろうか
どこがおかしいのだろう
王様ですから
尊敬されないようでは困ります
大切にされるべき立場です
でも・・・
心がもやもやしてふさぎこんでしまいました
なかなかおいでにならないので
お妃さまが心配して
王様のところに行きました
「王様
いかがいたしましたか?
お加減が悪いのですか?」
王様は
心がもやもやしているわけをお話しなさいました
お妃さまはニッコリ笑っておっしゃいました
「王様、その通りですよ
あなたは王様ですから
皆に尊敬され大切にされるべきです」
そう おっしゃったとたんに
お妃さまも
心がもやもやしてきました
どうしてでしょう?
おふたりともふさぎこんでしまいましたので
家来たちはみな心配します
賢者と呼ばれている家来がおりました
「わたくしが見てまいりましょう」
王様とお妃さまの許へ行くと尋ねられました
「王様、お妃さま
どうなさいましたか?
お加減でも悪いのでしょうか?」
王様とお妃さまは
心が晴れないわけをお話しなさいました
賢者もニッコリ笑うとおっしゃいました
「王様、お妃さま
ほんとうにその通りですね
王様もお妃さまも
もちろんとても大切な人で
皆から尊敬され大切にされるべき人です
そして誰もが
王様とお妃さまを尊敬し
お慕いしておりますよ」
穏やかな優しい声です
お二人とも少し安心なさいました
それでも
すっかり心が晴れるというわけにはいきません
賢者は少し間をおいて
こんな言葉を続けました
「王様とお妃さまが
皆から大切にされたいと思うように
国中の誰もが
他の人に大切にしてもらえたら嬉しいと思っています
王様とお妃さまも
国中の人を大切に思ってくださいね」
「ああ、そうか、そうだったのだ
自分だけが大切にして欲しいと願うのではなく
わたしも他の人を
尊敬し大切にするべきだね」
そのことに気付いた王様とお妃さまは
今度こそ晴れやかなお気持ちになりました
☆
ちょっと理屈っぽい
専門的な説明の仕方をしますと
自分を大切にして欲しいという思いを
「自己愛」
と言います
誰もが持っている気持ちです
賢者の言葉のように
「大切にされたい
そしてほかの人も大切にしよう」
というのは
「健全な自己愛」
「自分が大切にされたい思いを満たせれば
他の人はどうでもいい」
というのは
「歪んだ自己愛」
というようです
自分の子供に対しても同じです
一昔前(いや二昔くらい前?)
「モンスターペアレント」
という言い方が話題になりました
まさに
「うちの子を大事にして!
よその子はどうでもいいから」
という主張をする親のことでした
「うちの子を大事にして」は
親ならだれしも持つ感情
そこに疑いを持つ必要はないのです
ただ
「よそのお子さんも大切よね」
という視点を忘れてはいけないのですね
わたしは子育てをしながら
さきほどの物語を思い出しつつ
自分自身が歪んだ自己愛に絡まれないように
そして大切な息子が
心の中に歪んだ自己愛を育ててしまわないように
肝に銘じておりました
「我が子は特別!」というかかわりは
「むごい教育」につながると思うのです
「むごい教育?」と思われたかた
↓↓↓こちらをご覧ください(昨日の記事です)
https://39.benesse.ne.jp/blog/3038/archive/58
☆
さて
このようなことを念頭に
大切に大切に育ててきた息子
本当に可愛い
(高校生なのですが…)

↑ふるさと納税のエビにご満悦の時の写真
わたしの親バカっぷりは
↓↓↓お読みになった方ならご存知でしょう(笑)
https://39.benesse.ne.jp/blog/3038/archive/48
☆
そんなわたしの子育ての成果が如実にわかるエピソードを一つ
息子が最近話してくれました
そうそう、その前に予備知識です
息子くんは6年間の演劇部仕込みの
滑舌がよく よく通る声
「将来絶対声優がいいよ
」
と言われたこと数回(だそう)
「スマホを買ったら『おはよう♡』って声、録音して
その声聴いて毎朝起きたいから
」
という女の子もいるそうで…(笑)
残念ながら彼女ではない
そんな声の持ち主です(笑)
毎日その声を聞けるわたしは幸せモノかなぁ(笑)
で。
先日「アンパンマン体操」を口ずさんでいた息子と
その後の会話
☆
クラスメートとの他愛ない会話
好きな歌の話をしていたそうで
息子くん
「僕は勇気りんりんと
アンパンマンマーチと
アンパンマン体操かな」
と言ったそうな
息子、高校生です。念のため(笑)
うん、お母さんは
お風呂で「勇気りんりん」とか
「アンパンマンマーチ」を大熱唱しているのを
よ〜く知っているよ♡
アンパンマン体操も好きだったんだね(笑)
相手のお友達から
「アンパンマン体操?
あの
愛と勇気だけが友達ってやつ?」
って反応が返ってきたから
思わず力を込めて言っちゃったんだって
「おまえは
愛と勇気の大切さが
ちっともわかっていない〜っっっ!」
彼の
よく通る 聞き取りやすい滑舌で・・・
だよね(汗)
「で?」
「もちろん教室中の人が
いっせいに振り向いたさ〜」(笑)
☆
愛と勇気たっぷりの子に育って
母さんは嬉しい
笑
「神様からの預かり物」と思いながら
「むごい教育」や
「よい自己愛」をたっぷり育んできた成果が
よ〜くわかるエピソードでした(笑)

今日もたくさんの笑顔が
あふれますように

「神様からの預かり物」
昨日の
「むごい教育」
にたくさんの共感を下さいまして
ありがとうございます

嬉しく思いながら
引き続き
子育てがテーマです
☆
何で読んだか忘れてしまったけれど
10年以上前に読んで
心の底にドスンと落ちるように
腑に落ちたショートストーリーでしたので
わたしの子育ての指針の一つになっている
そんなお話です
☆
ある国の王様のお話です
ある朝王様は
ふとこんなことを思いました
「わたしは王様なのだから
国中の誰からも
尊敬され大切にされたい」
そんな考えが頭に浮かぶと
なんだかチクンと心が痛みました
自分の考えがおかしいのだろうか
どこがおかしいのだろう
王様ですから
尊敬されないようでは困ります
大切にされるべき立場です
でも・・・
心がもやもやしてふさぎこんでしまいました
なかなかおいでにならないので
お妃さまが心配して
王様のところに行きました
「王様
いかがいたしましたか?
お加減が悪いのですか?」
王様は
心がもやもやしているわけをお話しなさいました
お妃さまはニッコリ笑っておっしゃいました
「王様、その通りですよ
あなたは王様ですから
皆に尊敬され大切にされるべきです」
そう おっしゃったとたんに
お妃さまも
心がもやもやしてきました
どうしてでしょう?
おふたりともふさぎこんでしまいましたので
家来たちはみな心配します
賢者と呼ばれている家来がおりました
「わたくしが見てまいりましょう」
王様とお妃さまの許へ行くと尋ねられました
「王様、お妃さま
どうなさいましたか?
お加減でも悪いのでしょうか?」
王様とお妃さまは
心が晴れないわけをお話しなさいました
賢者もニッコリ笑うとおっしゃいました
「王様、お妃さま
ほんとうにその通りですね
王様もお妃さまも
もちろんとても大切な人で
皆から尊敬され大切にされるべき人です
そして誰もが
王様とお妃さまを尊敬し
お慕いしておりますよ」
穏やかな優しい声です
お二人とも少し安心なさいました
それでも
すっかり心が晴れるというわけにはいきません
賢者は少し間をおいて
こんな言葉を続けました
「王様とお妃さまが
皆から大切にされたいと思うように
国中の誰もが
他の人に大切にしてもらえたら嬉しいと思っています
王様とお妃さまも
国中の人を大切に思ってくださいね」
「ああ、そうか、そうだったのだ
自分だけが大切にして欲しいと願うのではなく
わたしも他の人を
尊敬し大切にするべきだね」
そのことに気付いた王様とお妃さまは
今度こそ晴れやかなお気持ちになりました
☆
ちょっと理屈っぽい
専門的な説明の仕方をしますと
自分を大切にして欲しいという思いを
「自己愛」
と言います
誰もが持っている気持ちです
賢者の言葉のように
「大切にされたい
そしてほかの人も大切にしよう」
というのは
「健全な自己愛」
「自分が大切にされたい思いを満たせれば
他の人はどうでもいい」
というのは
「歪んだ自己愛」
というようです
自分の子供に対しても同じです
一昔前(いや二昔くらい前?)
「モンスターペアレント」
という言い方が話題になりました
まさに
「うちの子を大事にして!
よその子はどうでもいいから」
という主張をする親のことでした
「うちの子を大事にして」は
親ならだれしも持つ感情
そこに疑いを持つ必要はないのです
ただ
「よそのお子さんも大切よね」
という視点を忘れてはいけないのですね
わたしは子育てをしながら
さきほどの物語を思い出しつつ
自分自身が歪んだ自己愛に絡まれないように
そして大切な息子が
心の中に歪んだ自己愛を育ててしまわないように
肝に銘じておりました
「我が子は特別!」というかかわりは
「むごい教育」につながると思うのです
「むごい教育?」と思われたかた
↓↓↓こちらをご覧ください(昨日の記事です)
https://39.benesse.ne.jp/blog/3038/archive/58
☆
さて
このようなことを念頭に
大切に大切に育ててきた息子
本当に可愛い

↑ふるさと納税のエビにご満悦の時の写真
わたしの親バカっぷりは
↓↓↓お読みになった方ならご存知でしょう(笑)
https://39.benesse.ne.jp/blog/3038/archive/48
☆
そんなわたしの子育ての成果が如実にわかるエピソードを一つ
息子が最近話してくれました

そうそう、その前に予備知識です
息子くんは6年間の演劇部仕込みの
滑舌がよく よく通る声
「将来絶対声優がいいよ

と言われたこと数回(だそう)
「スマホを買ったら『おはよう♡』って声、録音して

その声聴いて毎朝起きたいから

という女の子もいるそうで…(笑)
残念ながら彼女ではない
そんな声の持ち主です(笑)
毎日その声を聞けるわたしは幸せモノかなぁ(笑)
で。
先日「アンパンマン体操」を口ずさんでいた息子と
その後の会話
☆
クラスメートとの他愛ない会話
好きな歌の話をしていたそうで
息子くん
「僕は勇気りんりんと
アンパンマンマーチと
アンパンマン体操かな」
と言ったそうな
息子、高校生です。念のため(笑)
うん、お母さんは
お風呂で「勇気りんりん」とか
「アンパンマンマーチ」を大熱唱しているのを
よ〜く知っているよ♡
アンパンマン体操も好きだったんだね(笑)
相手のお友達から
「アンパンマン体操?
あの
愛と勇気だけが友達ってやつ?」
って反応が返ってきたから
思わず力を込めて言っちゃったんだって
「おまえは
愛と勇気の大切さが
ちっともわかっていない〜っっっ!」
彼の
よく通る 聞き取りやすい滑舌で・・・
だよね(汗)
「で?」
「もちろん教室中の人が
いっせいに振り向いたさ〜」(笑)
☆
愛と勇気たっぷりの子に育って
母さんは嬉しい

「神様からの預かり物」と思いながら
「むごい教育」や
「よい自己愛」をたっぷり育んできた成果が
よ〜くわかるエピソードでした(笑)

今日もたくさんの笑顔が
あふれますように
